嵐「I Can't Wait For Christmas」は
大切な人と過ごせる奇跡を歌うクリス
マスソング

愛する人と過ごしたい大切なクリスマス

2020年11月3日、ジャニーズグループ・嵐が3年ぶり17枚目となるオリジナルアルバム『This is 嵐』を発売しました。

嵐の新しい試みが詰まったこのアルバムには、クリスマスソング『I Can't Wait For Christmas』が収められています。

ゴスペル調のアレンジやコーラスなどを盛り込み、クリスマスムードを高めてくれる楽曲です。

タイトルの意味は「クリスマスが待ち遠しい」。

どんな内容のクリスマスソングなのか、歌詞の意味を紐解きましょう。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

雪が降り積もった夜、満天の星の下で主人公は帰り道を急いでいます。

「間に合うように」とあることから、恋人との約束の時間が迫っているようです。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

「言い訳」が頭をよぎっているため、どうやら約束の時間にはすでに遅れてしまっているようです。

それでも、遅れたことへの言い訳に時間を割くよりも「聞かせたい」歌があるとのこと。

ただ彼女の「笑顔が見たい」という気持ちを胸に、彼は家へ急ぎます。

いつもは言えない言葉も今日なら言える

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

「I Can't Wait For Christmas！」という言葉から、待ちに待ったクリスマスがやって来たことが伝わりますね。

クリスマス自体を楽しみにしていたというよりも、彼女と会える日を心待ちにしていたのでしょう。

「Share the feeling」は「気持ちを共有する」という意味があるので、一緒に過ごせる喜びを分かち合いたい純粋な気持ちが感じられます。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

「I just want to celebrate！」は「お祝いしたい」を意味し、まるで子どものようにはしゃいでいる様子が分かりますよね。

そんな感情を素直に思える彼ですが、彼女の前では意外にも想いを言葉にするのが苦手なのでしょう。

「今日はちゃんと言葉にして」というフレーズから、言いたいのになかなか言えない気持ちをクリスマスというイベントを通して伝えようと考えているようです。

「何度でも伝えたいよ」とあるように、彼女への想いが高まっています。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

「Someone’s love」は直訳すると「誰かの愛」となります。

「きっと誰もが」に続くフレーズなので「誰かの愛しい人」という意味に解釈できるでしょう。

「胸いっぱいに響く Sounds」は、好きな人と過ごすときの高鳴る鼓動を意味しているのかもしれませんね。

クリスマスは多くの人にとって、恋人や家族などの愛しい人と過ごす大切な時間。クリスマス一色になった街の幸せな雰囲気まで伝わってきそうです。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

大切な日だからクリスマスには会うことを決めていても、普段はそれぞれの事情で会えないこともあるでしょう。

しかし、たとえ会えなくても大切な人のことを考えている時間は、とても幸せなものです。

たくさんの人々がいる中で出会い、愛し合っているという奇跡を思い起こせば、寂しい気持ちは埋まり心が温かくなるはずです。

そんな大切の人を想う日々を過ごしていた彼は、早く彼女に会いたくてクリスマスが待ち遠しかったのでしょうね。

共に過ごした日が特別な日になる

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

大切な人と共に過ごせることを感謝したくなるほど、彼にとってクリスマスはかけがえのない日です。

そしてすべての人が、自分と同じように幸せな時間を過ごしてほしいと思っています。

人は心から幸せを感じたときにこそ、純粋に他人の幸せを願えるのでしょう。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

クリスマスは毎年変わらずやって来ますが、全く同じ日はありません。だからこそ、彼が彼女と過ごした「今日」という日は特別になります。

クリスマスだから特別なのではなく、愛する人と過ごし、気持ちを伝えられるから特別なのです。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

ふたりは出会ってからこれまでの過去と、これから先の未来のことを考えています。

それらを手にしたまま手を繋ぐとは、ふたりで大切に守っていくことを表していると言えるかもしれません。

このように考えると普段の何気ない手を繋ぐという行為が、より愛しいものに思えるのではないでしょうか。

最後はこの言葉で締めくくられます。

I Can't Wait For Christmas 歌詞 「嵐」
https://utaten.com/lyric/un20110405

気持ちは言葉にしなければ伝わらないものです。大切に思う人であればなおさら「ちゃんと言葉にして」伝える必要があります。

想いを伝えたい相手がいて、伝えられる瞬間があるということはとても素敵なことです。

そんな尊い奇跡を思い出させてくれる幸福感いっぱいの楽曲は、新しい冬の定番ソングになりそうですね。

ぜひこの楽曲を聴きながら、大切な人との貴重な時間を楽しみましょう。

TEXT MarSali