REBECCAがプレミアムなビルボードラ
イブ・ツアーを開催、土橋安騎夫&NO
KKOのオフィシャルインタビュー到着

REBECCAが、7月13日(水)からビルボードライブ東京、大阪、横浜の3会場にて、ツアー『Billboard Live 15th Anniversary Premium Live』を開催する。開催に先駆けて、オフィシャルインタビューが到着したので紹介しよう。

この夏、15周年を迎える東京と大阪のビルボードライブ。それを記念したプレミアムなラインアップにREBECCAの名が燦然と輝いている。ビルボードライブの空間でどんなサウンドを奏で、そしてどんな表情を見せてくれるのか。リーダーの土橋安騎夫、ヴォーカルのNOKKOが語るBBLツアー、そしてREBECCAの現在地とは。
土橋安騎夫
自然に集まれた「再結成」
15周年を迎えるビルボードライブのプレミアムライブにREBECCAが登場する。2015年に20年ぶりに再結成され、数々の名曲に彩られた圧倒的なパフォーマンスでアリーナの観客を魅了し、2017年には全国ツアーを開催した彼ら。REBECCAとしてビルボードライブ初登場なのはもちろん、バンドとしてのライブも再結成以降は5年ぶりとなる。
土橋安騎夫:ビルボードライブの規模でREBECCAがライブをするのは、たぶん初期のライブハウス時代以来かもしれない。
NOKKO:私はソロで何度もビルボードライブは経験しているけど、REBECCAでは初めてなので、ちょっとドキドキしますね。実は去年のビルボードライブのソロのステージに、スペシャル・ゲストとして土橋さんと小田原(豊)さんに登場してもらう話があったんだけど、コロナの影響で流れてしまって。
土橋:あれが実現していたら、今回の伏線になったんだろうね。
NOKKO:去年の私のライブはコロナ禍でみなさんも大変だったと思って、REBECCAの曲を中心に歌ったんです。すると、マスク越しでもお客さんと温かい繋がりを感じることができて、これをREBECCAのメンバーと分かち合いたいと思って、今回のステージが実現することになりました。
2015年のREBECCA再結成のきっかけとなったのも、2014年にビルボードライブで行われたNOKKOのソロ・ライブだった。
土橋:NOKKOのライブに自分、小田原、是永(巧一)がサプライズとして登場したのは再結成の足がかりになりましたね。あのときすごく新鮮に感じられたのは大きかった。
NOKKO:過去の再結成と違って、自然な流れで集まれたんですよね。ノリさん(高橋教之)もステージを観に来てくれたし。2015年は大規模なアリーナでのライブでしたが、さらに時を経て、もう少し気楽に楽しんでもらえるステージを観てもらいたいという気持ちになってきたんです。
今歌う「自由で溌剌とした音楽」
REBECCAのデビューは1984年。「フレンズ」「Raspberry Dream」「Moon」など次々とヒットを放ち、80年代を代表するバンドとなった。ただ、その存在の大きさゆえ、メンバーはREBECCAを一時は封印していたこともある。
NOKKO:気持ちが少しずつ変わっていったのは時の経過と時代の変化。今はあの頃と比べてとても複雑な世の中だけど、REBECCAの自由で溌剌とした音楽を原点に戻って歌いたいと素直に思えたんです。
土橋:当時は締め切りに追われて、苦しい日々もあったけど、そのなかでたくさんの曲が生まれたし、そういう曲は今もパワーがあるんですね。それに気がついたのも近年で、あらためて曲の力を感じることができたことが今のREBECCAの原動力になっている。
土橋安騎夫の曲、NOKKOの歌詞とヴォーカル、バンドの巧みなプレイが一体となったREBECCAは時を超え、今なお幅広い層に熱く支持されている。
NOKKO:私たちの曲を聴いて、青春の思い出が甦る人もいるだろうし、若い世代には新鮮に感じてもらえるかもしれない。わずか6年の活動期間だったのに、その6年がこんなに自分の人生に影響するとは思わなかったですね。でも、時間を経たことで、かつて自分が言いたかったことが今になって分かるところもあるんです。
土橋:最近、USチャートでも80年代の音楽やサウンドが見直されつつあるし、自分たちの音楽を今に繋げてみたい意欲もありますね。80年代はシンセや打ち込みの発達により、ポップ/ロックが様々な実験を重ね、現在に至る音楽のヴァリエーションを生んだと思うんです。時代が一巡した今、あらためて80sのカッコイイ部分としてのREBECCAを追求してみたい。
キーワードは「ネオ80s」
NOKKO
REBECCAはその時代に最も旬なサウンドを積極的に導入しながら、それを誰もが親しめるポップなサウンドに仕立て、多くのヒット・ナンバーや名曲を生んだ。
NOKKO:新曲も期待されるかもしれないですけど、そこは自然発生的でいいんじゃないかなと思って。活動する際にことさらアピールしなくても、みんなが観たい、聴きたいREBECCAを届けたいという思いの方が強い。
土橋:2017年にツアーをしてみて、機材や音響面の進化でライブにおけるストレスが随分と軽減されたんです。おかげで30年前と同じメンバーでツアーを楽しく過ごすことができたのも良かった。
再結成以降もアリーナを満員にしてきたREBECCA。ビルボードライブの空間ではどんなステージを繰り広げてくれるのだろう。
NOKKO:ゴージャスで特別なライブにしたいですね。アリーナであんなに盛り上がってくれたんだから、ビルボードライブの至近距離ではどうなっちゃうんだろうって、すごく楽しみ。
土橋:選曲もひと味違うものを考えています。アレンジはオリジナルを大きく逸脱せずに、最近のテーマでもあるネオ80sの匂いを醸しながらプレイできれば。
NOKKO:生の演奏=ライブがいかに人生を豊かにしていたかをコロナ禍で思い知って、ライブをする意味をこれまで以上に強く感じているんです。
土橋:僕は、音楽はいつも寄り添ってくれるものだと思っている。それは演奏する側も聴く側も同じだし、だからこそ同じ空間を共にできるライブはますます大切になってくるんじゃないかな。
NOKKO:そう。ライブはお客さんの熱量が私たちのパワーになる。ビルボードライブで貴重な一時を思いきり楽しんで、REBECCAの今を感じてほしいですね。
取材・文=Kyoko Sano 撮影=Takashi Noguchi

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