望海風斗&真彩希帆 WOWOW『宝塚へ
の招待』放送を前に収録レポートが公

宝塚大劇場公演を中心にショーや芝居など人気作品を放送するWOWOW『宝塚への招待』。20217月31日(土)の放送では、2019年に宝塚歌劇団雪組で上演された『Music Revolution!』を、当時雪組トップスターとして出演していた望海風斗と元雪組トップ娘役の真彩希帆のトップコンビによる副音声解説付きで放送する。
雪組によるショー『Music Revolution!』は、“音楽”の起源から今日に至るまでの発展をテーマに、“音楽”の持つ美しさとすばらしさをダイナミックに表現した演目。雪組トップスター望海とトップ娘役・真彩が織りなす豊かな表現力から生まれる歌声を中心に、雪組が一丸となって奏でるダイナミックなハーモニーが堪能できる魅惑の舞台となっている。
そこで今回は、都内スタジオで副音声の収録を終えたばかりの望海、真彩コンビに、公演の思い出や、卒業した今だから思う宝塚への思いなどを聞いた。
副音声収録中の二人は、シーンを見返して当時の記憶がいろいろとよみがえってきたようで、「実はあそこはあんなことがあって」、「ここではこんなことをしていて」といった具合に、次々と裏話を披露。そして時には、宝塚を愛する観客の目線で「ステキですね!」、「カッコいい!」と目を輝かせて大喜び。さらには思わず画面にジーッと見入ってしまうひと幕もあるなど、収録を心の底から楽しんでいる様子だった。
あらためて収録を振り返った望海は「この映像を在団中に見ていたら、楽しめなかった部分もあったかと思うんですが、あらためて今、観てみると本当に楽しいショーをやらせてもらっていたんだなと思って。このショーの楽しさに触れることができて、純粋に楽しむ事ができました」と述懐。自分自身の姿だけでなく、雪組の仲間たちのパフォーマンスにも感じるところが多かったようで、「公演中もそうですし、舞台袖から観ていても、やっぱりみんながカッコいいんですよ。だからみんなの姿を見て、わたしも頑張らなきゃなと奮い立たせてもらっていましたし、もともとわたしは宝塚が大好きで入っているから、そういう目線は変わらないですよね」と振り返った。
望海風斗
一方の真彩は「わたしも、映像をちゃんと通しで見たことがなかったので、どうしても自分の場面には厳しくなってしまうところがあるなと思いました」と語りつつも、「でもあの時はみんなでこういうことをしたなとか、いろいろなことを思い返しながら観ることができたのはすごくうれしかったですね。いつかみんなで観たいなと思いました」と笑顔を見せた。
真彩希帆
さらにこのショーの魅力について「中村一徳先生が作られる『Music Revolution!』というショーには、先生の愛があふれているので、どの場面を切り取っても楽しめると思うんです」と語る望海。真彩も「本当に飽きないですよね。ショーを観ている時はいつもあっという間に終わっちゃうなと思うんですが、『Music Revolution!』に関しては特に、やっている本人でさえもあっという間に終わってしまったな、という感覚があるんですよね」と力説する。
宝塚から卒業してみてあらためて、「自分にとって人生のすごく大きな経験でしたし、それが終わってしまって寂しいという気持ちはもちろんあります」という望海だが、「でもみんないつかは卒業していくものだし、だからこそ次の一歩をしっかりと歩んでいかないといけない。わたしは今まで宝塚にいたことが励みになっていますし、ずっと一緒に舞台を作ってきた仲間たちの公演を観ていると、こんなステキなところにいさせてもらえたんだなと思えて。それは本当にしあわせなことだったなと思うんです」とまっすぐなまなざしで語る。
(左から)望海風斗、真彩希帆
そしてその思いは真彩も一緒だという。「宝塚を退団してから少したちますが、今でも夢によく見るんですよ。本当に温かくて、いい場所にいたんだなと思います。退団後に宝塚を観劇すると、やはり在団中とは違う感覚になるというか。日数がたてばたつほど、わたしはこれからもずっと宝塚が好きなんだろうなと思うんです。宝塚を全力で応援したいという気持ちと、宝塚にいた人間として、10代の頃から宝塚で教えていただいたことはきっと忘れないですね。」という真彩の言葉に、望海も「わたしもずっと一緒にやってきた雪組の仲間たちのことはずっと応援していきたいなと思います」と力強く付け加えた。

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