Rin音「snow jam」TikTokで話題!人気の秘密に迫る

Rin音「snow jam」TikTokで話題!人気の秘密に迫る

Rin音「snow jam」TikTokで話題!人
気の秘密に迫る

どんな動画にも合う曲?

福岡出身の新進気鋭のラッパーRin音が、2020年2月にリリースした『snow jam』。
曲のリリースと同時にMVも公開されました。
▲Rin音 - snow jam (Official Music Video)
各種音楽サービスのランキングでは、1位を獲得。
ネットを介してたくさんの人の耳に届くこととなりました。
特に注目されるきっかけとなったSNSがTikTokです。
これまでもTikTokがきっかけで、話題になった楽曲はありました。
しかし『snow jam』は、これまでとは少し違う広がり方を見せているのです。
流行りの曲を使ってみんなで同じダンスをする、なんてことがTikTokの醍醐味の一つでもありますよね。
しかし、TikTokに投稿されている『snow jam』の動画を見てみると、数多くのパフォーマンス動画と出会うことができるのです。

モーニングルーティンやダンス、スケートボードの練習動画、カップルの仲睦まじい様子まで、多岐に渡るジャンルの投稿に使用されています。
これだけヒットし、様々な動画にリンクできる秘密は、柔らかくて甘い曲調に乗せて紡がれる歌詞の意味にも隠されています。
TikTokだけでは知ることのできない『snow jam』の世界観を紐解きながら、この曲が多くの人を惹きつける理由を考察していきます。
心地よいテンポ
snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
「Loading」「上品」「Morning」「毎日」「My Lady」という言葉で、耳触りよく韻を踏みながら、心地良いテンポで始まります。
夢で見た君の姿を思い出す朝。
進展しない毎日の緩やかな恋慕を彷彿とさせるフレーズです。

snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
先の歌詞では「日中」でしたが、ここでは「今夜」という言葉が登場します。
今夜君に会えることに心を躍らせながら「日中も淡い夢を見る」イメージを思い浮かべることが出来ますね。
恋をしたことがある人なら、きっと誰もが共感できる高揚感なのではないでしょうか?
日常の1ページを切り取った一曲
snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
君と過ごせる夜のことを頭の中で思い浮かべて、それが夢だと少しガッカリ。
そんなふうに一人で思い悩む日々を描いた一幕です。
恋は二人のときだけでなく、一人のときにも大きく育つものです。
普段の生活を送りながら、君のことばかり考えている。
想いを行動に移せないまま続いていく日々が、紡がれています。

snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
今夜、君に会えるのだと高揚する気持ちを抱えて街に繰り出すと、世界が輝いて見えたり、街が賑やかに見えたりするかもしれません。
浮かれた街の中で自分の姿をふと見てみると、普段と何も変わらない自分がいる。
その高揚感が恋によるドーピングだったことに気付く。
そんなふうに右往左往する恋心が、リアリティをもって描かれています。

snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
高揚していた思いも、君に会える時間が近づくほど緊張に変わっていきます。
必要以上の不安と焦燥が大きくなっていく中、それでも君に会いたいのだという純粋な思いが恋を突き動かすのかもしれません。

snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
この歌詞では、終始君への想いが綴られていますが、直接的に君が現れるような描写はありません。
日々の生活を送る中で君への想いが大きくなっていく様と君に「好き」と言いたくなるまでの想いが甘やかに描かれています。
聴いている人の人生の一ページを覗いたようなリアリティのある歌詞がこの曲の特徴であり、魅力ですね。
雑踏の中で育つ恋心とシンパシー
snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
君を好きだと意識し始めた頃から、君と過ごした時間が生活に根付いて、忘れられない。
曲調と同じように、歌詞に描かれたスローで緩やかな感情の変化は、聴き手のシンパシーを呼び起こすものではないでしょうか。

snow jam 歌詞 「Rin音」
https://utaten.com/lyric/ni20042801
昼も夜も君のことを思い続けている、その思いは時間が経つほど濃くなっていきます。
タイトルにもなっている“jam”という単語には、甘酸っぱい食べ物の「ジャム」以外にも「雑踏」という意味があります。
日々の雑踏の中で、君のことを思いながら恋心を育てていく一幕を甘酸っぱく描いています。
誰かの生活のワンシーンを切り取ったような歌詞が、TikTokを通して誰かの生活の主題歌になっているのでしょう。
リアルを映し込むという意味で、TikTokと『snow jam』は似ているように感じます。
多くの人の耳にとまり愛されている秘密は、ここにあるのかもしれませんね。

TEXT DĀ

UtaTen

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