SUPER BEAVER 国立代々木競技場第一
体育館でのライブ映像作品発売決定、
結成15周年を祝う幻のフリーライブ断
念、声明文を発表

SUPER BEAVERが、5月27日(水)に今年1月12日に開催し約1万2千人を熱狂させた国立代々木競技場第一体育館 単独公演の映像作品『LIVE VIDEO 4 Tokai No Rakuda at 国立代々木競技場第一体育館』のリリースを発表した。
音源、映像含め約1年半ぶり、待望のリリース作品となる今作は、国立代々木競技場第一体育館 単独公演で演奏された全曲を収録、また特典映像としてツアーの密着オフショット映像が収録される。
さらに、結成15周年を記念した特設サイトにてバンドからの声明文を発表。
当初15周年を記念し、2020年4月8日に代々木公園野外ステージでのフリーライブ開催を予定し準備を進めていた事が綴られている。しかし新型コロナウイルスの影響によりお客様の健康と安全を第一に考え、止む無く断念した心境を語っている。
花火はでかい方がいいに決まってる。打ち上げると決めたからには、しっかり派手なやつがいいね。大勢で歓べるから。
大勢を巻き込んで一緒にやることが何故に楽しいかって、結局誰しもが一人であると思っているからだ。一人が見た景色、一人が感じた体温、一人が歩んできた道。一人が一つしか持てない、総称して人生と呼ぶそれが音楽でクロスオーバーするなんて滅茶苦茶ロマンチックだと思ってるから。ライブなんて最たるもので、しかもそれを生で食ってる感覚すらあるから尚更。
だから結成満15年、このタイミングで幾つも花火あげようぜってSUPER BEAVERは考えていた。それはサブスクリプション解禁、主題歌の発表、ライブハウス、ホール、アリーナツアー。そして発表していないだけでまだ内緒にしているものもあった。それの先駆けとして考えていたのが、結成日である本日(4月1日)に発表しようとしていた『代々木公園でのフリーライブ』だった。日程は4月の8日、発表をしたちょうど一週間後を予定していた。
かなり前の段階から奔走して日程を押さえていたし、セットリストも決めていた。準備は万端だった。
しかし。この状況。やはり無理だ。どう考えても厳しい。不安定な土台には用意した花火を設置することはできない。日を増すごとに実現できない方に傾いていく天秤を見て、メンバー、スタッフ共にどんどん青ざめていったし、藤原なんて更に5、6歳老けた。幾ばくかの時間が経てばきっとおさまるだろうし、その頃になれば状況はどうあれ強行するのもいいんじゃないかと笑いながら話していたのは3月頭くらいの話。そこから1ヶ月でこんなことになるとは露にも思わなかった。本当に笑っている場合じゃなくなった。衣食住に属さない音楽の在り方なんてものも考えたし、それは付随して自らのアイデンティティにまで及んだ。端から求めてなどいなかったが、結論はもちろん未だに出ていない。
ただやはり一つ、現段階での結論じみたものがあるとすれば、元気でいてくれる事に替えられるものは何一つとしてないという事だ。身体の元気も、心の元気も。あなたが元気でいてくれる事、メンバーが元気でいてくれる事、それに勝るものはない。あなたの、そしてあなたの周りの誰かの安全を脅かしてまで貫きたい意志なんてものがあったとして、ちょっとどこかズレてる。
自粛って言われてお互い窮屈だよね。檻も自分でこしらえてその中にいなさいってな具合でしょ、そりゃなかなかどうしても心にくるよ。でも活動においての制限こそあれど、気持ちに対して自粛を要請されたわけじゃアない。だからあなたと一緒に面白いことがしたいって今でも思ってる。今じゃないっていうなら待つし、打ち上げ花火が駄目なら線香花火でもいい。
とりあえずその時まで一緒に耐え抜こうぜ。その時のこと考えて一緒にワクワクしていようぜ。どうせ同じ状況なら落ち込んでるより、笑ってた方がいいよ。
また会いたいんだ。どうか元気でいてくれよ。今思うのはそれだけ。
例えば何度転んでも、ただでは起き上がらないバンドだって知ってくれていると思うので、期待はしててくれ。ただじゃ起きないから。
あなたと打ち上げると決めた花火だ、でかい方がいいに決まってる。
SUPER BEAVER フロントマン 渋谷龍太
並びにメンバー、そしてスタッフ一同

特設サイトでは15周年記念Tシャツの販売も告知されており、今、出来る事を一つ一つ気持ちを込めて活動していく、そんな彼らから今後も目が離せない。

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