【SIZUKU インタビュー】
歌声によってマジックにかかればいい
映画を観ている人を
驚かしたいと思った
もう一曲の「Peace of the World ~Vamp~」ですが…すごい曲ですね。
GOD
映画を観ている人を驚かしたいと思って(笑)。僕が大好きな『オーメン』や『サスペリア』みたいな映画の音楽というか。
まさに。チェンバロやパイプオルガン風の音が入ったゴシック調というか、荘厳なサウンドで。
GOD
アレンジャーとマンツーマンで“こんなイメージで〜”と伝えて徹底的に作っていきました。まぁ、クラシックなドラキュラのイメージですね。アレンジャーはかなり難しかったと思います。
J-POPの範疇じゃないですからね。
SIZUKU
だから、デモを聴いた時は“これを歌うのはめっちゃ大変やな”って思いましたね。もともと声楽をやってたんで、こういう雰囲気の曲は好きではあるんですけど。映画のシーンを思うと“なるほどな”って…台本にも“グレゴリオ聖歌”って書いてましたから。で、アレンジが上がってきたら“うわっ、こんな感じか〜!”って。
この曲のデモもGODさんのアカペラだったんですか!?
SIZUKU
そうです(笑)。
GOD
さすがにデモには壮大な感じはなかったです(笑)。
この曲はどういうことを意識して歌われました?
SIZUKU
映画での私の役がオペラ歌手で、歌声でヴァンパイアだらけになった街を浄化するっていうストーリーだったので、そんなイメージで歌いました。
GOD
彼女の歌声を聴くとヴァンパイアがもとの人間に戻るんですよ。感動のクライマックスです!
そこはあまり言うとネタバレになるのでその辺で(笑)。曲としてはJ-POPよりも聖歌なので、発声も全然違いますよね。
GOD
普段のJ-POPでこんな歌い方をしたら怒りますよ(笑)。
SIZUKU
こういうふうに歌うのは久しぶりだったんで、なかなか声が出なくて大変でした。
とはいえ、もろ聖歌というわけでもないので、やはりJ-POPを歌ってきたからこその歌唱ですよね。サビのキャッチーさはJ-POPですから。
SIZUKU
あぁ、そうかもしれないです。
GOD
全てクラシックでも、全てJ-POPでもダメですから、その使い分けが難しいんですよ。この曲は普通のJ-POPのアーティストには歌えないでしょうね。
そんな2曲を収める本作ですが、聴いてほしいポイントはどんなところですか?
GOD
やはり彼女の歌声ですね。シータ波によって世界中の人が免疫力を上げてほしい…今ってコロナによってみんなの免疫力が下がってるんですよ。精神的にも病んでいるし。だから、映画を観ている観ていないじゃなくて、これを聴いて気持ちを和らげてほしいですね。
SIZUKU
今の若い人たちって恋愛をあまりしないって聞くので、そういう人たちに“愛って大事なんだよ”って伝えたい…そんな感じですかね。
取材:土内 昇
SIZUKU / GOD
music UP'sコメント動画
「FANTASY MAGIC」
関連ニュース