L→R 新居昭乃、AKINO

L→R 新居昭乃、AKINO

【AKINO arai×AKINO from bless4
インタビュー】
やりたいことがやれたし、
“成功してる!”と思った

癒しの歌声を持つ新居昭乃と力強くエモーショナルな歌声を聴かせるbless4のAKINOのコラボが実現! アニメ『八男って、それはないでしょう!』EDテーマ「月明かりのMonologue」は、まさにふたりの歌声の魅力が生かされた楽曲に仕上がった。コラボ作品のこと、お互いの歌声や印象などについてWアキノに語ってもらった。

寄り添って歌ってくれた
AKINOちゃんのおかげ

コラボしたのは初めてということですが。

新居
はい。初めてです。アニメのオープニング曲がデーモン閣下さんと宝野アリカさんのデュエットということで、エンディングはWアキノのデュエットということになったんですけど、そんなに名前だけで安易に決めていいのかなって(笑)。
AKINO
私もこのお話をいただいた時、すごくびっくりしました(笑)。新居昭乃さんのことはもちろん知ってましたし、『犬フェス』(2019年2月に開催された所属レーベル“フライングドッグ”のイベント『フライングドッグ10周年記念LIVE 犬フェス!』)でお会いしていましたけど、まさか一緒に歌えるなんて。すごく嬉しくてレコーディングする日をワクワクして待ってました。
新居
名前は同じでもAKINOちゃんはパワフルでキレのいい歌声なので、私とは全然タイプが違うから“どうなるのかな? 大丈夫かな?”と思っていたんですけど、AKINOちゃんと声を合わせてみた時、まったく違和感がなくて、その心配は必要ありませんでした。気持ちが引っ張られて高揚していく感じもありましたし、すごく楽しかったです。
AKINO
私も楽しかったです!

歌声が違うからこそ、それぞれの個性がちゃんと生かされている感じがしました。

AKINO
わりと私は速い曲をパワフルに歌うことが多いんですけど、「月明かりのMonologue」をいただいて最初に聴いた時、今までとは違った雰囲気の曲だったので、自分のスタイルをキープしながらも新居昭乃さんに自分の声を寄せたりとか、ちょっと研究しました。
新居
AKINOちゃんのおかげですね。ちょっと寄せて歌ってくれたり、寄り添ってってくれたりしたから、ぴったりと合ったんだと思います。

コラボ曲の「月明かりのMonologue」はどんな曲だという印象を受けましたか?

新居
自分の中では曲調とかが80年代というか、音楽を始めて人前で歌い始めた頃を思い出すような懐かしさを感じました。曲を作っていただいたmotokiyoさんにお会いした時に“どんな音楽を聴いてきたの?”と訊いたら、そのあたりの音楽は聴いてなくて、むしろヒップホップをよく聴いているということだったので、彼の中では新しい音楽だったのかなって。世の中的にも時代が巡って、今また80年代を彷彿させるようなメロディーがしっかりとある音楽が再評価されている印象もありますから。

AKINOさんにとっては新しいという感じですか?

AKINO
そうですね。新鮮に感じました。

デュエットということで、お互いの歌のことを考えることも必要だったと思いますが、レコーディングはどんな気持ちで臨みましたか?

新居
いつもは本当に自由に歌ってるんですけど(笑)、今回はこの曲が持ってるポップな感じとか、メロディーがしっかりしていてサビがきっちりとくるような感じを正しく表現したいと思いながら歌いました。いつもだったらサビでも強く歌わずに、やさしく歌ったりするんですけど、この曲はサビでしっかりと声を出して、ポップスの歌を正しく歌おうと頑張りました。でも、聴く人にはそんなに違いは分からないと思います(笑)。
AKINO
歌い出しの部分は新居昭乃さんが歌っていて、《預けて》のところで初めてふたりの声が合わさるので、まずは新居さんの声に自分の声を近づけて寄り添うことを意識しました。そのあと、自分のパートがあって、サビでまた一緒に歌う。そういう流れなので、最初から声を張ってパワフルに歌うんじゃなくて、ブレスを入れながらだんだんと盛り上げていく気持ちで歌いました。出来上がったものを聴いた時、《眠れない静かな夜には風を探し》っていう歌い出しの部分から新居さんの歌声に癒されました! もし眠れない日があったとしても、新居さんの歌を聴いた瞬間に癒されて眠れそうな気がします。私には持ってないやさしさがある歌声なので、本当にすごいなって思いました。
新居
眠らせることには自信があるので間違いないです。ライヴでも“みなさん、起きてますか?”ってよく言ってますから(笑)。
L→R 新居昭乃、AKINO
シングル「月明かりのMonologue」

OKMusic編集部

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