テレビアニメ『RE-MAIN』スペシャル
イベントのオフィシャルレポート&イ
ベント写真到着 アーカイブ配信中

2021年7月よりテレビ朝日系全国24局ネットにて放送されていたテレビアニメ『RE-MAIN』。本作のスペシャルイベントが2022年7月3日に開催、オフィシャルレポート到着しているので引用する。また、サイト下部ではサイト内未掲載のイベント写真も見ることができるのでチェックしてほしい。

水球TVアニメとして2021年にテレビ朝日系列にて放送された『RE-MAIN』のスペシャルイベント「RE-MAIN 山南高校水球部 特別合宿」が、去る7月3日にヒューリックホール東京(有楽町)にて開催された。
2021年7月3日の放送開始日からちょうど1周年を迎えた『RE-MAIN』だが、今回は初めて有観客で行われるイベントということもあり、まさに満を持しての開催となる。MCを務める城島譲役の木村昴さんがステージに現れると、山南高校水球部のキャプテンとして、イベントのタイトルを「山南高校水球部 一日限定スペシャル公開特別合宿! いろんなことを見せちゃおう IN 有楽町!」に変えたと宣言。続いて、牛窓喜晴役の廣瀬大介さん、猪俣ババヤロ豊役の畠中祐さん、江尻武一役の古川慎さん、網浜秀吾役の斉藤壮馬さん、岡栄太郎役の西山宏太朗さんが、それぞれキャラクターとして登場し、軽妙なやりとりを交わしつつ、ラストは全員で主人公・清水みなと役の上村祐翔さんを呼び込んだ。
(c) RE-MAIN Project
キャスト陣の自己紹介を経て、前半では本作の原作・総監督・シリーズ構成・脚本・音響監督を務めた西田征史さんセレクトによる「おすすめシーン」を、朗読劇というスタイルで披露。みなとが栄太郎に「また僕に憧れさせてみせるから」と語った第5話や、城島が水球部への思いを語る第7話、記憶を取り戻したみなとを中心にチームがまとまっていく第10話など全7シーンが、映像を交えながら再現される。いずれも山南メンバーそれぞれが心を開き、前へ進んでいくきっかけとなるシーンで、『RE-MAIN』の青春ドラマとしての魅力を、キャスト陣の生芝居で改めて堪能するコーナーとなった。終了後は西田総監督が映像出演し、披露された「おすすめシーン」についての様々な思い入れを自ら語っていった。
(c) RE-MAIN Project
続いてのコーナーでは、キャスト全員が各キャラクターのイメージに合わせたパジャマ姿で登場。今回のイベントは「合宿」なので、第6話で合宿していた山南メンバーと同じように“夜のパジャマトーク”を楽しむという趣向だ。
水球のルールに則って、各8分と設定された第1ピリオドから第4ピリオドまで、テーマに沿ってお喋りするこのコーナー。最初の第1ピリオドは「これはギリギリ!! キャラクター・パスリレートーク!」と題し、それぞれが自分のキャラクターの魅力や好きなところをリレー形式で語っていく。まずは上村さん→西山さん→木村さんという流れでスタートするが、挙げられるキャラクターの「いいところ」に皆が同意し、まさにキャラクターを褒めまくる状況に。そうした中、西田総監督が書いた栄太郎の設定に「可愛いね、と言われることを期待して可愛い物を買う」とあったことを西山さんが語ると、廣瀬さんから「西山くんじゃん…」とツッコミが入り、一同は爆笑。そこから西山さんが日頃楽しんでいるネイルについても話題が広がり、盛り上がる展開となった。
続く第2ピリオドは、同じテーマで斉藤さん→古川さん→畠中さん→廣瀬さんという流れ。ここでは古川さんが江尻の魅力について、ほぼノンブレスで一気に語りまくるが、その熱さに思わず「え、何言ってるか全然わからない…」と呟く畠中さん。江尻が熱い男だからこそ自らも熱くなるという古川さんに対し、畠中さんは“ババヤロっぽく”のんびりとババヤロの良さを語り、キャラクターの個性がそのままトークの面白さへと変化していく。時にはツッコミ合い、タイトル通り「ギリギリ(!?)」なトークも展開されたが、各キャストのキャラクター愛があふれるスタンスによって、まさに「愛に愛を塗りたくる愛のミルフィーユ(木村さん談)」といった感じのコーナーとなった。
第3ピリオドは「今だからカミングアウト★エピソードトークでシュート」と題し、アフレコ時のエピソードなどが語られた。当時の収録現場を振り返った斉藤さんは(コロナ禍の影響もあり)全員でのアフレコができなかったので、今回のイベントでこうして揃えたことが貴重だと語る。また、配信特番の収録時に、ゲームコーナーで上村さんが西田総監督の顔面に水球のボールをぶつけてしまったことも話題に。ここでは、そもそも総監督にボールをぶつけるという企画自体がヤバかったのではないかと盛り上がった。
第4ピリオドは「ファンが選ぶ『RE-MAIN』のお気に入りシーン 大発表!!」と題し、ファンが投票した名シーンの数々からベスト4が発表された。選ばれた中には最初の朗読劇で再現された第5話のシーンもあり、そのラインナップは誰もが納得の結果に。そこで1位に輝いたのは、第12話の終盤で牛窓がシュートを決めるという王道の名シーン。本編のクライマックスとも言える「牛窓シャウト」のシーンについて、放送時にリアルタイムで観ていたという廣瀬さんは、その瞬間SNSで「牛窓キターーーッ!」と盛り上がっていたことを振り返った。

(c) RE-MAIN Project
(c) RE-MAIN Project
(c) RE-MAIN Project

最後のコーナーは、いよいよお待ちかねの特別朗読劇。この日のために西田総監督が書き下ろした新作で、タイトルは『水着』。山南メンバーが練習に励んでいる最中、牛窓や網浜が水球向きの水着を着ていないことをみなとが指摘し、「せっかくなんで」と全員でお揃いの水着を買いに行くというエピソードだ。スポーツショップではそれぞれが選んだ水着をスクリーンで発表していくが、ここで映し出されるのはすべてキャスト陣による手描きイラスト。花柄や縞模様など、それぞれ“らしさ”があふれるデザインの中で、一同をザワつかせたのは網浜(斉藤さん)提案の水着。黒一色のシャープな線で描かれたそれはもはや紐…というデザインで、ツッコミのアドリブが止まらない。最終的には、指のゲーム「いっせーの」で決めることになり、江尻(古川さん)が2番手で早くも決着させるという強さを見せる。そんな展開で、今回の朗読劇は山南メンバーとキャスト陣の賑やかなやりとりがリンクする楽しいものとなった。
イベントはいよいよ終わりが近づき、最後はキャスト陣がそれぞれに今回の感想や、『RE-MAIN』という作品への思い入れを挨拶と共に語っていった。上村さんは放送開始から1年後の日にイベントを開催できたことに感謝しつつ、キャスト全員で大笑いしながら楽しく過ごしたことを振り返って「今すっごく終わるのが寂しいですね」と素直な思いを語る。そして「これからも『RE-MAIN』が皆さんの心の中に、ずっと支えとして生き続けてくれたらいいなと思います。僕たちも精いっぱい、みなとたちを愛していきたいと思います」と語り、山南メンバーや『RE-MAIN』ファンと過ごした一日を締めくくった。

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