Ezoshika Gourmet Clubが更新する、
オルタナティブロック

先人のエッセンスを引き継いで

進みゆく時代のなかで新しいものがいくら生まれようとも、いいものはきちんと継承されていく。誰かを感動させ血肉湧き上がらせた魂は、決して滅びることなんてないのだ。そんなことを、Ezoshika Gourmet Clubを聴きながら考えていた。

彼らは、2018年に結成されたオルタナティブポップバンドである。作詞・作曲を手掛ける池澤はNUMBERGIRLをきっかけに作曲を始め、フジファブリックに影響され本気で音楽と向き合ったという経歴があり、至るところからその匂いを香らせる。いうてしまえば、90sや00sのオルタナティブロックファンにはたまらないエッセンスを彼らは持っているのだ。
聴いてるこっちが恥ずかしくなるような甘酸っぱいリリックセンスはTRICERATOPS、平面から一気に感情の坂を上っていく様はASIAN KUNG-FU GENERATION、ポップで瑞々しい青さはフジファブリック。先人の音楽の魅力を引き継ぎ、すべてを調和させて発信する。それを絶妙な塩梅で成し遂げてしまうのが、Ezoshika Gourmet Clubなのである。

配信が開始された「六畳間のヒーロー。」は、10月にリリース予定の1st ミニアルバムから先行配信されたもの。グルーヴィーなリズム隊とギターのカッティングが痛快な、爽やかで心地よいナンバーだ。新しくリリースするたびに自分たちらしく煮詰まっていく、彼らの今後に期待したい。

こんなアーティストが好きな人におすす

Ezoshika Gourmet Club アーティストページ

提供:BIG UP!zine
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