演劇・音楽・映画の3団体が共同アク
ション「#WeNeedCulture」を開始 文
化芸術復興基金創設に向け国へ要請へ

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、政府からの自粛要請により、演劇、ライブハウス/クラブ、小規模映画館(ミニシアター)をはじめ芸術、文化のあらゆるジャンルで存続困難な状況が発生していることを受け、演劇緊急支援プロジェクト、#SaveOurSpace、#SaveTheCinemaの3団体が「文化芸術復興基金」創設へ向けて、三者共同のアクション「#WeNeedCulture」を開始することが発表された。
「#WeNeedCulture」の合言葉は、「#WeNeedCulture」「#文化芸術復興基金をつくろう」。政府の第2次補正予算に向けて、業界、団体の垣根を越えて連携して「文化芸術復興基金構想(仮称)」を提案し、コロナ時の補填のみならず、コロナ終息後の復興支援の土台として強く要請していくという。まずは2020年5月22日(金)に省庁要請を行う予定で、公式サイトでは、政府への要望書を誰でも見ることができる。
また、同日5月22日(金)19:00からは、小泉今日子、スガナミユウ、土田英生、渡辺えりらが出席し、オンラインイベント『#WeNeedCulture at DOMMUNE〜文化芸術復興基金をつくろう〜』が行われる。詳細は、公式サイトにてチェックしてほしい。
なお、政府要請に先駆けて5月21日(木)16:00より小島慶子を司会に、映画監督、劇作家・演出家・俳優、政治家らが参加しWebシンポジウムが行われた。こちらの様子はアーカイブをYouTubeにて見ることができる。
5月21日 Webシンポジウム #WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう

■「#WeNeedCulture」ステートメント
日本は、世界でも稀な多種多様の「文化」を創造し、それを享受できる国です。
ミニシアターでは世界各国の多様な、そして独自性のあるテーマを持った映画を観ることができます。演劇は全国津々浦々の鑑賞団体や学校にスタンダードな演劇を届けるようなものから、世界的に評価されるような先鋭的な表現まで多彩に構成され、豊かなシーンを作り出しています。ライブハウス/クラブも、日本の音楽を、世界的なムーブメントに押し上げる原動力となると同時に、人的交流を生み、文化を育てています。
文化芸術復興基金は、この未曾有の新型コロナウイルス感染拡大から、日本の豊かな文化を守ると同時に、文化によってより豊かな社会をつくるための基金です。新型コロナウイルスが去るまでのあいだ、様々な苦境から文化を守ると同時に、復興後の日本を今度は文化の力で助けるため、ミニシアター、演劇、そしてライブハウス/クラブが手を携えて、立ちあがりました。わたしたちは、要望書の内容に則り、国に文化芸術復興基金の創設をお願いすると同時に、様々な包括的支援と文化育成のあたらしいかたちを希求します。
We Need Culture、文化の担い手も観客も、この旗の下に集まり、文化の灯を消さないようアクションを起こしましょう。

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