The Soap Girls、淳士

The Soap Girls、淳士

The Soap Girls、
初の来日ツアーを完遂!
全公演をともにした
ドラマー・淳士との対談を公開

9月25日から10月6日までの滞在12日間で11公演を開催するという怒涛のスケジュールで、初来日ツアー『The Soapgirls JAPAN TOUR 2022『SIXTH GENERATION Rock Live Show“Tokyo Duel”round 1』』を完走させた、南アフリカのロック姉妹・The Soap Girls

姉妹を支えるゲストドラマーとして参戦した日本を代表するスーパードラマー・淳士(ex SIAM SHADE、BULL ZEICHEN 88)との相性もバッチリで、対バン相手(Gacharic Spin、ベッド・イン、東京初期衝動、チャラン・ポ・ランタン、kaya、bulb、FEMM、ASP、BRIDEAR、土屋アンナ)と真っ向勝負で挑んだ見事なステージングで多くの観客を魅了した今回のツアー。対バンバンドと日本のクルーからの愛を受け取った彼女たちは、さらなる目標とスローガンである“自由”を胸に次の地へと旅立った。

大成功となった同ツアーを支えた淳士とThe Soapgirlsの対談をここに記そう。

日本でのThe Soap Girlsの音が
生まれたと感じた

The Soap Girls、淳士

The Soap Girls、淳士

――今回のJAPANツアーで、淳士さんと一緒に出来ることになったときの最初の感想は?

ミリー:アメージング! って感じだったわ。とても嬉しかった!

ミー:最初に淳士の名前を聞いて、たくさんの動画で淳士のことを調べたの。とても有名なドラマーだって知って、日本でのツアーがとても楽しみになったの。

ミリー:とてもワイルドでいながら、とても楽しそうな人柄だというのが伝わってきて、早く会いたい! 一緒に音を出したい! って思ったわ! とてもエキサイティングだったし、興奮したの!

淳士:ありがとう!

――実際に一緒に音を出してみた感想は?

ミー:思った以上に最高だったわ! 本当に淳士のドラムは最高! 日本でのThe Soap Girlsの音が生まれたと感じたの。

ミリー:私達は1年のうちに8ヶ月ライヴをしているの。ずっと毎日がツアー。

ミー:南アフリカのケープタウンに住んでいるんだけど、ケープタウンに戻るのは1年のうち4ヶ月だけなの。

ミリー:ドラマーは現地でお願いしているスタイルだから、毎回違ったThe Soap Girlsの音が生まれるの。

――言葉の壁は?

ミー:音を出してしまえばなくなるね。

ミリー:世界各国でライヴをしている中では、全く言葉が通じないドラマーと演奏したこともあるのよ。

ミー:そう。でも、やっぱり音を出してしまえば、その壁は無くなるから!

淳士:いや、それにしても、1日目のリハーサルのとき、すごいスピードで進んでいくことに驚いたけどね!(笑) そもそも貰っていた音資料とアレンジが違う(笑)。で、まず1回音合わせして、アレンジが違う箇所を口頭で聞く。まずそこで“用語”の擦り合わせで苦労したんだよ。曲の中のどの部分の話をしているのか、とか、“ひと回し”の解釈とか。で、その曲をじっくりと煮詰めていくのかと思いきや、いきなり次の曲、次の曲、ってどんどん進んでいっちゃうから、え!? ちょっと待って! って感じだった(笑)。

――1日目のリハーサルで10曲以上やってたよね?

ミリー:はい! 12曲やりました!

ミー:最高です!

淳士:最高です! じゃないよ!(笑) 速すぎるよ、スピードが! 本当にビックリしたからね! まだ会ったばっかりで意思の疎通も出来てない1日目のリハーサルから、サム(マネージャー)が、“本番のステージの上にはミリーとミーと淳士の3人しか居ないんだから、リハーサルも3人だけにしろ”って言われて、テックさん達もみんなリハーサルスタジオの外に居たからね。一応通訳さんは居てくれたけど、ほとんどミリーとミーと3人で進めていった感じだったからね。

ミリー:はい! 問題ないです!

ミー:淳士は最高です!

淳士:本当に、本番でも打ち合わせ通りに行ったことないからね!(笑)

ミリー&ミー:最高です!(笑)

ーーリハーサル初日に、淳士さんに覚えてもらう為に事前に送られた楽曲以外の曲がセットリストに入っていたことにも驚いたけど、淳士さんが“彼女達がやりたいことを可能な限り実現させてあげたいから”と言って1日で3曲も覚えて来てくれて、次の日にはリハーサルが出来ていたという奇跡もありましたもんね。淳士さんからThe Soap Girlsへの愛しかなかったですね。淳士さんじゃないと出来なかったことが本当にたくさんありました。

淳士:ホントに、大サービスだよね(笑)。最初からいろいろめちゃめちゃだったよなぁ。でも、とにかく彼女たちのやりたいようにやらせてあげたかったんだよね。せっかく遥々日本に来てくれたんだしさ。“淳士さんの凄さ”も見せつけたかったし(笑)。
The Soap Girls、淳士

The Soap Girls、淳士

――初日も、アンコール予定ではなかったのに、2曲を残してミリーとミーがステージから帰ってしまったときも相当驚いたけど(笑)。淳士さんのさすがの対応力で乗り切りましたよね(笑)。ドラムソロ、最高でした!

ミリー&ミー:素晴らしかったです! 

ミー:最高のドラムソロでした!

淳士:いや、だからさ…(笑)。聞いてないのよ、そこで帰っちゃうとか、マジで(笑)。すっかりハケるタイミング逃しちゃったし、どうしようかなと思って、とりあえずドラムソロで繋ぐかと。そしたら照明さんがバッチリついて来てくれて! 神でした! そうこうしてたら2人が戻ってきた(笑)。

――日に日に“バンド”になっていくのを感じました。すごく音が成長していくのが見えたのも、今回のツアーの醍醐味だったなと。初日と最終日とでは全く違ったから。

淳士:ホントそれ! 毎日演ってたってのがイイよね! 僕も、回を重ねるごとにバンドとして育っていくのが如実に感じられたのでめちゃめちゃ楽しかった。

――淳士さんはずっと“The Soap Girlsの淳士”って言ってましたよね。

ミリー:嬉しいです!

ミー:ミリーとミーと淳士でThe Soap Girlsでした!

淳士:というか、“The Soap Girls with Soap Ojisan”というか(笑)。ソープおじさんて…語弊しかないけどね(笑)。

OKMusic編集部

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