まだまだコロナ禍の2021年挫けそうなときに響いたベストソング

まだまだコロナ禍の2021年挫けそうなときに響いたベストソング

まだまだコロナ禍の2021年
挫けそうなときに響いたベストソング

2021年も残りわずか。年間ベストアルバムやらの話題が出始めて、師走感にめっちゃ追われ、気づけば年が明けているというのがお決まりのパターンです。近頃は地震が頻繁に起きていますが、どうか無事に新しい年を迎えられますように。さて、なんだかんだで引き続きコロナ禍だったこの一年。やっぱり、挫けそうなことだってたくさんありました。今回はそんな時に刺さった個人的ベストソングを5曲ご紹介します〜!
「DESTRUCTION」収録アルバム『Panta rhei』/SULLIVAN's FUN CLUB
「A perfect day」収録アルバム『Uniolla』/Uniolla
シングル「希望を鳴らせ」/THE BACK HORN
シングル「ヒカレイノチ」/Kitri
「再生」収録アルバム『ギター』/ハンブレッダーズ

「DESTRUCTION」('21)
/SULLIVAN's FUN CLUB

「DESTRUCTION」収録アルバム『Panta rhei』/SULLIVAN's FUN CLUB

「DESTRUCTION」収録アルバム『Panta rhei』/SULLIVAN's FUN CLUB

《ハロー、まだ聴こえるか?》の声に、今年は何度も心を引っぱり上げてもらいました。札幌発のロックバンド、SULLIVAN's FUN CLUB。9月にリリースされたミニアルバム『Panta rhei』がときめきポイント満載の素晴らしい出来栄えで、そのパンク精神に富んだナンバーの数々、パワフルなヴォーカルやコーラス、猛然と飛びかかってくるようなサウンドを浴びていると、感情がグワッとあふれてきて居ても立っても居られなくなります。くすぶり解消No.1ソング!

「A perfect day」('21)/Uniolla

「A perfect day」収録アルバム『Uniolla』/Uniolla

「A perfect day」収録アルバム『Uniolla』/Uniolla

KUMI(LOVE PSYCHEDELICO)、深沼元昭(PLAGUES、Mellowhead)、林 幸治(TRICERATOPS)、岩中英明(Jake stone garage、brainchild's)による新バンド、という説明だけで胸躍る音楽ファンも多いはず。「A perfect day」はそんなUniolla(ユニオラ)の1stアルバム『Uniolla』のオープニング曲で、KUMIの清々しい歌声、マンドリンを含めたエバーグリーンなサウンドが最高です。聴いていて心がスーッと浄化される感じがしませんか? この先もきっとタイムレスに楽しめるであろう名曲!

「希望を鳴らせ」('21)
/THE BACK HORN

シングル「希望を鳴らせ」/THE BACK HORN

シングル「希望を鳴らせ」/THE BACK HORN

12月5日にリリースされたばかりの最新シングル曲。メンバー曰く“THE BACK HORNらしさを強く意識して作った”そうで、8ビートを軸にした疾走感あふれるサウンドと生きることに改めて向き合った揺るぎないメッセージが光る、まさに渾身の仕上がりとなっています。絶望の中でもがき苦しんできたバンドが放つ希望の歌だからこそ、楽曲に深みが伴っていてものすごくリアル。今もなお何が起こるかまったく分からない状況において、気持ちをしっかり奮い立たせてくれるナンバーです。

「ヒカレイノチ」('21)/Kitri

シングル「ヒカレイノチ」/Kitri

シングル「ヒカレイノチ」/Kitri

豊かなハーモニーとピアノ連弾で魅せる姉妹ユニット、Kitri。「ヒカレイノチ」はアニメ『古見さんは、コミュ症です。』の書き下ろしエンディングテーマで、11月に初のシングルCDとしてリリースされました。何があっても本当の想いを隠して平気な顔で頑張ってしまいがちな日本人に、《どんなにくじけそうな時も 空が綺麗だとか 優しい言葉 それで進めた》と歌ってくれるこの曲は沁みます。日常に潜む幸せを見つけられる感じ。ホーンやストリングスで彩ったアレンジも素敵です。

「再生」('21)/ハンブレッダーズ

「再生」収録アルバム『ギター』/ハンブレッダーズ

「再生」収録アルバム『ギター』/ハンブレッダーズ

11月に2ndフルアルバム『ギター』をリリースしたハンブレッダーズ。そのリード曲が「再生」で、《僕の感動とお前の「エモい」を同じにすんな》など言葉で闘ってきたバンドならではの歌詞、ロックミュージックの無敵感がビシビシ伝わってくるサウンドに撃ち抜かれます。コロナ禍で気持ちが塞ぎ込んでしまうこともあるけれど、《理不尽や絶望じゃ 止められやしないんだ 僕達の再生を》と歌うこの曲がくれるパワーをいつでも信じていたいです。爆音で聴いてください!

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『okmusic UP's』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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