京(DIR EN GREY/sukekiyo) 完全プロ
デュースのカフェ「The Zemeckises
café」がハロウィン仕様で開店

DIR EN GREY/sukekiyoのボーカル・京の完全プロデュースによる人気のカフェイベント「The Zemeckises cafe(読み:ゼメキスカフェ)」が、10月25日から31日まで東京・パセラリゾーツ グランデ渋谷にて開催される。今回は「虐殺のパクパクハロウィン」と題したハロウィン仕様。そのオープンに先駆けて、メディア向けに行われたレセプションパーティにSPICE編集部も参加したので、そこで体感した今回のカフェの魅力を、様々な角度からレポートしたいと思う。
「The Zemeckises cafe」とは、京が生み出したキャラクターである“ゼメキス家”をモチーフにしたオリジナルメニューを提供するカフェのこと。これまで、東京は銀座で行われていたのだが、今回は場所を渋谷に移動してハロウィンをコンセプトに開催。ゼメキス家をモチーフに「目玉」や「血液」、「コウモリ」といった刺激の強いものをかけあわせて、グロかわいいメニューを創作するのはこのカフェの得意分野。なので、今回のハロウィンコンセプトは、まさにこのカフェにぴったりの企画といえる。
会場は、入場時には検温の実施、手の消毒など、新型コロナウイルスの感染防止対策がしっかりと行われている。真っ赤な絨毯に導かれながら階段を地下2階まで降り、場内に足を踏み入れると、天井にはゴージャンスな巨大シャンデリア! 会場奥にはフォトセッション用のタペストリー(開催当日までに京がこのタペストリーに落書きを描きにやってくるらしい)を飾ったステージまであり、場内は広々としている。
通常、ここは結婚式の二次会やパーティ会場として使われており、このような広いスペースに今回場所を移したのも、現在の社会状況を考慮してのこと。場内は換気調査上、100人を収容しても問題はないという場所なのだが、今回はあえてそれぞれのテーブル、座席のソーシャルディスタンスを最優先し、テーブル席は2名限定で10卓、1名席は5名で1卓と、最大25名しか入場できないことになっている。さらに各テーブルには、今回のカフェ開催のために飛沫感染防止用のアクリルパネルと、アルコール消毒液のボトルを新しく設置するなど、場内の感染予防対策も万全な状態だ。
そして「The Zemeckises cafe」は、コラボカフェ=料理が美味しくないというイメージを払拭するためにも、店内で提供するメニューは味付けから見た目、ネーミングまでそのすべてを京が監修。なので、このカフェは毎回見た目のグロかわいさ以上に、じつは料理の美味しさ、そのクオリティーの高さで人気、注目を集めているコラボカフェなのだ。
それに加えて今回は、ハロウィンというコンセプトに合わせて“びっくりさせる”ことをテーマに、京とお店のスタッフが何度も打ち合わせをしながらフード、ドリンクを考案。そのこだわりが反映されたメニューは、味で感動しつつも、どれもグロかわいいエンタテインメントのセンスが炸裂。
今回、京のネーミングセンスもグロさもバツグンだった「マイセルが殺戮した“アレ”の肉」(¥1,790)。一口食べただけでジューシーな味わいがさらに食欲をそそる。また、激辛大好きな京が毎回こだわりを発揮するのがカレー。今回のカレーは「カニガニの逆襲、プーパッポンカレー」(¥1,690)といって、タイ風カレーに卵とカニをミックスしたもので、カニの濃厚な味が口の中に広がる一品。カニに仮装した愛らしいペニュは食べられるので、残さず食べて欲しいとのことだ。
また、このカフェ恒例のオムライス。こちらは、今回は「オムライスがホイなのか、ホイがオムライスなのか」(¥1,490)というネーミングに合わせて、卵白を使って、いつもは黄色いオムレツが白いホイに仮装。オムレツ上のホイの顔は、このために作ったオリジナルの焼印を押して描いたもの。また、真っ赤な血のような液体から煙がとめどなくぶくぶくと出てくるその上に、冷たいパンプキンスープを置くという二重構造のスープボールでサーブされる殺戮感満載の「ゼメキス家の放置された冷たいスープ」(¥790)は、このトリックを実現するために食器探しから始めたという超こだわりの一品。こんなビジュアルなのに、食べるとたまらなく美味しいというギャップこそがこのカフェ最大の魅力。
デザート類は、パンプキンとは思えない、がっつり、こってり濃厚な味わいに驚かされる「今宵お前は呪われる(パンプキンの呪い)」(\1,290)や、ラムレーズン入りガトーショコラにアイス、コーヒーゼリーが三層に重なったグラスにカスタードソースをちょい足しすると味が変化。そのソースを全部かけるとあるものが出てくるという凝った工夫に何度もハッとさせられる「ど腐れライミラムレーズン病」(\1,290)など、デザートのメインだけではなく、お皿全体の細部に至るまで、ゼメキス家✕ハロウィンの世界観が広がっている。そのストーリーをたっぷり想像しながら、時間をかけて味わいたい仕上がりになっている。
さらに今回、凝っていたのは、ノンアルコールで揃えた摩訶不思議なドリンクメニューたちだ。“びっくりさせたい”という京の思いがここではさらに炸裂。なかでも「ペニュの毒毒モクモクジュース」(\1,390)はオーダー必須、インスタ映え間違いなしの注目の一品といえる。大きなカクテルグラスの上でゆらゆらとシャボン玉のように膨らんだ丸い風船にちょこんとスプーンで触れると風船が割れ、中から白煙が立ちのぼるというギミック。他では体験できない驚きが味わえるはず。その他の「ブクブクマロウレモネード」(\1,190)や「ギンギラBerry」(\1,190)などは、京の“色を変えたい”というアイデアから、ストローでかき混ぜたとたん、一瞬にして色が変わるというドリンクになっているので、そこを楽しみながら味わってほしい。これらのドリンクメニューには、自分で組み立てる立体コースターがついてくるので、こちらを持ち帰って、お家でも「The Zemeckises café」気分を楽しんでみてはいかがだろうか。
さらに、店内では「The Zemeckises cafe」の新作グッズ販売もされているほか、当日コスプレをして訪れた人にはプレゼントが用意されているとのこと。そのほかに、入場チケットを早期購入した人に用意される特典のことなど、詳しいことは随時ホームページを通して発表されるので、チェックしてみてほしい。
取材・文=東條祥恵 撮影=SPICE編集部

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