【超特急 インタビュー】
超特急の歴史を濃縮した
CDデビュー8周年記念シングル
CDデビュー8周年の記念日に発売される新曲「Stand up」では、なんとダンサー全員がラップを披露するというシングル初の試みが! 加えて、歌詞には歴代シングル全ての楽曲に通じるワードが散りばめられ、超特急が歩んできた道のりを音でも映像でも表している。そこに込められたメッセージに、誰もが顔を上げて微笑むことができるはずだ。
タカシの歌はもちろん
ダンサーのラップにも注目してほしい
デビュー8周年の記念シングルということで、新曲「Stand up」はハッピー感満点の実に晴れやかな楽曲になっていますね。テーマは“90年代のヒップホップに超特急が全力でチャレンジする!”だったとか。
タカシ
はい。初期のRIP SLYMEさんやケツメイシさん、スチャダラパーさんが思い浮かんだので、歌う時もそこをベースにイメージを膨らませたんですよ。
リョウガ
さわやかで春らしい曲ですよね。ラップが多めなのでノリやすい曲になっているし。
ユーキ
“曲調が意外!”と思いつつ、とても明るい気持ちになりました!
カイ
おまけにライヴ映えしそう。ラップをすると聞いていたので、“これを歌うのか…”という想いもありましたけど(笑)。
タクヤ
タカシの歌はもちろんですが、ダンサーのラップにも注目してほしいですね。
言われるまでもありません。AメロBメロではダンサー陣がラップをリレーするという、これまでにない歌唱構成になっていますが、「Booster」(2018年11月発表のアルバム『GOLDEN EPOCH』収録曲)でラップに初挑戦した時に比べると、みなさん飛躍的にレベルアップしていて驚きました。もしや、何か特別な訓練を密かに積んでいたり?
リョウガ
それは気のせいです! 訓練なんかしていません。そもそもラップってどうやって練習するのか分かっていません(笑)。
カイ
ボイトレとかもまったくしていないので、恐らく今までライヴで歌ってきた賜物かと(笑)。僕はもともと歌うのも好きですし、ライヴで少し歌うこともあるので楽しかったですね。レコーディングも最初だったので、“他のメンバーの声を聴かずにラップをするのは完成が見えないけど大丈夫か?”となりつつ、音楽担当のスタッフさんが僕を信頼し、難しいパートを任せてくれたのが嬉しかったです。
ユーキ
今回はメンバーひとりずつレコーディングしたんですけど、ひとり1時間もせずに終わってめちゃくちゃ早かったんですよ。でも、ラップなので、シンプルに滑舌には苦戦しました!(笑)
リョウガ
ラップは「Booster」でしかやったことがなく、慣れてもいないので、レコーディング前までは緊張と不安に襲われていたんですが、いざ始まると楽しかったです。正直言って、僕もあまり苦労なくできましたね。
特に“うまくなったな!”と感じたメンバーとかは?
カイ
全員声の質が違うので誰がどうとかではなく、聴いていてシンプルに楽しかったです!
リョウガ
他のメンバーはみんなカッコ良いですよ。ユーキは歌をバカにされる風潮があるけど普通にうまい。悔しいけどうまい。
ユーキ
自分自身ではうまいとは全然感じません!(笑) タクヤはフロウとか英語の発音がいい感じになっていて驚きましたね。
タカシ
みんなそれぞれに個性がありますし、僕が選べる立場ではありませんが、特に贔屓目なしで言うと、やっぱり僕もタクヤかなぁ。このラップの世界観に没入できてる感じがあって、ノレているなと思いました。
確かに。ちょっと低音のキーもうまく効いてましたね。
タクヤ
知識も技術もないけど、ラップをするのは個人的に好きなんです。レコーディングも本当に楽しくてあっと言う間に終わったし、ブースでもノリノリで歌えた自信作です!
タカシ
8周年というタイミングでダンサーのみんなもラップで参加して、歌詞も曲調もかなり前向きなので、こういう時期だからこそ5人で力を合わせていくべきだなと改めて実感できた曲ですね。
そういった5人一丸となっての歌唱構成といい、歴代楽曲のタイトルや歌詞やコールなどを盛り込んで8年の集大成を具現化したラップ詞といい、デビュー記念シングルには本当にぴったりだなと。
タクヤ
8周年に相応しい楽曲になりました。一曲に今までのたくさんの思い出が詰まっています。
カイ
8周年記念シングルであり、新体制初シングルでもあるので、“超特急”というコンテンツが分かりやすく伝わるという意味でも、とてもいい試みですよね。超特急を今現在好きな方も、これから好きになってくれる方も、この曲だけで今までの超特急を振り返ることができるので、いろいろな方に聴いていただきたいです。
ユーキ
まさか自分がラップするとは想像もしてなかったですけど(笑)。ダンサーはボイトレもしていませんし、個人的にはレベルの低いラップを届けてしまうんじゃないかと不安だったんですよ。でも、デビュー記念としてはとても相応しい内容になっているので、こうして音楽としてかたちにして、少しでも恩返しができたら嬉しいです!
リョウガ
何より歴代シングルの歌詞が散りばめられているのは、8号車(ファンの呼称)的にもアツいですよね。
「超ネバギバDANCE」の《ネバギバ!》に始まり、1stシングル「TRAIN」から前作「Revival Love」まで、全シングル表題曲に関連するワードが散りばめられていますから、ひとつずつ調べたり、思い出していくのも楽しそうですよね。ちなみに、それぞれ好きな箇所を挙げるなら?
タクヤ
自分が歌ってる《Starlight浴びて かかってこいや》の部分ですね。
カイ
《心のFIRE メラメラに~》のパートがソロの中では長くて難しいパートなので、そこが歌えて嬉しかったです。あとはリョウガの声が絶妙に低くて、雰囲気が出ているのがいいと思いました。
特に《乗り遅れ注意ですよ》の“ですよ”とか、お得意のイケメンボイスを発揮しまくってますからね。
リョウガ
もともとはタクヤと僕のパートだったんですが、レコーディング中に“イケボ”バージョンが正解なのかもという話になって出来上がったんですよ。それっぽく仕上がっている気がして気に入っています。
タカシ
あの“ですよ”のイケボ、実はやりたかったですね(笑)。