100byKSR Directory No.54 – 57 2週
に渡って一挙31曲リリースを行った『
100byKSR』特集第12弾。USAGI、ヒビ
キ、Minchanbaby、Bearwise Triadeに
ショート・インタビュー

レーベル/プロダクション〈KSR〉によるアーティスト支援プロジェクト、 『100byKSR』(https://100byksr.com/) の2次採用楽曲が10月2日(金)、9日(金)と2週連続で31曲がリリースされた。

AwichkZmなど〈YENTOWN〉関連の作品やJP THE WAVY、YOSA & TAARなど、多岐に渡るアルバムなどの作品リリースを手がけている〈KSR〉。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、音楽活動の場所や機会が奪われているアーティストへの生活支援を目的として立ち上げられた本プロジェクトでは、アーティストから楽曲を募集・選考の後、採用された楽曲に対して制作費15万円を支給。合計100曲の楽曲の採用とリリースを行う。
Spincoasterでは本プロジェクトに採用されたアーティストたちに簡易的なインタビューを敢行。本プロジェクトに選出されたアーティストのルーツやバックグラウンドを紐解くことに。第12回目となる今回は、気鋭のMPCプレイヤーのUSAGI、才気溢れる俊英ラッパー・ヒビキ、コンスタントな楽曲リリースで独自の存在感を放つMinchanbaby、そしてこれからの動きに期待が高まるBearwise Triadeの4組が登場。これまで同様、ジャンルレスな4組のアーティストに、そのルーツやバックボーンを訊いた。

Text by Takazumi Hosaka

USAGI

(1)簡単な自己紹介をお願いします。

大阪を中心にDJ、MPCプレイヤーとして活動している25歳。DJでは4つ打ちをプレイし、特にハウス、テックハウスが好きです。MPCでは、ビートをリアルタイムで叩く、生打ちのスタイルでライブをしています。

USAGIソロの活動とは別でビートメイク・チーム、Juicy Hip Apartmentにも参加しています。

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

幼少期より音楽に興味を持ち、ピアノ、ドラムに触れて育ちました。大阪芸術大学の演奏学科でドラムを専攻し、在学中からドラマーとしてのキャリアをスタートさせたのですが、その演奏活動を通して、“生演奏とテクノロジーの融合”に自身のテーマを見つけました。そこから現在の活動スタイルに至ります。

ドラムでの演奏活動はファンクやヒップホップ、R&Bといったジャンルのサポート演奏がメインでした。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

この質問は難しいなと思ったんですが……熱烈な憧れの存在、みたいなアーティストさんはいたことがなくて、すごい勉強不足でもあるのですが、自分で今までの活動を振り返ると、本当に思いつくがままにやってきてしまった感じはあります。ひとつ自分で行動して、その中で感じたことをまとめて、次の一歩にしてるような感覚です……。この先、私がもっと成長して、もっと色々なことを感じれるようになったら、今のやり方からはまた変わっていくのかも知れないなとは思います。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

この作品は、元々もっと短いバージョンで、映像作品の楽曲として制作していました。映像ディレクターの方から、“和”をテーマに作品を作ってみてはどうかと提案して頂いたのが始まりです。私自身、自分の活動を海外の方にも見てもらいたい! といつも思っているので、私たちの強みであり誇り、アピール・ポイントの“日本”という部分を押し出すことにしました。
20代女子の目線で“日本的な美の世界観”が表現できたかなと思っています。なんとなく景色が見えて、そしてさらに何回も聴きたくなるインスト曲、を目指しました。今回は曲として聴けるよう1曲の長さに作り直して、リリースさせていただく運びとなりました。ショート・バージョンの方のビデオでは着物を着て、MPCを叩いています。楽曲自体はMPCとDAWを組み合わせて制作しました。

(5)今後の展望は?

本当にやりたいことが毎日湧いてくるので、整理するのが大変なんですが(笑)、今色々と制作している作品があるので、無事にやりきる、ということがまずひとつです。MPCでの活動は、ライブ以外ではワークショップの準備を進めています。MPCで人と音を出したらめっちゃ楽しい! ということをテーマに考えています。

あとは個人での動画制作ももちろんですし、『Music Loop』という演奏動画プロジェクトにも参加しているので、そちらも多くの人に見ていただけたらなあと思っています。 社会状況が落ち着いたら、大阪にとどまらず色々なところに活動を広げたいです。最終的には海外でのライブが現在の目標です。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

今も消化出来ていない出来事を1年ほどかけて歌詞にしました。タイトルや歌詞から感情、空気感を感じてもらえたらと思います。この楽曲もミックスとマスタリングを自分で手がけていて、質感も含めてとても気に入っています。

(5)今後の展望は?

レーベルやコレクティブとカッコいい作品を作ることができたらいいなという展望はあるので、今回の楽曲や過去の作品にピンと来た方はTwitterのDMか unity.1216@gmail.com に連絡して頂けると嬉しいです。 ラッパー、プロデューサー、ビートメーカー、MVディレクターからの共作依頼も気軽に連絡下さい。待ってます!

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

最初はヒップホップのDJからスタートしました。2、3年経った頃に他人の曲で自分を表現することに疑問を持って、DJをやめてラップをはじめました。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

作詞家としての中田ヤスタカ、90〜2000年台前半のアニソンの歌詞。移動中や家ではUKハードコア、Jコアをよく聴いています。ここ数年、USヒップホップはほとんど聴かなくなりました。

(5)今後の展望は?

EP2枚分の曲の制作をしています。来年以降、ご時世の様子伺いながらライブもできたらよいなと思います。

(5)今後の展望は?

今後しばらくはミニ・アルバム制作に着手し、各種楽曲ストリーミング・サービスでの公開をと考えています。ゆくゆくはライブ活動も再開したいですが、現状様子見といったところでしょうか。詳細はSNSなどで告知しますので、チェックしてみてください! 今後より一層力を入れて活動して行きますので何卒よろしくお願いします!

Spincoaster

『心が震える音楽との出逢いを』独自に厳選した国内外の新鋭MUSICを紹介。音楽ニュース、ここでしか読めないミュージシャンの音楽的ルーツやインタビュー、イベントのレポートも掲載。

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