サイケデリックブルースロックから
アメリカンロックへと転身した
スティーブ・ミラー・バンドの
『ジョーカー』
スティーブ・ミラー・バンド
続く『すばらしき新世界』(’69)では、スキャッグスとピーターマンが脱退、新たにベン・シドランが加入する。ゲストにニッキー・ホプキンスとポール・マッカートニー(変名で)が参加するなど、大きな話題となった。
5枚目のアルバム『ナンバー5』(’70)はナッシュビル録音で、エリアコード615の面々が参加するなど、カントリーやマリアッチ的なサウンドにもチャレンジするなど意欲作となったが、ミラー以外のメンバーの影が薄くグループの存続が危ぶまれた時期でもある。この後、ミラーは冒頭で述べた自動車事故で長期間の休養を余儀なくされるのと同時にグループは分裂する。