山中崇&小林聡美、大貫勇輔&瀧内公
美、麿赤兒&橋本マナミで、朗読劇『
ラヴ・レターズ』を23年に上演

2023年1月、PARCO劇場にて、朗読劇『ラヴ・レターズ~2023 New Year Special~』が上演されることが決定した。
来年2023年、PARCO劇場は開場50周年を迎える。それを記念して、PARCO劇場開場50周年記念シリーズが行われ、その一環として、本公演が開催される。
『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多くなった朗読劇の先駆けとも言える作品。1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていた本作品を、PARCO劇場は1990年8月、いち早く日本初演し、以来32年間、継続して上演をしてきた。この間、年齢も個性も異なる様々なカップル、延べ511組(再演を含む延べ)が、ひとつの台本を読み続けている。
初演以来、翻訳・演出家として、本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、2018年からは藤田俊太郎が演出を引き継いだ。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(16、18、22年)などで、注目を集める演出家のひとりである藤田俊太郎は、青井陽治の演出を大切にしながらも、『ラヴ・レターズ』の新たなページを紡いでいる。
今回、『志の輔らくご in PARCO 2023』と共に、PARCO劇場の50周年イヤーの幕開けを飾る本公演には、強力なキャストが顔を揃えた。
(左から)山中崇、小林聡美
1月12日(木)は、映画、ドラマ、舞台と数多くの作品で大活躍中の山中崇と、唯一無二の存在感で観客を魅了し続ける小林聡美が登場。
(左から)大貫勇輔、瀧内公美
1月18日(水)に出演するのは、しなやかな身体表現を武器にダンサー・俳優として舞台から映像まで広く活躍する大貫勇輔と、幅広い役柄を繊細に演じ分け、話題作から骨太な作品まで次々と出演中の瀧内公美。
(左から)麿赤兒、橋本マナミ
1月27日(金)には、舞踏集団・大駱駝艦を主宰し、舞踏家・俳優として様々な作品に出演している麿赤兒と、映画・ドラマでの活躍も目覚ましい橋本マナミが出演する。
【Story】
幼馴染のアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし……。50年にわたる手紙のやりとりで綴られていく、二人の物語をお届けします。

演出:藤田俊太郎 コメント
2023年『ラヴ・レターズ』の新しいシーズン。山中崇さんと小林聡美さん、大貫勇輔さんと瀧内公美さん、麿赤兒さんと橋本マナミさん、素晴らしいカップルの皆様とご一緒できることに大きな歓びを感じています。素敵な稽古、本番の時間を想うと興奮が止まりません。
不朽の名作、朗読による二人の愛のストーリー。時に遠くに、時に近くにいる最愛の相手に送る「手紙だけの演劇」をどうかお楽しみください。
PARCO劇場でたくさんのお客様をお待ちしております。
出演者コメント
■山中崇
聡美さんは趣味で俳句会を催されてて「今度誘うね」とおっしゃってたので、最初はそのお誘いかと思いました。違いました。今年の春ごろに吉祥寺の交差点で偶々すれ違ったんです。「お、タカシ!」と声がして。その時に感じた、違う一面を見たような感覚。もしかしたら今回活かせるかも知れないと思っています。どうぞお楽しみに。
■小林聡美
これまで500回以上上演されてきた「ラヴ・レターズ」。
こんなにも長きにわたって人々に愛され続けるのは、
だれもが、アンディーとメリッサの間で交わされる手紙の中に、
自分のこれまでの人生を重ねることができるからかもしれません。
共演の山中君も私もかなり和風な外見ですが、
朗読の二時間は幼なじみのアンディーとメリッサとして、
手紙をしたためたいと思います。
■大貫勇輔
歴史ある『ラヴ・レターズ』に出演することとなり、感謝するとともに、非常に緊張しています。
朗読劇は8年ぶり、3作品目になりますが、これまでの俳優経験を生かし、特に声優の経験も積みましたので、動きに頼らず、声をメインに表現すること自体、とても楽しみにしています。
藤田さんとのお仕事は初めてですし、瀧内さんとも初対面ですが、素敵な化学反応を起こせるよう、全力で取り組みます!
■瀧内公美
2016年の初夏、私は一時閉館を迎えるPARCO劇場に舞台を観にきていました。
いつか立ってみたかったな、とスペイン坂を降りながらなんとも言えない感情が込み上がってきたのを今でも覚えています。
あれから6年、新PARCO劇場に自分が立てる日が来るなんて。しかも演目があの朗読劇『ラヴ・レターズ』です。名だたる先輩方が作り上げてきた歴史ある作品で立たせてもらえるなんて、とても光栄です。
今回、はじめましての大貫勇輔さんと私とで生み出す“アンディーとメリッサ“がどんな風になっていくのか、いまからお稽古が楽しみです。
皆さまに素敵な時間をお届けできるよう、精一杯がんばります!
■麿赤兒
この公演をいとも気楽に引き受け、台本を読んでみると、なかなかどうして一筋縄ではいかない不思議な罠が仕掛けられていることに気が付いた。
これはどうしたことだ! 油断禁物。
考えてみると、手紙というものはまず他人の前で声を出して聞かせるものではない。芝居や朗読・朗読劇ともちょっと違うものだ。
さて、私はこの手紙を差出した男に扮して演じ進めるのか、或いは客観的第三者として声を出して読み進めるのか……
その辺りの塩梅の妙を引き出せたらと思っている。
後半には涙が出てしまったぜ。
■橋本マナミ
20代の時から頻繁に通い、憧れていたPARCO劇場。2年前に生まれ変わったPARCO劇場に立てること、そしてずっと気になっていた『ラヴ・レターズ』に出演できること大変嬉しく思います!
共演は麿赤兒さん。映画でも共演経験がある麿さんとのどんなラブストーリーを描けるか楽しみで仕方ありません。
皆さんに素敵な時間をお届けできるように楽しみながら頑張ります。

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