ジェニーハイ、BiSHアイナ&どぶろっ
くも登場した初の無観客ライブ公式レ
ポート 初のアリーナライブ開催も発

ドラム・小籔千豊、ベース・くっきー! (野性爆弾)、ギター&プロデュース・川谷絵音、キーボード・新垣隆、ボーカル・中嶋イッキュウ (tricot)からなる5人組バンド、ジェニーハイが10月27日にZepp Tokyoで開催した初の無観客ワンマンライブ『ベイビージェニー』のオフィシャルレポートが到着した。

豪華メンバーからなる5人組バンド、ジェニーハイが10月27日にZepp Tokyoにて初の無観客ワンマンライブ『ベイビージェニー』を開催した。
ジェニーハイのライブは今年2月の初ツアー以来。コロナ禍で出演が予定されていた夏フェスも中止となってしまったことや、多忙を極める各メンバーの集まる機会が中々無かったということもあり、開始時刻前からSNSには期待に満ちたコメントが並ぶ。
オープニングはゲストのどぶろっくが登場。「キングオブコント2019」の優勝ネタを含め計3曲を披露。画面の向こうの視聴者を煽りオープニングアクトとして会場を盛り上げた。
どぶろっくのネタが終了すると会場は暗転し、ジェニーハイのメンバー5人のシルエットが投影されたのち、「ジェニーハイのテーマ」で一人ずつラップをしながら登場。その後はそれぞれが楽器を持ち、バンド曲を次々と披露していく。
4曲を披露したのち、初ツアーで好評を博した「即興曲作りコーナー」へ。観客から出てきたキーワードを元に即興で曲を作って披露するもの。今回は無観客ということで、Twitterからハッシュタグでキーワードを募集。MCのどぶろっくがその中からキーワードをセレクトし、それを元に曲を作って行く。「全集中」「乾燥肌」などなんの脈絡もないキーワードたちを元に川谷絵音が曲のベーシックを作ると、新垣のピアノと小籔のドラムが加わっていき、イッキュウがキーワードを元に歌い出す。すると、くっきー!が乱入してくるという定番の展開へ。ジェニーハイにしかできない音楽とお笑いが融合したエンターテイメントを見せてくれた。
中盤の「強がりと弱虫」では、先ほどまでの雰囲気と一転し、しっとりとした聴かせるサウンドで楽曲を披露。この楽曲ではソロ演奏とともに改めてメンバー紹介を行い「東京は雨」では雨の降る東京の街並みをイメージした映像をバックに切ないムードを儚げな声で表現した。
その後、メンバーがショートMCを挟みながらステージから壇上に組まれたセットへと移動し、振り付けとともにラップ曲「愛しのジェニー」と「ジェニーハイラプソディー」を続けて披露。
終盤に入り、ゲストとしてアイナ・ジ・エンド(BiSH)が登場。「不便な可愛げ」をイッキュウとのダブルボーカルで歌い上げた。わずか一曲で出番を終えたアイナを小籔が引き留めるもそのまま退場。「片目で異常に恋してる」では退場したかと思われたアイナがイッキュウの背後から再度登場しステージを盛り上げた。
その後、新曲「コクーンさん」をサプライズで初披露。この曲は忙しいスケジュールを縫って今年レコーディングされた新曲とのこと。そして最後にウェディングソングでファンの間で名曲と名高い「まるで幸せ」を披露し、全14曲のパフォーマンスを締めくくった。
このままメンバーが挨拶をしライブ終了かと思われたが、バンドのプロデューサーである川谷からサプライズ発表として、2021年2月7日に初のアリーナ単独公演『アリーナジェニー』を国立代々木競技場 第一体育館にて行うことが発表された。さらに、初披露された新曲「コクーンさん」が11月13日にデジタル配信が開始されることも発表され、ファンには嬉しい発表が続き、ライブは大団円で幕を閉じた。
「コクーンさん」以外にも新しい楽曲を制作中とのことで、デビューから約3年で開催となる2月のアリーナ単独公演も含め、この先どのような展開を見せてくれるのか非常に楽しみだ。
撮影=井手康郎

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