映画『いのちの停車場』完成披露試写会の登壇者たち

映画『いのちの停車場』完成披露試写会の登壇者たち

西田敏行、吉永小百合の“初々しさ”
に驚く 「時というのは人によって公
平、不公平がある」

 映画『いのちの停車場』完成披露試写会が14日、東京都内で行われ、出演者の吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、小池栄子、みなみらんぼう泉谷しげる中山忍、石田ゆり子、田中泯、西田敏行と成島出監督が登壇した。
 本作は、「在宅医療」に携わる医師、患者、その家族の姿を描いた感動のヒューマンドラマ。
 「まほろば診療所」の在宅医・白石咲和子を演じた吉永は「みんなの力で作った『いのちの停車場』。今日完成披露をすることができ、本当にうれしゅうございます」とあいさつした。
 初の医師役については、「分からないことばかりでしたが、監督から『映画の中で、咲和子がドクターとして、少しずつ成長していけばいい』と言ってもらいましたので…」と振り返った。
 吉永とは久しぶりの共演となった院長役の西田は「お会いしたときに30数年ぶりの気がしなかった。一瞬にしてまだまだ初々しい吉永さんがそこに立っていらしたので、ちょっとびっくりした。時というのは人によって公平、不公平があるんだなと感じました」と明かした。
 訪問看護師を演じた広瀬は「偉大な大先輩の皆さんと、この作品でご一緒できたことが、自分にとっての宝物となりました」とコメント。
 咲和子と共に働く医大卒業生役の松坂は「僕とすずちゃんは、監督から『吉永さんが月なら、君たち2人は太陽のような存在でいてほしい』と言われたので、そうなれるようしっかりと務めました」と撮影を振り返った。
 そんな2人の印象を尋ねられた吉永は「本当にすずちゃんは涼やかでかわいくて。桃李さんは本当にすてきで、キリンのようにすくすくと成長されてカッコいい。そういうお2人をいつも見ていて楽しかったです」と語った。
 映画は5月21日から公開。

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