寺島拓篤

寺島拓篤

【寺島拓篤 インタビュー】
個性的なヒーローが
集合したようなアルバム

約3年振りとなるアルバム『ASSEMBLE』はTVアニメ『転生したらスライムだった件』オープニング主題歌の2曲やTV『ウルトラマンタイガ』オープニングテーマなどのシングル曲の他、ダンスチューン、ボカロ風、エモ系ロックなど多彩な楽曲を収録。本人が全作詞を担当し、寺島ワールドが詰まった一枚となっている。

リスナーだった頃より
もっとラジオが好きになった

タイトルの“ASSEMBLE”は“集める”とか“招集する”という意味があるそうで。

アルバムタイトルの意味合いは後付けなんですけど、どうしようかと悩んでいる時に担当から提案があって。理由を尋ねたら“とあるヒーロー映画の台詞”とのことだったので、なるほど確かにいいなと。

シングル曲のひとつ「Buddy, steady, go!」(2019年8月発表)はTV『ウルトラマンタイガ』オープニングテーマなので、すでにヒーローがひとりいますしね。

いますね(笑)。それに、同時にライヴの開催も前提にしていたので、“みんな集まれ!”と号令を掛ける意味も含んでいます。

新曲では、まずリード曲の「UNBREAKABLE」はダンスチューンで、MVでもダンサーと一緒にダンスを繰り広げていますね。

シングル「Buddy, steady, go!」のカップリングで「MONSTER」という曲があって、昨年末のライヴイベント『Original Entertainment Paradise』(以下、『おれパラ』)で披露するためにダンスの振りを作ってもらったんです。久しぶりのダンス曲だったし、いい感触があったので、その流れを引き継げたらいいなと思って、ゴリゴリのダンス曲を作っていただきました。

作詞は寺島さんで。今作もご自身が全楽曲の作詞を担当されていますが、毎回作詞の時は自分の好きなアニメや漫画、ゲームなどをモチーフにして書かれているんですよね。

はい。曲を聴いてどんなキャラクターや作品が合うかを想像するんですけど、「UNBREAKABLE」は攻めた曲でありつつもクールさもあって、雷のイメージも感じたので、僕の中でそれに当てはまるキャラクターを思い浮かべながら歌詞を書いていきました。どんな作品のキャラクターなのかは、みなさんで想像していただければと。

「カクシンボ」はZAQさんの作編曲ですね。

担当がZAQさんと同じということもあって、以前から勧めてくれていたし、いつかお願いしたいと思っていたので、それが叶ったかたちです。イントロのクラップは絶対に入れたかったんですよ。一気にアガるし、簡単にみんなで音を奏でることができるし。そういうイントロの感じと、ボーカロイドの曲みたいな雰囲気にしたいという、その2点を発注の時にお願いしました。ニコニコ動画内におけるボカロの曲ってボカロPのみなさんが何のしがらみもなく作りたいものを作っていて、その何の忖度もない自由さがすごくいいと思っていたので。

既成概念にとらわれない自由さみたいなものがありますよね。

そうなんです。限界を決めずにさまざまな曲を作られているので、すごく面白いんです。ZAQさんもボカロPと同じように全部ひとりでできる方なので、きっと面白い曲を作ってくれるんじゃないかと思ってました。

ロックとデジタルが融合したハイブリッドな曲で、ラップもあるという。

最初はラップがなかったんですけど、昨年末の『おれパラ』で歌った「MONSTER」を聴いて、“ラップがめちゃくちゃいいですね”と言ってくださって、それで2番にラップを入れてくれました。

“カクシンボ”というタイトルも面白いです。

隠れる遊びが“かくれんぼ”なら、隠すゲームは“かくしんぼ”だろうと。聴き馴染みのない言葉だけど、カタカナにしたらタイトルとしてはまるんじゃないかと思ったら見事にはまりました。隠しているつもりはなくても、100パーセント自分をフルオープンしている人っていないと思うんです。家族や親友などどんなに親密な関係であっても、まったく隠しごとがない人はほとんどいないんじゃないかと。それを拡大して表現すると、こういう歌詞になるかなって。

「ハートチューニング」はラジオをチューニングする音から始まる曲で、寺島さんのラジオ愛が詰まっていると思いました。ちなみに寺島さんが思うラジオの魅力というのは?

「歌詞にも書いたんですけど、《一方通行でも意思疎通》がラジオの醍醐味だと思っています。リスナーは“読んでほしい”とか“相談に乗ってほしい”などパーソナリティーのことを頼ってお便りを送り、パーソナリティーはリスナーの相談に親身になって応える。直接触れ合うこともないし、電波は一方通行だけど、パーソナリティーとリスナーの間には絆があって、側にいるような安心感がある。今はTwitterやメールで、昔のようなハガキや手紙、FAXだった頃と少しやり方は変わりましたけど、ラジオの根底にある“ハート”は変わりせん。自分がパーソナリティーをやるようになってから、お便りを介したリスナーとのやり取りの素晴らしさをより実感して、いちリスナーだった頃よりもっとラジオが好きになりました。それで“ハートチューニング”というタイトルを付けさせていただきました。

ちょっと前にはSnow Manのことをラジオで熱く語っているのが話題になりましたね(笑)。

話題になったのは、単にSnow Manがすごいからです(笑)。もともとSnow Manの佐久間大介くんとKis-My-Ft2の宮田俊哉くんと3人で『ラブライブ!』を語るという番組がきっかけで、それから仲良くさせていただいていて。Snow Manはパフォーマンスがすごくて以前から注目していたのもあり、ファンと同じ目線で“デビューできて良かったね〜”って本当に嬉しかったので(笑)。
寺島拓篤
アルバム『ASSEMBLE』

OKMusic編集部

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