瑛人、豊かな情景描写と歌詞の乗せ方
にセンスが光るシンガー
心が求めるアコースティックなメロディ
ーを最大限に活かすフレーズで人気急上
昇中の瑛人。
その注目度はどんどん高まっており、今年4月からApple MusicやSpotify、LINE MUSICなどでは再生回数を伸ばし続け、Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”では、5月25日付で、Official髭男dismやあいみょんなどをおさえて1位になりました。
YouTubeに投稿されたミュージックビデオの再生回数は5878万回を突破(7月18日現在)。
テレビ番組でも取り上げられているほか、7月のオールナイトニッポンのプッシュ曲に選ばれるなど、各メディアで引っ張りだこになっています。
瑛人の経歴
また男三兄弟の末っ子で、兄が日本語ラップを好きだったため瑛人自身もヒップホップを聴くことが多かったそう。
中学まではずっと野球をやっていましたが、高校ではダンス部に入部。
音楽をやりたいと思ったのは19歳のころ。
喉が繊細で歌うと声が枯れてしまうため歌手にはなれないと半ば諦めていたのですが、19歳で大学受験に失敗したのを機に自分のやりたいことを見つけようと思い立ち、音楽の道を歩み始めるようになります。
きっかけになったのは友人でダンサーのKANでした。誰かのマネではなく、オリジナリティー溢れるダンスで自分を表現している姿を見て感動。1年間、音楽学校に通いました。
そこで出会ったのがルンヒャン。ルンヒャンは『さくらびより』をはじめ、数々の曲をリリースしているほか青山テルマ『SMOKE & TEARS』で作詞を担当したり、Superflyの『Ah』でコーラスするなど幅広く活動しているシンガーソングライターです。瑛人はルンヒャンに作曲の方法を教えてもらうこととなりました。
『香水』が生まれたのは友達とセッションして遊んでいる時だそう。誰かのギターに乗せてフリースタイルで歌っていたら”ドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ”のフレーズが自然と出てきて、それをルンヒャンに持ち込んだところ絶賛。共に曲として仕上げることになりました。その後『香水』がデジタルリリース。
現在は『香水』、『HIPHOPは歌えない』、『シンガーソングライターの彼女』と3枚のシングルをリリースしています。
影響を受けたアーティストを尋ねられたインタビューでは平井大と清水翔太の名前をあげており、なかでも清水翔太の『HOME』は思い入れの深い曲だそうです。
現在はレコード会社や芸能事務所には所属していない瑛人。フリーでありながらも7月24日に放送されるMUSIC STATIONへの出演が決定。これは番組が始まって以来かなり異例で、瑛人の注目度の高さが伺えます。
YouTubeにある瑛人のおすすめ曲
香水
シンプルな構成とアレンジに心が安らぐようなこの曲は、印象的なサビをはじめ、歌詞の乗せ方が新鮮。心地よく進むメロディーが耳によく馴染みクセになります。
思わず歌い出したくなってしまうサビのメロディーから、中島颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)や、香取慎吾、チョコレートプラットまで様々な人にカバーされています。
HIPHOPは歌えない
兄の影響でヒップホップをよく聴いていた瑛人がHIPHOPを冠するタイトルの曲を歌うことはある意味で原点回帰です。
生き様に重きを置くヒップホップのマナーを考慮すると、かなりヒップホップ的な曲ではないでしょうか。
包み込むような優しい歌声がそっと心へと染み込みます。アコギのアルペジオも素朴で、瑛人の歌声との親和性も伝わってきます。
瑛人がパパ役として出演している姿が非常にハマっていてピースフルな温かみを感じるMV。
シンガーソングライターの彼女
日常的な風景が輝いて見える甘い瞬間を、適切に切り取ったラブソングです。少しだけ見せる主人公の弱気な姿にどこか可愛げを感じてキュンとしますね。
インタビューでは、音楽を表現する上で大切にしているのは”自分の言葉で表現する”ことと答えており、瑛人がシンガーソングライターとして歌詞にウェイトを置いていることが分かる曲です。
歌詞中の世界が目の前に浮かぶ豊かな情景描写と、瑛人の優しい歌声が合わさって、心を穏やかにさせる魔法のような効果を感じます。
思わずカバーしたくなってしまうほどシンプルな構成も、瑛人の魅力のひとつではないでしょうか。
これを機会にぜひ瑛人を聴いてみてください。
瑛人オフィシャルTwitter
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瑛人、豊かな情景描写と歌詞の乗せ方にセンスが光るシンガーはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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