朝倉さや、ピアニスト倉田信雄を迎え
生配信ライブ「歌える喜びを噛み締め
ながら一曲一曲歌いました」

朝倉さやが、ニューシングル『新・東京』の発売を記念して、10月25日にスペシャル配信ライブを行った。グランドピアノが1台置かれているシンプルな部屋で、倉田信雄のピアノと朝倉の2人だけの編成。シンプルだからこそ強く伝わるものがあるというシングルのコンセプトをそのままライブで表現した形だ。

冒頭の1曲目は朝倉が1人で自身の故郷山形の民謡「最上川舟歌」を歌唱。民謡日本一の称号に2度輝いた実力でネットの向こう側の聴衆を引きつけた。その後、ピアニスト倉田信雄を呼び込むと、2013年のインディーズ2ndシングルに収録された「やさしい応援歌」、そして2016年の4thシングル「おかえりmanzumamake」を披露。朝倉さやのオリジナル曲はどれも人への優しい目線と故郷の香り、そして暖かい愛に溢れている。

続いて、今年4月に発売したアルバム『古今歌集』から民謡を新しい視点で捉えた2曲「酒田甚句Future Trax」と「おはら節Future Trax」を披露。民謡が本来持っている深いヒストリーと「今」が融合した新しい音楽を感じさせてくれた。そして最後にニューシングル「新・東京」を披露。この曲は7年前に発表したインディーズデビュー曲「東京」を今の時代の空気を織り込みながらイチから再構築して、自身の今の気持ちを濃密に詰め込んだ作品。朝倉が生まれて初めて作ったオリジナル曲でもある。

その歌詞は、上京して独りで暮らしを始めた主人公が現実を受け入れるため必死でもがいて生きながら、ふと見上げた空は故郷と繋がっていることに気づき、独りぼっちじゃないと感じるというストーリー。「これは上京したての頃に日記に綴った言葉を歌にした曲です。最初は自分だけのために作った歌でしたが、7年間歌うことによって少しずつ聴いていただいてる皆さんの歌に成長してきました様な気がします。皆さんのお陰様で私も歌い続けていくことができます。本当にありがと様です」。

まだまだ予断を許さない今年のコロナ禍の中、会いたくても会えない人と人との距離や帰りたくても帰れない故郷への想いを、しっかり繋いでくれる楽曲だ。配信を観ているファンからも「気づいたら涙が溢れて止まらない」「鳥肌が立った」「自分が上京した頃のことを鮮明に思い出した」「倉田さんとさやちゃん、神!」などと感動の声が多数寄せられた。
この曲のミュージックビデオがライブ前日の24日に公開され、これも話題を読んでいる。誰もいないコンサートホールで、遠く故郷に想いを馳せながら歌う朝倉、そして故郷にワープしたかの様に半纏姿で誰もいない客席にポツンと設置されたコタツに入る朝倉。同じシチュエーションの中に都会と故郷が同居した様な不思議な映像だ。コタツの朝倉が鳴らすウインドウチャイムに吊るされたシュールな白い物体は、山形名物の「凍み大根(シミダイコン)」だそうだ。

また、今回の様な配信ライブが続く朝倉さやだが、延期されていた今年4月のワンマンライブの振替公演も発表されている。年があけた2021年1月10日、横浜ランドマークホールにて、「皆と未来へ!朝倉さやコンサート」〜みなとみらい駅下車、3分。感動、一生〜と題して実施される。

【朝倉さやコメント】 まさに「音楽を楽しむ、心が動く」時間。一緒に楽しんでくれた皆さん、ありがとさまでしたー!! 歌える喜び、お届けできる喜びを噛み締めながら一曲一曲歌いました。 そしてやはり倉田信雄さんの演奏は感動の連続で、どんどん夢が広がっていくような気持ちになりました。大感謝であります。 10月28日遂に「新・東京」リリース!! 是非聴いてけろな。

朝倉さや ニューシングル『新・東京』

2020年10月28日(水)発売
UPCY-5092 / 1,350円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. 新・東京
2. 俺ら東京さ行ぐだ
3. 新・東京(Instrumental)
4. 俺ら東京さ行ぐだ(Instrumental)

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