《寄席鍋!》二十四杯目は、北方のネ
バーランドから飛んできた大人爾成亭
難詩(おとなになるっていむずかしい
/北海道大学落語研究会)「高津の富

ちょいと一息入れて、お鍋でもつつきませんか。《寄席鍋!》という名の、笑いの鍋を。具材は、「落研」(おちけん=落語研究会)で活躍する大学生たちによる、ひとくちサイズの落語です。今回は、北の大地で「オトナになるって難しい!!!」と叫び続ける、永久少年ピーターパンのような学生噺家が参戦してくれました。Stay Home! Stay Foolish!
第二十四回 「高津の富」 大人爾成亭難詩(北海道大学落語研究会)
こんにちは、マジではじめましての方がほとんどだと思います。北海道大学落語研究会4年目、大人爾成亭難詩(おとなになるっていむずかしい)と申します。どうぞ一席お付き合い願いたいと思います。
昨年度は同会の会長をしておりまして、「今年は事務作業から解放されたからのびのび落語するぞ」と思っていたところのコロナでございます。普段は札幌市を中心とした出張落語で披露させていただいておりますが、今回は『寄席鍋!』という機会を頂けて嬉しい限りです。
今回の演目は「高津の富」という一席で、江戸では「宿屋の富」と呼ばれております。一軒の宿屋に自称お金持ち?の男が訪ねてくる場面からこの噺は始まります。この男が宿屋で購入した宝くじを巡るストーリーは単純ながら見所の多い噺となっております。
胡散臭い金持ち自慢、当たる前の皮算用、そしてトップスピードで突入した最後に待つまさかのオチ……とフルで演じた際は40分だった噺を4分半に縮めました。それに加えて、普段から「面白い」と思っていることを盛り込んだアレンジをしたので、是非ご覧ください。気に入った方は是非本寸法でも聞いてみてください。
【動画】「高津の富」大人爾成亭難詩(北海道大学落語研究会)
【大人爾成亭難詩 プロフィール】
おとなになるっていむずかしい。奈良県出身。北海道大学工学部4年生、同大学落語研究会所属。尊敬する人は笑福亭仁鶴、タランティーノ、萩尾望都。趣味はお笑いと映画を観ること、札幌の落語界に貢献すること。映画は人情を重視します。伏線回収は重視しません。高座名はスマイレージの楽曲より。

●プロデュース:SPICE、関東落研連合
●プロデューサー:安藤光夫(SPICE)/関東落研連合(星葉亭二名・金香亭三色・富士見亭りこ一)
●オリジナル出囃子音源作曲:Musica Veronica
●協力:キンレイ心染プロジェクト

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