関ジャニ∞「咲く、今。」は元メンバーへのエール?

関ジャニ∞「咲く、今。」は元メンバーへのエール?

関ジャニ∞「咲く、今。」は元メンバ
ーへのエール?

関ジャニ∞の歴史が詰まった一曲

『咲く、今。』は、2019年3月6にリリースされたシングル『crystal』に収録された楽曲です。
出会いと別れを歌ったこの曲は、卒業シーズンのこの時期にこそ聞きたい名曲のひとつ。
関ジャニ∞のファンにとっては、さらに特別な意味を持った楽曲ともいえるでしょう。
それでは『咲く、今。』に込められた、切なくも温かいメッセージを読み解いていきましょう。
苦労を共にしたきた仲間たち
咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
歌い出しの歌詞から、出会いと別れが多い卒業シーズンにぴったりです。
出会いと別れというテーマは、関ジャニ∞とも切っても切れないものなのでしょう。
咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
つぼみが開くのを今か今かと待っている心境は、関ジャニ∞の歴史とも重なります。
彼らはジャニーズグループの中でも遅咲きで、デビューからの道のりは平坦ではありませんでした。
売れるまでに長い歳月をかけ、メンバー自身が考え、模索し、苦しみながら前に進んできたグループです。
だからこそ、明るさばかり描かれているのではないこの歌詞が、聴く人の心に刺さるのでしょう。

咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
前に進めず苦しい時、思ったような結果が出ない時は、つい孤独に陥ってしまいがちです。
“自分だけが苦しんでいるのではないか?”と、考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、夢が花開いた時に初めて、自分が一人ではなかったことを知るのです。
苦しい思いをしてきた時も、前に進もうと顔を上げて歩み続けた瞬間も、隣を見ればそこには仲間がいました。
そのことに気づいた瞬間、溢れ出す涙と「ありがとう」。苦難を共にしてきた関ジャニ∞にぴったりの歌詞です。
やがて訪れる別れ
咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
苦楽を共にしてきた仲間と、ずっと同じ道を歩けるとは限りません。
関ジャニ∞も、ファンも、永遠に7人の関ジャニ∞が続いていくと思っていたことでしょう。それでも、別れはやってきました。
長年連れ添ったメンバー、渋谷すばるとの別れを歌っているかのようなこの楽曲は、6人体制の関ジャニ∞としてリリースされていますが、今はもう5人体制。
そして、6人体制での最後のライブとなった「十五祭」でも『咲く、今。』は歌われました。
大倉忠義が演出を担当した「十五祭」は、本当に特別なステージで、その楽曲を選んだ意味や、今歌われる意味を考えさせられる内容になっています。
だからこそファンは『咲く、今。』を聴いて、別れを覚悟したことでしょう。
それくらい、この楽曲は深い意味を感じさせ、積年の思いをよみがえられせてくれるのです。
「今はどれだけ泣いてもいい」「さよなら」という歌詞が、心に突き刺さりますね。
それだけ、旅立つ仲間が現メンバーにとって大切な存在であると証明しているでもあります。
彼らがどんな思いで仲間を見送ったのか。その思いが垣間見えるような、切なくも温かい楽曲です。
再会を誓うような歌詞
咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
咲く、今。 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/sa19021553
サビの部分は、まるで去って行った仲間へのエールでもあり誓いでもあるかのようです。
"自分たちは絶対に負けないから、お前も頑張れ!"
そんな声が聞こえてきそうです。
関ジャニ∞にとっては、離れて行った仲間も永遠にメンバー。
仲間でありライバルであることに変わりはないのです。
"だからこそ、いつか再会した時に笑われないように、しっかりと今のメンバーで手を繋いで走っていこう!"
そんな思いが詰まった楽曲だから、涙を誘いつつもどこか温かい気持ちになれるのでしょう。
桜の季節にぴったりなこの曲で仲間を見送った関ジャニ∞。
「今はただ必死に咲いているから」「ずっと懸命に咲いてみるから」
遅咲きの関ジャニ∞らしい、飾らず、泥臭く、けれど力強い言葉です。
まだまだ関ジャニ∞と夢を見ていきたい、彼らを追いかけたい。そう思わせてくれるグループです。
これからの関ジャニ∞がどんな景色を見せてくれるのか、楽しみでなりません。

TEXT 岡野ケイ

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着