底抜けに明るくて楽しい!「オメでたい頭でなにより2」の全12曲をレビュー!

底抜けに明るくて楽しい!「オメでたい頭でなにより2」の全12曲をレビュー!

底抜けに明るくて楽しい!「オメでた
い頭でなにより2」の全12曲をレビュ
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セカンドアルバムも楽しさいっぱい!

オメでたい頭でなにより』は、2018年にメジャーデビューした5人組バンド。
「楽しく、幸せに騒げる、底抜けに自由でオメでたいバンド」というコンセプト通り、日本文化やオメでたいものをテーマにした遊び心たっぷりの楽曲で人気を集めています。
そんな彼らが、待望のセカンドフルアルバム『オメでたい頭でなにより2』をリリース。
「オメでたいコア」通称「オメコア」なサウンド全開の楽曲は各方面から注目されており、CMやアニメなどのタイアップが続々と決まっています。
楽曲のMVには話題のお笑い芸人も登場するなど、リリース前から話題沸騰中。
全12曲をチェックしていきましょう!
「頑張っていきまっしょい」
頑張っていきまっしょい 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033001
1曲目『頑張っていきまっしょい』は、ギターの音が印象的なロックナンバー。
いい意味で『オメでたい頭でなにより』らしくない、力強い言葉が並べられたソウルフルな楽曲です。
楽曲中では、タイトルにもなっている「頑張っていきましょい」というフレーズの後に入る「わっしょい」というコーラスがとても印象的。
彼らならではの「オメでたさ」を表現しているように感じます。
ライブではコールアンドレスポンスで盛り上がりそうです。
「今いくね」
2曲目の『今いくね』は、予想をはるかに上回るほどハイクオリティーインストゥルメンタル。
神楽笛や和太鼓など和楽器が使われた「和」でありながらロックな楽曲です。
徐々に足されていくベース音やギター音、そしてそれぞれのソロは重厚感たっぷりでカッコよさ満点!
1分45秒と短い楽曲ですが、どっぷりとオメコアの世界に浸ることができます。
ぜひ演奏シーンを生で見てみたいと感じさせる一曲です。
「踊る世間もええじゃないか」
踊る世間もええじゃないか 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ma20032301
3曲目の『踊る世間もええじゃないか』は、江戸時代後期に起こった民衆運動「ええじゃないか」を彷彿とさせるアップテンポな楽曲。
ボーカル・赤飯のハイトーンボイスが生きるロックなサウンドが印象的ですが、中盤では一気に転調し様々な願望が叫ばれます。
直後に訪れる「ええじゃないか」コールはライブで大盛り上がりすること間違いなし。
思いっきり歌って踊って騒げそうですね。
「乾杯トゥモロー」
▲オメでたい頭でなにより - 「乾杯トゥモロー」 Music Video | “Cin Cin TOMORROW"
乾杯トゥモロー 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ma19080202
4曲目の『乾杯トゥモロー』は、イタリアの大衆歌謡『フニクリ・フニクラ』を大胆にサンプリングした楽曲。
それに合わせ、サンプリング部分では「イタリアの乾杯を言いたい!」という謎の願望が歌われています。
しかし、おふざけだけではないのがこの楽曲の魅力。
楽曲全体では周りの人とお酒を飲める喜びや、そこから得る様々な感情についても歌われています。
カラオケの1曲目にぴったりな楽曲かもしれませんね。
【歌詞コラム】おめでたいだけじゃない!「乾杯トゥモロー」に込められた想いとは?
https://utaten.com/specialArticle/index/4071
「God luck -運神-」
God luck -運神- 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033002
5曲目の『God luck -運神-』はクールな印象のヒップホップナンバー。
楽曲ではSNSやメディアを通し、無責任に他人を批判することへの疑問が歌われています。
とてもメッセージ性の強い楽曲のようですが、しっかりとお笑い要素が含まれているのが素晴らしいところ。
内容的にここにはかけませんが、まずは歌詞カードを見ずにサビを聞いてみてください。
きっと驚くはずですよ。
「SIX ON THE PACK」
▲オメでたい頭でなにより - 「SIX ON THE PACK(DJデンジャー◎ティガー feat. ザ・そふとたっち)」 Music Video | “SIX ON THE PACK"
SIX ON THE PACK 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033003
6曲目に収録されている『SIX ON THE PACK』は、テレビ朝日系「ワールドプロレスリング」4・5月ファイティングミュージックに起用されている楽曲です。
タイトルからピンときたという方もいるかもしれませんが、某イタリアDJユニットの代表曲がモチーフになっています。
某イタリアDJユニットの方は「お酒を飲もう」という楽曲ですが、こちらは「プロテインを飲もう!」という内容。
だからタイトルが『SIX ON THE PACK』(=6つに割れた腹筋)なんですね。
おもわず笑ってしまうような内容ですが、中毒性のあるサウンドが癖になるという方も多いのではないでしょうか?
「ザ☆キュ〜ティクルピーポー」
▲オメでたい頭でなにより -「ザ☆キュ〜ティクルピーポー」MusicVideo | “The Cuticle People"
ザ☆キュ~ティクルピーポー 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033004
7曲目の『ザ☆キュ〜ティクルピーポー』は、花王のヘアケアブランド「エッセンシャル」のCMソングとして書き下ろされた楽曲です。
その経緯とタイトル通り、楽曲では髪の毛の指通りやキューティクルについて歌われています。
可愛らしい女性のような声も途中のデスヴォイスも、もちろん歌っているのは全てボーカルの赤飯。
七色の声を持つと言われる彼の魅力が存分に発揮されています。
ぜひCMもチェックしてみてくださいね!
「四畳半フォークリフト」
四畳半フォークリフト 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/qk19083011
8曲目に収録されている『四畳半フォークリフト』は、前向きな歌詞が印象的なロックナンバー。
爽やかでいて疾走感のあるサウンドに乗せ、「不安や虚無感を捨てて綺麗な花を咲かそう!」というエールが歌われています。
仕事や学校が憂鬱に感じる朝、家を出る前に聞くと勇気付けられそうな一曲です。
通勤や通学中に聞くのもいいかもしれませんね。
ぜひ心が疲れてきたときに聞いてみてください。
「哀紫電一閃」
哀紫電一閃 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033005
9曲目の『哀紫電一閃』は、アニメ「ケンガンアシュラ」の主題歌に起用されている楽曲。
重厚感溢れるロックなサウンドが印象的で、彼らの演奏技術や歌唱力の高さを感じます。
ちなみに、タイトルの読み方は「あいしでんいっせん」。どうやら造語のようです。
タイトルと同様に歌詞にも難しい単語がたくさん使われていますが、メロディーを含めアニメの世界観と絶妙にマッチしています。
気になった方はアニメもチェックしてみてくださいね。
オープニングを見ると、楽曲の世界観に浸りやすいかもしれません。
「週末ゥッッッ★トビマ~ス!!」
週末ゥッッッ★トビマ~ス!! 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033006
10曲目に収録されている『週末ゥッッッ★トビマ~ス!!』は、タイトルからもわかる通り週末をエンジョイしたい、エンジョイしよう!という気持ちが歌われている楽曲です。
タイトルを見るとポップな楽曲のように思いますが、サウンドはしっかりロックでクール。
途中にデスヴォイスも登場します。
ライブではヘッドバンキングして楽しみたくなるような一曲です。
「ピーマン」
▲オメでたい頭でなにより - 「ピーマン」 Music Video | “Green Pepper"
ピーマン 歌詞 「オメでたい頭でなにより」
https://utaten.com/lyric/ac20033007
11曲目の『ピーマン』は、ポップ、ラウド、ロックなど様々な音楽ジャンルがギュッと詰まった彼ららしさ満点の楽曲です。
楽曲では誰もが紆余曲折ありながらも頑張っていること、そしてそれらを乗り越えて大人になることについて歌われています。
思わずホロリと泣いてしまうようなメッセージ性の強い楽曲ですが、注目すべきはMV。
なんとロンドンブーツ1号2号の2人が出演しています。
ロンブーといえば、最近2人での復活を果たしたばかり。
楽曲の内容とも相まって、やや泣ける作品に仕上がっています。
ぜひMVもチェックしてみてくださいね。
「またくるね」
最後の楽曲『またくるね』は、2曲目に収録されている『今いくね』に続くインストゥルメンタル。
楽曲の冒頭は『今いくね』の音源で始まり、その後は終わりを感じさせるような安らかで綺麗なメロディーが続きます。
まさしく、アルバムを締める終わりの一曲に相応しい楽曲です。
「オメロック」で楽しく幸せに騒いだ後は、『またくるね』でクールダウンしてみてくださいね。
気に入った方はぜひライブへ!

「オメコア」の世界はいかがでしたか?
独特すぎる雰囲気に、早速聴きいてみたくなったという方もいるかもしれませんね。
ユーモアがありながらもロックな彼らは、演奏技術や歌唱力もかなりハイレベル。
音源で聴いても感動しますが、ライブで生音を聞くとさらに感動します。
気に入ったという方はぜひ、ライブにも足を運んでみてくださいね。
TEXT ゆとりーな

UtaTen

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