藍井エイル、全国14か所を駆け抜けた
ツアーを完走 「私を信じてついてき
てくれて、音楽を聴き続けてくれて、
本当にありがとう!」
タート。エイルバンドをバックに、代表曲「I will...」「ラピスラズリ」、メジャーデビュー曲「MEMORIA」を、堂々と気迫あふれるパフォーマンスで披露。ライブ前半から、観客の心を見事にキャッチした。ハートフルなラブソング「虹の音」では、フレーズひとつひとつを丁寧に歌い上げる姿に、雰囲気一転、会場が暖かい空気に包まれた。
中盤には、疾走感あふれるロックナンバー「Contradiction」、「MY JUDGEMENT」、「GENESIS」をバンドメンバーと息の合った、圧巻の歌唱力とパフォーマンスで魅了した。声を出しての声援が出来ない中、サイリウム・ライトを振りかざし、ステージと客席とが一体となった瞬間が非常に印象的だった。
後半には、藍井エイル本人が「最もダークな表現で歌詞を受け入れてもらえるか心配だった」と語った新曲「アトック」の歌詞に込められた「過去との決別」、「大切な人がそばにいるありがたさを、いつも忘れてはいけない」というメッセージとともに「アトック」を披露。先述のMCと合わせて、この日一番の感動的なシーンであった。
本編ラストでは、バラード曲「夢の終わり」をしっとりと歌い上げ、名残り惜しい拍手が続く中、本編が終了した。この日はアンコールで披露された、「AURORA」「シリウス」も含め全19曲を披露。「今日のライブ中、私のイヤモニ(イヤーモニター)からは、みんなの“愛の音”がずっと聞こえていました。」という藍井エイルらしい、ファンへの精一杯の感謝の気持ちと共に、ツアーファイナルは終了した。来月の10月には、2011年10月19日のメジャーデビュー(シングル「MEMORIA」でメジャーデビュー)から10年を迎え、記念すべき10周年イヤーへと突入する。
SPICE
SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。