神谷浩史、神尾晋一郎、堀江瞬が出演
　声優×本格怪談のCD「西園寺古書堂
怪奇譚」発売

神谷浩史演じる古書堂店主が怪談話を聞かせる…(c)PONY CANYON　声優×本格怪談のCD「西園寺古書堂怪奇譚（さいおんじこしょどうかいきたん）」が、8月19日に発売される。主演を神谷浩史が務め、堀江瞬、神尾晋一郎が共演。ボカロPとして活動する作家・てにをは氏がオリジナル怪談を書き下ろし、人気イラストレーターの吠Lがキャラクターデザインを担当している。

　物語の舞台は、複合商業ビルの5階の片隅にある一軒の古書堂「蘆刹堂（ろせつどう）」。店主の西園寺鵺（さいおんじ・ぬえ）は見るからに怪しく変わり者だが、店には熱心な常連客が通ってくる。彼らの目的は、店主が常連にだけ披露する“他では聞けない怖い話”だった――。

　神谷演じる西園寺鵺の正体は、人間に化けた「鵺」。彼が丁寧な口調で語る怪談はどこか色気があり、常連客にはファンが多い。店主のみならず常連客も個性豊かで、人間のフリをして高校に通っている「貉（むじな）」の隠神紫燕（いぬがみ・しえん／CV：堀江）、普段は刑事をしているが正体は「鎌鼬（かまいたち）」の寺沼嵐季（てらぬま・らんき／CV：神尾）が店を訪れる。

　シナリオとBGMを担当した、てにをは氏は「家族で親戚の家に遊びに行った時、幼い僕が車の中で夢中になって読んでいたのは楳図かずお先生の『14歳』でした。今回怪談をモチーフとした作品『西園寺古書堂怪奇譚』にシナリオとBGMで参加させていただいたわけですが、かつてそんな児童だった僕にとって当然ながらこの上なくワクワクする企画でした」と参加のよろこびを述べ、「過去の自分を仮想読者に仕立て、大いに悩み愉（たの）しんで自分なりの『こわい』を探求してみました。そしてそんな僕からのバトンを素晴らしい声優の方々が受け継ぎ、物語に極上の『声』と『間』を与えてくださいました。結果、相乗効果でここにしかない『こわさ』と『情緒』が生まれたように思います」と完成度に自信をのぞかせている。

　「西園寺古書堂怪奇譚」は8月19日発売、価格は2400円（税抜き）。アニメイトオリジナル特典として「デフォルメイラストアナザージャケット」「発売記念イベント参加券（抽選）※都内某所」、Amazonオリジナル特典としてイベント抽選応募券、きゃにめ限定オリジナル特典としてキャストコメントCDが予定されている（特典はいずれも数量限定）。