森山未來、片桐はいり、栗原類ら出演
の『未練の幽霊と怪物』 公演の一部
をリーディング形式で限定配信

2020年6月27日(土)・28日(日)オンラインにて『未練の幽霊と怪物』を、リーディング形式で一部配信する『「未練の幽霊と怪物」の上演の幽霊』を開催することが発表された。
本作は、6月にKAAT 神奈川芸術劇場、そのほか、豊橋、新潟、兵庫にて上演予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、全公演が中止となった。舞台芸術の「能」の構造に触発された新作で、2017年2月に、ミュンヘン・カンマーシュピーレの委嘱で創作・発表した「NO THEATER」の日本版進化形だ。2012年に新国立競技場の設計者としてコンペで選ばれるも後に白紙撤回され、2016年に没したザハ・ハディドをシテに描く『挫波(ザハ)』と、1兆円を超す巨額の資金が投じられながら、一度も正式稼動することなく廃炉の道を辿る高速増殖炉「もんじゅ」を巡る『敦賀(もんじゅ)』の2演目。作・演出は、チェルフィッチュ主宰の岡田利規、音楽監督・演奏は内橋和久が手掛ける。そして出演者は、森山未來、片桐はいり、栗原類、石橋静河、太田信吾、七尾旅人(謡手)らだ。
(上段左から)森山未來、片桐はいり、栗原類(下段左から)石橋静河、太田信吾、七尾旅人
公演の中止が決まった後、カンパニーは来るべき未来の上演に向けて一度も直接会うことなく、それぞれのリモート環境下で、ワークショップやリハーサルを行っていた。そのクリエーションの一部を、演奏付きのリーディング形式で、今回、オンライン配信される。2日間だけの特別上演となり、リアルタイムのみ、アーカイブでの配信はないそうだ。また、上演後には岡田とKAAT 神奈川芸術劇場芸術監督である白井晃とのアフタートークも行われる。

岡田利規
岡田利規 (c)Kikuko Usuyama
上演の予定がなくなった演劇は、幽霊になるのでしょうか?
あなたのオンライン環境に、「未練の幽霊と怪物」の上演の幽霊を出没させてみたいと思っています。

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