L→R 小林 勝(Ba)、桐田勝治(Dr)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)

L→R 小林 勝(Ba)、桐田勝治(Dr)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)

【ザ・クロマニヨンズ リコメンド】
独立した個性が光る楽曲たちが並び、
それぞれが輝いている

2021年8月にスタートしたシングル6カ月連続リリースプロジェクト『SIX KICKS ROCK&ROLL』がついに完結! そして、そのプロジェクトを冠とする同日発売の15枚目のオリジナルアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』はシングル曲+カップリング曲に加え、ボーナストラックも2曲収録! これまでとリリース形態が変わったものの、言うまでもなく今回もロックンロールの普遍の魅力を放つ曲ばかりだ。

前代未聞の6カ月連続リリース企画
『SIX KICKS ROCK&ROLL』を敢行

 将来、ザ・クロマニヨンズのバンドヒストリーを眺めた時、2021年という年は彼らにとって画期的な年になるに違いない。これまで、秋から冬にかけて先行シングルをリリースし、アルバムをリリースしたあとに全国ツアーに出るというルーティーンを掲げ、そのペースはほとんど変化することなく続けられてきた。多少のスケジュールの変更はあっても、基本的な流れとしてこのサイクルはずっと踏襲されてきた。しかし、2021年はコロナ禍という特殊な状況であったとはいえ、彼らにとっては前代未聞の試みとなる、6カ月連続のシングルリリースが敢行されたのだ。

 このプロジェクト自体を“SIX KICKS ROCK&ROLL”と名づけ、始動させた8月25日からマンスリーで届けられる作品はファンを歓喜させ続けてきた。7インチのアナログ盤とCDでリリースされ、それらを一枚ずつ集めていくという感覚はファンのマニア心をくすぐるものでもあり、アルバムでまとめて聴くのとはまったく違う、インターバルをあけて曲に接していくというワクワク感を生み出していた。

 さらに、この企画の最後のシングルとCDアルバムが同日に発売され、アナログでのアルバム発売はないと前もって発表(第一弾シングルのアナログ盤には6枚のシングルを収納できるBOXが付属している)。そんな潔さも彼ららしいと言える。シングルですでに楽曲を聴いているのだから、あえてまとめなくても耳に焼きつけておいてほしいという想いもあったのだろう。

 そんな、今回のプロジェクトの最後を飾るアイテムであり、そのプロジェクト名を冠した15枚目のオリジナルアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』が、2022年1月19日にリリースされた。これまでの流れを振り返ると、第一弾シングル「ドライブGO!」以降、「光の魔人」「大空がある」「もぐらとボンゴ」「縄文BABY」と毎月リリースが続いたのち、2022年1月19日に第六弾シングル「ごくつぶし」をリリース。これらの表題曲とカップリング曲を収録した全12曲に加え、ボーナストラック2曲をもう一枚のCDに収録したものが今回の2枚組アルバムだ。しかも、楽曲を単にリリース順に収めるのではなく、アルバムとしてのトータルな構成を考えた上での曲順になっているのも見逃せない。

 そもそも彼らはシングル用、アルバム用といった意識で曲を作っていないし、シングルとアルバムで異なる制作方法をとってもいない。曲を作った時期が過去であれ最新のものであれ、アルバムに入れたいと思ったその時の気持ちに忠実に制作し、収録しているだけだ。もちろん、楽曲ごとにアレンジを磨き上げ、4人の解釈が加わって曲が完成するわけだが、“シングルだからこんな音にしよう”や“アルバム収録曲だから違った雰囲気を出そう”といった意図はまったく存在していない。言ってみれば、ひとつひとつの楽曲が同列に並んで一枚のアルバムに仕上がっている…ということになる。

 おそらく、今回のシングルのリリース順も、曲のタイプが似通ったものにならないよう気をつけたぐらいで、発売順にそれほど深い意味はないのだろう。独立した個性が光る楽曲たちが並び、それぞれが輝いていればそれで構わない。そして、これまでと同様、どの曲も見事にクオリティーが高い。
L→R 小林 勝(Ba)、桐田勝治(Dr)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)
甲本ヒロト(Vo)
真島昌利(Gu)
小林 勝(Ba)
桐田勝治(Dr)
シングル「ごくつぶし」
アルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』
シングル「ドライブ GO!」
シングル「光の魔人」
シングル「大空がある」
シングル「もぐらとボンゴ」
シングル「縄文BABY」

OKMusic編集部

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