稚菜、THE BLUE HEARTSの「情熱の薔
薇」をカバー

中学高校、大学受験。
アルバイトや就職活動。
そんな時に昔からよく言われてきている言葉。

「自分の性格を、長所短所を上げてみなさい。」
皆さんも必ず一度は聞かれ、考えた事があるのではないでしょうか?

…私は、昔からこの手の質問が苦手だったりする。笑

自分の事に関して客観的になるって意外と難しい気がします。
特に長所に関しては。
逆に短所は考えればキリがない程出てくる様な気がします。。苦笑

それって日本人だから、なのかもしれません。
謙遜したり、自虐に走ってしまったりするのは日本人の性格に多い様です。
自分なんて…そう思ってしまうからこそ、短所ばかり出てきてしまうのかなぁ、と。

私の短所。
・頑固
・人に相談したり頼ったり出来ず、自分の中に溜め込んでしまう。
・熱しやすく冷めやすい。

でも同時に言えるのは。
頑固なのは、自分の信念を貫いているという事。
人に言えず、自分の中に溜め込んでしまう、という事は、
まず自分で考えるようにする、また相手の事を考え、痛みを知り、
思いやる事が出来るという事。
熱しやすく冷めやすいのは、
その熱している瞬間の集中力は自分でもびっくりするくらい熱中しているし、
また物事を冷静に判断出来るという事。

短所と長所というものは、ただ単純に表裏一体なんですよね。
実はこれ、人に言われて気付いた事なんです。
ある時は「君ってこうだよねー!」と言われ、
またある時は「あなたってこういう所が凄いと思う!」と言われ。
ふと、言われてる事は一緒だなって。
頑固だって言われてずっと気にしていた事も違う表現で言われ、
その時から自分の中で凄く気持ちが楽になりました。
要は、自分の捉え方次第なんだなって。

自分の性格って結局自分が決めるものではないな、と思うんです。
相手から見た自分が本当の自分であり、自分らしさなのだと思う。
人が気付くものがその相手にとって私という人間はそういうものだ、
と分かる材料になるのですから。
そして客観的に見られて初めて、自分の事を改めて客観的に見られる気もするから。
良い事、悪い事も含めて、人から言われた言葉をきちんと受け止められる様にしたい。
良い事は伸ばせば良いし、悪い事はしっかり反省すればいい。
表裏一体となっているからこそ、
次はそれが良い言い方をされる様に努めればいいと思うから。
自分らしさってそういう所から生まれてくる気がするのです。

だからね、日本人の謙遜する性格だって悪い事だとは思わない。
協調性があるって素敵な事だと思うから。
それも日本人らしさって事でしょう。

世界には色んな人がいるし色んな考え方がある。
それぞれ色んな環境の中で育った色んな性格の人がいる事でしょう。

そんな中で、間違っている、という性格なんてないと思うし、
そう決めつけてもいけないと思うから。
私の事を長所で表現してくれた人の様に、
私も他人の事をもっともっと長所で思い合える様にしたい。
いつかそれぞれが少しでも相手の事を思いやれる様になれれば良いな、と思ったのでした。
さて、今週の一曲は。
THE BLUE HEARTSの「情熱の薔薇」
初めて聴いた時にこの人たちはぶっ飛んでいる、と思った。
(ちなみに私にとってぶっ飛んでいる、は最高の褒め言葉です。笑)
人間臭さというか、人間らしさを表現する人だなぁと。
私の中では、それがまたTHE BLUE HEARTSらしいな、と。
最高にかっこいい一曲だと思います。
私なりにその想いを歌ってみました。
是非聴いてみて下さい。
それでは、また次回。

著者:稚菜

OKMusic編集部

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