永作博美、役作りで井浦新とベビー用
品購入 「写真を撮られたらドキドキ
するなって…」
本作は、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女をつなぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描く。
夫婦を演じた永作と井浦は、今回、河瀬監督作品ならではの「役積み」という特別な役作りを行ったそう。これは、登場人物が体験したであろうことを実際に役者も体験していく手法で、永作は「赤ちゃんを引き取りにいくシーンのために、『赤ん坊のものを全てそろえてくれ』と(監督に)言われた。普通は美術さんが置いといてくれるものなのですが、今回はおくるみも、肌着もよだれかけも、オムツもミルクも入れたバックを、全部自分たちで時間をかけて用意し、選びました」と明かした。
井浦は、永作と一緒にショッピングモールに買い物に行ったそうで、「カメラは回ってないし監督もいません」と説明。役作りとはいえ、永作も「ちょっと一般の人に(勘違いされて)写真を撮られたらドキドキするな、って感じでした」と苦笑交じりに振り返った。
子どもの生みの親・ひかりを演じた蒔田の場合は、さらに役積みを徹底。奈良の中学生役とあり、実際に河瀬監督の母校に通ったという。「家族役の人たちとも一緒に住んで、朝起こされて、自転車できつい坂を登って、5時間ぐらいちゃんと授業を受けて部活をしてから帰宅です」と紹介。「やる前はここまでするんだ、と思いましたが、撮影では本当にひかりに成り切れてる状態から始まったので、経験できてよかったです」と、河瀬監督に感謝していた。
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