ライブツアー『Eins:Vier Short Tour 2021”side stories”』@横浜BAYSI

ライブツアー『Eins:Vier Short Tour 2021”side stories”』@横浜BAYSI

Eins:vier、
30周年記念公演前の
ワンマンツアーが開幕!

Eins:Vierがコロナ禍の中、実に3年振りのワンマンライブツアー『Eins:Vier Short Tour 2021”side stories”』を7月4日(日)横浜BAYSISにてスタートした。

 このツアーは、2度に渡って延期された結成30周年記念ツアー『Eins:Vier LIVE2020”three stories”』の後に、追加公演として用意されていた本来であればサプライズ要素の強いアンコールツアーとしての位置付けだったものだ。2019年11月にYoshitsuguのバースデーイベントでEisn:Vierとしての出演はあるもののワンマン公演としては2018年の『Seraching For You』ツアー以来3年振りの公演に、時折小雨の降る曇天の中、感染症予防対策を考慮しキャパシティ制限が敷かれソーシャルディスタンスを守るなど、国のガイドラインに沿って行われた本公演に、この日を待ちわびたファンが横浜に集結した。

 開演時間を迎え、新たに用意されたSEでEins:Vierの3人がステージに登場すると披露されたのは「Words of Marry」。奇をてらった選曲ではなくこの楽曲をオープニングに持ってくるところが実にEins:Vierらしい。

「この日を心待ちにしていました!会いたかった!良い日にしましょう!」<HIROFUMI>

 「MELODY」の後にHIROFUMIから発せられた一片の紛れもないその真っ直ぐな言葉に、コロナ禍で30周年プロジェクト自体やライブの延期を余儀なくされてきた彼等の想いが凝縮している。

 続けて「Notice」をプレイすると、ここで実に22年振りとなる新曲「Three Stories」「100年の幻想」が本邦初披露。とくに「100年の幻想」では、この曲の力を増長するかのような強烈なバックライトによる演出が印象的だ。この日唯一のバラードナンバーとなった「and I’ll」を経て、LunaがMCで力強く放つ。

「まがりなりにもライブができることは一つの幸せは感じつつも、こんな時代を受け入れていくことには葛藤があります。でも諦めずに今とはもっと違う景色見よう。ええことあるよ!」<Luna>

 先の見えないご時世において自身も大きく傷つき、その胸のうちを語ったLunaの言葉にその場にいた全員が頷き、同調したであろう大きな拍手が鳴り響く。

 「Not saved yet」から始まった後半戦。歓声を上げられない昨今のライブハウス事情とは思えない程、大きく身体を揺らしたり、身振り手振りで感情を表現したりと、会場全体の一体感が増していく。キャッチーな「碧い涙」、ヘヴィグルーブな「PASSION」、アグレッシブに攻める「L.E.S.S.O.N」、ポップチューン「after」が立て続けに演奏されると、本編ラストを名曲「DEAR SONG」で締めメンバーはステージを去っていった。

 鳴り止まぬ拍手の中、アンコールで再登場した彼等は、Yoshitsuguの浮遊感が漂うギターアルペジオが印象的な

 新曲「touch or don’t touch you know」を初披露。本編でも「Three Stories」「100年の幻想」の2曲の新曲が披露されたが、どの曲も既存の楽曲との親和性が非常に高く、とても初披露とは思えない程にセットリストの中で存在感を放つ。このツアー中にもどんどん進化して新たな代表曲となっていく可能性は大きいだろう。

 LunaによるMCを経て披露されたのが「In your dream」。本来であれば「In your dream」は曲中にオーディエンスによるシンガロングがあるのだがコロナ事情で割愛されるのは致し方ないであろう。早く歓声を上げられるライブが実現することを切実に思う一幕でもあった。そしてラストにプレイされたのが「I feel that she will come」これ以上無いであろう大団円を迎え、ツアー初日の幕は下ろされた。

 ストレートな感情と大きな熱量で歌うHIROFUMI、キレの良いカッティングギターと唯一無二の音色で曲を彩るYoshitsugu、ベージックなプレイスタイルながらボトムを支えるリーダーのLuna。三人三様のスタイルで紡ぎ出す「いつも聞こえていた懐かしの歌」達は、コロナ禍においてもその輝きにすこしの曇りもなく30年という時を経て熟成し、そして新たな息吹を上げた新曲たちも呼応していく。

Nursery達の夢の続きを載せてツアーは続く。。。

TEXT&PIX:桜井マサナオ

【ライブ情報】

『Eins:Vier Live 2020”three stories”』
9月04日(土) 東京・渋谷WWW X
開場 16:00/ 開演 16:30
9月05日(日) 東京・渋谷WWW X
開場 16:15/開演 17:00
10月02日(土) 大阪・OSAKA MUSE
開場 16:00/開演 16:30
10月03日(日) 大阪・OSAKA MUSE
開場 16:45/開演 17:30
<チケット>
再販:6月5日(土)各プレイガイド

『Eins:Vier Short Tour 2021”side stories”』
7月04日(日) 神奈川横浜BAYSIS ※終了
7月10日(土) 大阪・OSAKA MUSE
7月11日(日) 愛知・名古屋ell.FITSALL
7月22日(木・祝) 東京・渋谷Eggman
開場 16:45/開演 17:30(※全公演共通)
<チケット>
¥12,000 ※Drink代別
(各会場別オリジナルTシャツ付/各公演毎にデザインが異なります)
・一般発売:
名古屋公演/イープラス:https://eplus.jp
横浜,大阪,東京公演/ローチケ:https://l-tike.com
ライブツアー『Eins:Vier Short Tour 2021”side stories”』@横浜BAYSI
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OKMusic編集部

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