大石晟雄が主宰する劇団晴天が「曇天
短編集」vol.2 “晴れたよって言われ
ても”を上演

2223project produce 『劇団晴天の「曇天短編集」vol2』が、2020年11月6日(金)より、花まる学習会王子小劇場にて上演される。
2020年5月、荒木広輔、近藤陽子(劇団AUN)、佐藤沙紀、白石花子、角田悠、松風金太郎の6人が劇団員として加わり、劇団として新体制となってから初めての公演となる本作。一人芝居から四人芝居まで、計4本の新作を発表する。“晴れたよって言われても” のキャッチコピーの通り、全てが順風満帆とはいかないこの時代に、それぞれ折り合いをつけようともがく、一生懸命な人間の姿を描く。
作、演出はすべて主宰の大石晟雄が行い、キャストには劇団員のほかに櫻井竜彦(梅棒)、函波窓(ヒノカサの虜)、つかてつお(東京ジャンクZ)、永田涼香らが出演する。
劇団晴天は、大石晟雄と鈴木彩乃の演劇ユニットで、2013 年4月1日に結成。気が付かないふりをしたい現実から目を逸らさず、辟易しない優しさを誠実に描く。無自覚な心の傷に沁みる、明日もがんばろうと思える演劇。シンプルな会話と本当の音がする物語で、センスでもアートでもシュールでもない、次世代のスタンダードを目指す。
大石晟雄(脚本・演出)コメント
まごうことなき向い風の中です。同時に何本も芝居を書いたので、いつもより言葉の多い頭の中で、結局はシンプルなことに行き着きます。「人と会うのは嬉しい」とか、そういうことです。不要不急という言葉はもう過去のことのようになりましたが、演劇はどうでしょう、考えないことはできません。でも、例えばお酒を飲まなければやってられない人がいることも、例えばガーデニングが心の支えになっている人がいることも、それぞれ本当なのだと思います。わたしは、ひとりではどうにもならないときに、考えてもままならない時期に、この小さい物語とそれを演じる俳優が、誰かの心を少しだけ手助けすることができるようにつくります。どなたさまもぜひご来場ください。

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