井上芳雄&坂本真綾の二人だけのミュ
ージカル『ダディ・ロング・レッグズ
』ゲネプロレポート 5日はトーク&
ソングイベントも配信決定
シアタークリエでの公演を皮切りに、大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)、愛知(御園座)、東京凱旋公演(東京建物Brillia HALL)と続く予定だ。また、5日にはキャスト2人によるトーク&ソングイベントが配信予定となっている(詳しくは記事末尾で!)。
今回は、キャストのコメントを紹介しつつ、初日を前に行われたゲネプロ(総舞台通し稽古)の様子を写真と共にお伝えする。
出演者は二人、舞台上ではずっと距離を取り続けていて、いまを生きるための幸せの秘密を届ける物語。初演からずっと一緒の同志・坂本真綾さんと共に、劇場でお客様をお待ちしています。5日は配信のイベントもあります。お楽しみください!
ご来場くださる皆様と一緒に優しい気持ちを分かち合えること、心から楽しみです。本当に、忘れられない公演になりそうです。
脚本・演出のジョン・ケアードが、翻訳家の妻・今井麻緒子から、その小説の存在を知らされ、ポール・ゴードンらと共にミュージカル化。2009年にアメリカ・カリフォルニア州で初演された。日本では、12年9月に初演され、大好評により4か月後に異例のスピード再演がなされている。その後、ロンドンやソウルなどでも上演した。
ただし、その条件は月に一度手紙を書くこと。
一方、手紙の送り主であるジャーヴィス(井上芳雄)は、ウィットとユーモアに富んだ手紙を読むにつれ、ジルーシャにだんだんと心惹かれていって−−−−。
憎いのは、二人芝居でありながら、その二人の視線が合う場面は数えるほどしかないこと。そして、舞台構造上少しだけ高い位置にいるジャーヴィスからジルーシャは見えていても、ジルーシャはジャーヴィスの姿は見えない構造になっている。つまり、それは「ダディ・ロング・レッグズ」の正体を知らず、妄想することしかできないジルーシャと、ジルーシャを知っていながらも、なかなか正体が明かせずにいるジャーヴィスの関係性を象徴しているかのようなのだ。
目が合う限られた場面は数えるほどしかない。それゆえに、その視線があい、見つめ合う場面は、ものすごくスペシャルで、愛おしい時間に感じられる。
上演時間は約2時間50分(途中30分休憩あり)。初演から積み重ねてきたものがきっとある。井上芳雄と坂本真綾のベストキャストで送る心温まる名作『ダディ・ロング・レッグズ』。ぜひお見逃しなく!
※イベントは40分を予定。
※イベント終了後、9月8日(火)17:00までアーカイブ配信の視聴が可能。
【配信視聴券】1200円(税込)
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