野田秀樹が演出を務める文化のサーカ
ス『東京キャラバン the 2nd』いよい
よ開催 当日観覧整理券の配布が決定

『東京キャラバン the 2nd』が、2022年11月27日(日)静岡・駿府城公園紅葉山庭園前広場と2022年12月16日(金)・17日(土)東京・池袋西口公園野外劇場グローバルリング シアターにて、開催される。
前田敦子(女優)、浅草ジンタ(ミュージシャン)、REG☆STYLE(ダブルダッチチーム)、沢則行(人形劇師)、宇治野宗輝(アーティスト)など多彩なジャンルの表現者たちをはじめ、次代の文化を担う若手たちや琉球舞踊、アイヌ古式舞踊の継承者たちが、演出・野田秀樹の下、ジャンルを超えて交わり創作する、新しい表現によるパフォーマンスを披露する。
すでに観覧募集は終了したが、一人でも多くの人に『東京キャラバン the 2nd』でしか見ることのできないパフォーマンスをじかに体感してほしいという思いから、当日席が用意される。
また、パフォーマンス当日、鈴木康広(アーティスト)の代表作である《空気の人》が駿府城公園紅葉山庭園前広場及び池袋・東京芸術劇場前に出現する。全長18m、幅約6m、高さ約5mにも及ぶ壮大な空気の彫刻をぜひ間近で楽しもう。
鈴木康広《空気の人》
野田秀樹 コメント
野田 秀樹
「触れ合い」…ちょっと前までは、いい言葉だった。この晩秋から冬にかけてを「人肌が恋しい季節」などと軽々しく書くこともできた。なんて幸せだったのだろう。今や「ソーシャルディスタンス」などという居心地の悪い言葉が流布し、「人肌」などもってのほかとなった。けれども、こんな時にこそ敢えて挑む。人と人のつながりが断たれた二年以上余りの時間を超えて、「いざ、集おう」。「人と近づこう」。そして傍らに「他人(ひと)」がいることの幸せを感じよう(ただし、感染防止対策を万全とした上で。こう付け加えなくてはならない窮屈さはまだあるものの…)
東京キャラバンは「人の温もり」を取り戻す文化サーカスだ。目の前に繰り広げられるアートの偉業を、空中ブランコでも見るように楽しみながら「触れ合う」のは心だ。心が触れ合うことだけは、誰も止められない。                   
参加アーティスト
前田敦子(女優)
前田敦子
1991年千葉県生まれ。アイドルグループ「AKB48」の第1期生として2012年まで活動。卒業以降は、テレビドラマや映画、舞台に多数出演、女優として活躍している。19 年に映画『旅のおわり世界のはじまり』と『町田くんの世界』で第43 回山路ふみ子映画賞女優賞を受賞。NODA・MAP 第24 回公演『フェイクスピア』(21年)で野田作品に初参加。近年の映画出演作に、『コンビニエンス・ストーリー』『もっと超越した所へ。』(ともに22年)など。公開待機作に、『そばかす』(2022年12月16日公開予定)、『そして僕は途方に 暮れる』(2023年1月13日公開予定)がある。
浅草ジンタ(ミュージシャン)
浅草ジンタ
2002年頃、浅草でローカル&グローバルをテーマに活動開始。のちに三遊亭小遊三より「浅草ジンタ」と命名され、公益社団法人 落語芸術協会に客員所属する孤高の土着型ロック・バンド。地元に根ざした活動をしつつ、世界最高峰のグラストンベリー、フジロックを始めとする国内外のフェスに多数出演。その他、ビートたけし楳図かずおとのコラボレーション、TVドラマ劇伴書き下ろし、国民的番組 『笑点』出演、舞台音楽制作等、幅広く活躍中。
「東京キャラバン the 2nd」参加メンバー:Oshow (Vo. & Wbass)、Shinya (Guitars)、Ryosuke Sudo (Trumpet)、AG (Drums)、Youki Yano (Tenor Saxophone)、TOHO (Tuba & Euphonium)
REG☆STYLE/レグスタイル(ダブルダッチチーム)
REG☆STYLE/レグスタイル
世界を代表するプロダブルダッチチーム。NBA JAPAN GAMESやRed Bull AIR RACE World Championshipなど数々のBIGイベントにGUEST出演の経験を持ち、ダブルダッチの祭典『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD』では世界大会3連覇という偉業を果たす!二本のロープを巧みに操り、迫力あるアクロバットからダンスまで彼らの織りなすパフォーマンスは、皆様を魅了します!!
「東京キャラバン the 2nd」参加メンバー:KO-YA、KAI、KENGO
沢則行(人形劇師)
北海道小樽市出身。1991年にフランス、1992年に文化庁在外研修派遣でチェコへ。以後、プラハを拠点に世界20ヶ国以上で公演、また、チェコ国立芸術アカデミー 演劇・人形劇学部を始め、多くの教育現場で講座、ワークショップを行う。ヨーロッパ文化賞「フランツ・カフカ・メダル」授与、EU文化都市賞など、国際的受賞多数。日本国内では、NHK「みんなのうた」映像制作、「SWITCHインタビュー  達人達」出演、東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル~巨大人形プロジェクト『モッコ』」の人形デザイン設計および人形製作操演総指揮を担う。極小から巨大まで、あらゆる人形(=フィギュア)を創造し 操演するところから、フィギュアアートシアタの第一人者とされる。
宇治野宗輝(アーティスト)
宇治野宗輝
1964年東京都生まれ。90年代より「LOVE ARM(ラヴ・アーム)」シリーズをはじめとするサウンドスカルプチャーを制作、またそれらを使ったライヴパフォーマンスを行っている。2004年からは、大量消費社会が急速に拡大した20世紀以降の「物質世界のリサーチ」を基盤に、楽器、家電製品や自動車、家具、中古レコードなど、世界中どこにでもある日常的なモノと技術を再構成し、近代の文化を再定義するサウンド/スカルプチャー/パフォーマンスの複合プロジェクト「The Rotators」に取り組んでいる。2013年、個展「POP/LIFE」彫刻の森美術館(箱根)、ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」に参加ほか、日本のみならず世界各地の展覧会に 参加している。
花柳貴伊那(日本舞踊家)
花柳貴伊那 撮影:nishikunio
1998年生まれ。6歳より日本舞踊を花柳貴答師に師事。
2008年坂東玉三郎特別舞踊公演『鏡獅子』胡蝶の精役、2010年新春花形歌舞伎にて 同役を務める。2020年東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業。安宅賞、同声会新人賞、 アカンサス音楽賞、東京藝大アートフェスにて日本舞踊創作曲『光』が優秀賞を受賞。 2021年度第15回奏楽堂企画『朔夜姫ー続・竹取物語ー』作・演出・主演。東京ミッド タウン日比谷〈NEXTアーティスト〉 に選出される。
自身で構成した創作日本舞踊作品の発表を主として活動。日本舞踊の古典的表現を要に、洋楽・現代曲など多分野の音楽への振付を行う。現在、同大学院音楽研究科に在籍中。
“東京キャラバン”アンサンブル
“東京キャラバン”アンサンブル 撮影:篠山紀信
2015年「東京キャラバン~プロローグ~」を機に、野田秀樹の創作活動を支えるパフォーマーたちによって結成された演劇アンサンブル。野田秀樹が「東京キャラバン」に書き下ろした「物語」を演劇的に表現し、2015年の駒沢『旅立つ前夜~1940年の子供たち~』、2016年のリオデジャネイロ、仙台、相馬、六本木での『地球の反対側から来たお話』、2017年の京都『夏の魂の中で』、2019年の秋田『禁断の恋』、2020年の北海道『予告編という名の運命』などのパフォーマンスに参加し、観客を「東京キャラバン」の世界へと誘う。
「東京キャラバン the 2nd」メンバー:石川詩織、上村聡、川原田樹、末冨真由、 手代木花野、間瀬奈都美、松本誠、的場祐太、水口早香、吉田朋弘
参加アーティスト・クリエイター from 静岡
鈴木康広(アーティスト)
鈴木康広 撮影:Timothee Lambrecq
1979年静岡県生まれ。日常の見慣れた事象に新鮮な切り口を与える作品によって、世界の見方を問いかける活動を続けている。代表作に《ファスナーの船》、 《空気の人》、《まばたきの葉》など。美術館をはじめ、パブリックスペースでのコミッションワークなど国内外で作品展示を展開。2014年に水戸芸術館、 2017年に箱根 彫刻の森美術館、2021年にはイスラエルのティコティン日本美術館にて個展を開催。主な国際展として、セビリアビエンナーレ2008、瀬戸内国際芸術祭2010、第4回モスクワビエンナーレに出展。第1回ロンドン・デザイン・ ビエンナーレ2016日本代表。2014毎日デザイン賞受賞。2017年度文化庁文化交流使。令和4年度静岡県文化奨励賞受賞
静岡県立横須賀高等学校 郷土芸能部(三社祭礼囃子)
静岡県立横須賀高等学校 郷土芸能部
広大な遠州灘と緑豊かな小笠山に挟まれ、祭や街並、人々の心に江戸情緒を残す「遠州横須賀」にて平成8年創部。故郷の誇りである祭囃子を習い覚え伝えようと練習を重ねる。笛・太鼓・鉦で名調子を奏で、火吹男・岡目・般若の舞と粋な囃子方で盛り上げる。地元を愛し、地域リーダーとなるべく、出演やボランティア活動を続ける。
全国高等学校総合文化祭13回出場。平成30年度静岡県文化奨励賞受賞。令和2年度「地域伝統芸能奨励賞」受賞、令和3年度「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」認定等。
参加アーティスト from 沖縄
琉球舞踊(立方:玉城匠、大浜暢明(静岡のみ)、上原崇弘(東京のみ) 地謡:玉城和樹、仲嶺良盛)
琉球舞踊 撮影:篠山紀信
琉球舞踊は古代の祈りから生まれた祭祀芸の舞踊を基に、琉球王国の宮廷芸能として花開いた。時代の荒波をこえて琉球の心を伝え、2009年に重要無形文化財となり、2021年には二人の人間国宝も誕生するなど高い評価を得ている。今回は琉球舞踊の他、沖縄独自の歌舞劇「組踊」や琉球古典音楽などの分野でも活躍し、伝統を受け継ぎつつ、国内外で新たな挑戦を続ける若手・中堅メンバーが参加する
参加アーティスト from 北海道
公益社団法人北海道アイヌ協会(アイヌ古式舞踊)
公益社団法人北海道アイヌ協会
東京2020オリンピックからアイヌ文化を世界へ。全てのものを敬う心から築かれたアイヌ文化には世界平和に通じるものがある。そんなアイヌ民族の心を、世界に誇れる日本の心の一つとして世界に発信していく取組を進めており、東京2020オリンピックの公式プログラムとして、札幌大通公園の舞台で世界に向けて4日間5回にわたりパフォーマンスを披露した。
「東京キャラバン the 2nd」参加メンバー:秋辺日出男、貝澤太一、酒井真理、 早坂雅賀、早坂ユカ、藤岡千代美、山田良子、吉根加奈、渡邊かよ

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