松尾太陽

松尾太陽

【松尾太陽 インタビュー】
今の流行りの曲調やジャンルを
松尾太陽として消化したかった

昨年9月にミニアルバム『うたうたい』でソロシンガーとしてデビューした、松尾太陽の次なる一手は3カ月連続での新曲配信。ディスコ/ファンクにR&Bバラード、本人作詞作曲による応援歌と、前作とはイメージの異なる色とりどりのラインナップで、さまざまなかたちの“愛”を歌っている。“とにかくいろんなことにチャレンジしたい”と語る彼の2021年に向けた眼差しはアツい。

視野やターゲット層を広げることが、
やっぱり大事だと思った

昨年9月にミニアルバム『うたうたい』でデビューして以来、街中でも太陽さんの歌声が聴こえてくるようになりましたね。

自分では直接聴いたことはないんですけど、母が“お店に行ったら流れてきたよ”っていう友達のメッセージを転送してくれたり、兄からも“聴いた”って連絡がありました。あとは、音楽検索アプリのランキングでもかなり上位に入っていたみたいで、僕のことを知らなかった方がたくさん聴いてくれたっていうのは一番嬉しいですね。ソロ活動を始めて良かった、大きな一歩を踏み出せたって実感できました。

より広くエンタメを伝えたいという想いが、ちゃんと伝わったんですね。さらに3カ月連続での新曲配信リリースが決まって、太陽さん自身は何をやりたいと考えてましたか?

まずは、『うたうたい』に収録されていた「掌」に続き、また作詞作曲にチャレンジしたいというのがひとつ。あとは、『うたうたい』が自分の親世代のものやルーツとなっているものを表現していたので、今度は曲調として洋楽寄りのものがあってもいいなとか、今の流行りの曲調やジャンルを松尾太陽として消化したいっていう話もしました。少しでも視野やターゲット層を広げることが、やっぱり大事だと思ったんですよね。

なるほど。1月にリリースした第一弾「Magic」で全英詞という初の挑戦をしているのも、それを聞けば納得です。

あと、「Magic」に関してはダンサブルな曲っていうのもソロとしては大きな挑戦なんですよ。やっぱりライヴのことを考えると、歌の表現だけじゃなく、観せ方だったりのパフォーマンスも重要なので、そういった意味でも幅を広げたかったんです。

“City Pops”をコンセプトにした『うたうたい』は比較的ゆったりしたテンポの曲が多かったので、もう少し軽快でダンサブルで現代的な曲が欲しかったと。それこそライヴになったら、クラップしてガンガン踊りながら歌ってくれそう。

そういうことをやりたいんですよ! なので、ジャンルも流行りのディスコポップにファンク要素を加えた感じで、いろんな要素を混ぜながら松尾太陽に落とし込みました。結果、とても高揚感のあふれる曲にはなったんですけど、パキッと明るすぎず、ほんのりと明るく温かくなるような、ほんとにいい感じの色合いの楽曲になったと思います。

歌詞に“Moonlight”とありますが、まさに月明かりの光みたいなイメージですよね。しかし、軽快にノリ良く全英詞を歌うというのは大変だったのでは?

シミュレーションには結構時間をかけましたし、レコーディング当日も英語の先生が来てくださったので“しっかりやらないと!”っていう心構えはありましたね。ただ、最近は英語を勉強し始めていたので、不安な気持ちは少しは払拭できた気がします。超特急の活動でも英詞の曲が増えてきていますし、シンプルに英語が話せるようになりたかったんですよ。もっといい発音をして、いい作品にしていきたいし、意味も分からないまま歌うことに違和感も感じていたんです。とはいえ、いくら勉強していても発音するのは難しかったりするので、レコーディングでは細かく見ていただけて、“今の良かったよ”って言ってもらえたりするとひと安心できました。

基本的に耳のいい方は、外国語の習得も早いですからね。個人的にはBメロとか、いい感じだなと。

ほんとですか? Bメロはメロディーもちょっと変わりますし、発音に引っ張られすぎるとリズムが崩れるので難しかったです。どういうふうに歌うかも重要ですけど、心から楽しめればいいものができるだろうという気持ちがあったので、とにかく楽しんで歌うようにしました。

分かります。運命的な恋に出会えた主人公の喜びや高揚感が、音だけじゃなく声からも伝わってきましたから。でも、そんな明確な相手のいるラブストーリーが、曲が進むと聴き手みんなに向けて歌っているようにも感じたんですよ。

そこは場面によって解釈の仕方が変わると思うんです。例えばヘッドホンとかを使ってひとりで聴いている時は、間違いなく1対1で歌っているように感じるでしょうけど、それがライヴになると全方位に向けて伝えている言葉にも取れるだろうし。なので、シチュエーションやタイミングによって、いろんなとらえ方をしていただきたいですね。もちろん曲の意味まで考えず、ただ単に“軽快で楽しい曲だなぁ”っていうだけでも、僕はとても嬉しいので。

歌詞にしても“moonlight”や“shooting stars”といったワードがあるので、パッと聴きは夜空の下を舞台にしたファンタジックなイメージだったのに、よくよく読むと狭い空間での出来事かなと思うような描写もあったり。

そうそう、とらえ方が変わりますよね。“広大なところで空を見てるのかな?”って思ったら、“いや、家の中でプラネタリウムを見てるだけだった!”ってなったり、はたまた“これはプラネタリウムを観に行ってるのかもしれない”とか。解釈の仕方はさまざまでしょうね。
松尾太陽
配信シングル「Magic」
配信シングル「体温」

OKMusic編集部

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