L→R 愛美(Vo&DJ/山手響子役)、高木美佑(DJ/犬寄しのぶ役)、小泉萌香(VJ&Cho/笹子・ジェニファー・由香役)、倉知玲鳳(Cho&Pf/清水絵空役)

L→R 愛美(Vo&DJ/山手響子役)、高木美佑(DJ/犬寄しのぶ役)、小泉萌香(VJ&Cho/笹子・ジェニファー・由香役)、倉知玲鳳(Cho&Pf/清水絵空役)

【Peaky P-key インタビュー】
メンバーの誰かひとりでも欠けたら、
ピキピキではなくなってしまう

DJをテーマに、アニメ・ゲーム・声優によるライヴなどを展開するブシロードのメディアミックスプロジェクト『D4DJ』。同作の登場ユニットであるPeaky P-key(以下、ピキピキ)が9月7日に1stアルバム『Master Peace』を発売する。結成当初から彼女たちが纏ってきた“王者感”の根源はどこにあるのかをはじめ、ユニットの今後の展開と現在地を紐解くべく4人を直撃した。

結成当初にこのテイストの曲は
歌いこなせなかったかもしれない

1stアルバム『Master Peace』ですが、タイトルは“masterpiece”の造語でしょうか?

愛美
そうなんです! “傑作”という本来の意味の他に、ピキピキのコンセプトである王者としての“master”と、音楽を通してポジティブな想いを届けたいという“peace”をかけ合わせていて。楽曲のどれかひとつ、メンバーの誰かひとりでも欠けたら、ピキピキではなくなってしまう。そんな想いが“Master Peace”という言葉からも伝わってほしいですね。

『D4DJ』随一の実力派ユニットとして自信や矜持を感じられる内容ですね。

愛美
このアルバム収録曲でライヴのセットリストを組むとして、どれを組み合わせても間違いなく盛り上がるんですよね。今回はさらに強靭な新曲「Deja Boon」まで入ってきて、本当に満足度の高い一枚になりました。

そんなピキピキも活動開始から3年が経ちました。結成当初から大きく変化したことはありますか?

愛美
いい意味でメンバー同士の誤解が解けたことですかね(と言い終わる頃に、他メンバーが漏れなく含み笑いを見せる)。

どうしました? 何のことか気になりますね(笑)。

愛美
どうしてこれほどに居心地がいいのかと考えていたのですが、根底の性格や価値観が似ているからだ、ようやく発覚したんです。
小泉
それもすごく最近のことで。今年5月末に開催された『D4DJ D4 FES. LIVE -ALL IN-』の初日公演を終えたあとの夜のホテルでのことだよね。

そう言えば先日、Lyrical Lilyのみなさんにインタビューをした際も同じようなお話を聞きましたね。初日公演を終えて反省会をするために集まり、深夜4時近くまで語り明かしていたとか。肝心の反省会は5分程度で終了したらしいですけど。

倉知
私たちも4時頃まで一緒にいましたよね? 振り付けの確認とか改めてダンスも練習したり。
小泉
そうそう。当日の自分たちのライヴ映像を全て観たから、1時間くらいは反省会もしたけど…ただ、そこから始めたUNOが長かった(笑)。
愛美
私の部屋に集まってね。みんなが全然帰らないんですよ(笑)。
倉知
すいません、すいません! 居座り続けてごめんなさい〜!
小泉
もしかして帰ってほしかったの!? 早く寝たかったよね。もう、言ってよ〜。
愛美
違うんだよ~。私も寂しがりだから、なんならずっと一緒にいて、翌日までみんなで寝てほしかったくらい(笑)。むしろ全然帰らないことも、それが自然な流れで嬉しかったんだよね。

では、次回は愛美さんに4人部屋を割り当てて“朝までコース”なんていかがでしょう?

愛美
4人部屋もいいかもね。この際だからひとり1部屋じゃなくていいよ、みんなで一緒に寝よう。
高木
その代わり、スタッフさんにはおっきな部屋を予約してもらおう!

(笑)。では、アルバムの話題に戻りまして、ジャケットのイラストもとても可愛らしいですね。

愛美
私はA ver.の新衣装がお気に入りで。ライヴで実際に着た時には、自分たちが思わず最強になったかのように錯覚しました。
高木
メンバー全員で共通の要素を持たせつつ、それぞれ異なるパーツでアシンメトリーなテイストにしているのが私たちらしいよね。ユニット感とひとりひとりの個性を両立している感じがする。あと、A ver.のジャケットは下からのアングルで描かれているのも新鮮だった。
倉知
逆にB ver.はスタッフさんが山手響子(CV:愛美)ちゃんたちに大人なPeaky P-keyを見せたかったから生まれたのだとか。そう言えば、他のユニットもここまでの期間でアルバムを発売してきたけど、衣装が2パターンも用意されたのは私たちだけだよね?
小泉
そうそう。スーツのほうはこのアルバムにも新曲のイメージにもぴったり!

ちょうど話題にもなっていますが、「Deja Boon」の読み方は“でじゃぶーん”で間違いないんですよね。

愛美
そうです! たぶん…ん? たぶーん、でじゃぶーん!
倉知
“たぶーん”って何?(笑)。そうです、“でじゃぶーん”です。

正解で良かった(笑)。では、レコーディング時に意識したこと、またはアドバイスされたことなどはありますか?

高木
女性を口説く気持ちで歌ってほしいというアドバイスがあったよね。だから、いつもより大人びた雰囲気を出すように意識したり。
愛美
色気マシマシだったよね。清水絵空(CV:倉知玲鳳)ちゃんの歌うAメロなんて、本当にカッコ可愛くて大好き。
倉知
ありがとうございます! レコーディングについて言えば、今まででもっともテイク数を重ねた楽曲かもしれません。ワンフレーズを録るだけでも、どこまでをメロディーに合わせて歌って、どこから音程を外した台詞調にするかとか、どの言葉まで音を当てるかとか、とてもこだわりました。笹子・ジェニファー・由香(CV:小泉萌香)とふたりで歌うパートも、私が先にレコーディングしたのですが、最終的にお互いのテイクを何パターンも組み合わせた試行錯誤の末、完成版が仕上がったんだよね。

先ほど“色気”という言葉が出ましたが、セクシー路線を突き進むとMerm4idの表現領域にも食い込んでしまうように思われます。ユニット同士の線引きなどは歌唱時に意識していましたか?

高木
どうだろう? 特に意識していなかったよね。Merm4idは私たちと違って、乙女なイメージが強いからかな? “何で何で〜?”みたいな感じで女子っぽい口調ですし。
愛美
ピキピキはむしろ“ドヤドヤ系”女子だよね。

Merm4idのイメージ、とても分かります。湘南のビーチとかで楽曲が流れていそうですよね。

愛美
逆に「Deja Boon」は海外のイメージです! そう言えば、2年ほど前のライヴ終わりにユニット音楽プロデューサーの上松範康さんから“次はどんな曲を歌いたい?”とヒアリングをされて、私は“ブルーノ・マーズさんみたいな楽曲がピキピキに合うと思います!”と答えたんです。もしかしたら「Deja Boon」がそうなのかも?
倉知
結成当初にこのテイストの曲は歌いこなせなかったかもしれないですね。それぞれのキャラクターがまだ知れ渡っていない中で、楽曲の個性のほうが際立っちゃいそうだし、今だから歌えるようになったんだと思います。
L→R 愛美(Vo&DJ/山手響子役)、高木美佑(DJ/犬寄しのぶ役)、小泉萌香(VJ&Cho/笹子・ジェニファー・由香役)、倉知玲鳳(Cho&Pf/清水絵空役)
アルバム『Master Peace』【A ver.】(CD+Blu-ray)
アルバム『Master Peace』【B ver.】(CD)

OKMusic編集部

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