ついに始まる新たなスクールアイドル
の最初の一歩…… 『Liella! デビュ
ーシングル「始まりは君の空」リリー
スイベント』レポート

μ's、Aqours、虹ヶ咲スクールアイドル同好会と、それぞれのスタイルと個性で「スクールアイドル」の世界を築きあげてきたラブライブ!シリーズ。
その一角に加わる最新作『ラブライブ!スーパースター!!』の物語を紡ぐスクールアイドルグループ「Liella!」のデビューシングルリリースイベント「始まりはみんなの空」が、去る5月6日に開催された。初の試みとなる一般公募オーディションから選ばれたメンバーも加えたLiella!はデビューステージでどんな輝きを見せたのか?
■スクールアイドルの新たな星たちが魅せた初めてのライブ!
TVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』キービジュアル (c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!! (c)2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
夜の帳の中で灯りが煌めく渋谷界隈が画面に映し出され、やがてカメラはライブステージで始まりを待つアニメのLiella!を映し出し、それがリアルのステージに立つ5人(伊達さゆり:澁谷かのん役/Liyuu:唐 可可(タン クゥクゥ)役/岬 なこ:嵐 千砂都役/ペイトン尚未:平安名すみれ役/青山なぎさ:葉月 恋(れん)役)へと重なっていく……そしてついにLiella!初のライブが幕を開けた。曲はもちろんデビューシングルの「始まりは君の空」だ。
ホワイトシルバーのトップスからスカートにかけて、だんだんとブルーのグラデーションへと色づくオリジナル衣装をまとったLiella!の5人。ラブライブ!シリーズの大きな魅力のひとつでもあるアニメとのシンクロパフォーマンスを、初ステージとなる彼女達も見事に披露。アニメーションMVのメンバー達と元気なダンスを共に舞いながら、明日の新たな夢へと飛び立つ気持ちを5人の声を重ねて唄い上げていく。そして曲の後半ではまとっていたロングパーカーを脱ぎ捨てて軽やかにイメチェン。より勢いの増したアップテンポなダンスと共に初ステージに込めた新たな旅立ちの気持ちを唄い上げていった。
「改めましてみなさん、はじめまして! 私達、結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル、Liella!です! よろしくお願いします!」
緊急事態宣言の発令に伴い無観客生配信となった今回のリリースイベントだが、Liella!の5人はネットの向こうから応援してくれているファンに元気な挨拶を送り、「決まったねー!」と初ステージのスタートを見事にやりきった喜びで盛り上がる。
「平安名すみれ役、「ペイちゃん」ことペイトン尚未です! 本日は本当に楽しいイベントにしたいので、ぜひみなさんよろしくお願いします!」
「唐 可可役、「リーちゃん」ことLiyuuです! 本日ですね、最後までいきたいと思います! がんばります!」
「澁谷かのん役、「さゆりん」こと伊達さゆりです! 今日はもう待ちに待ったリリースイベントなので、みなさんと一緒に楽しんでいきたいと思います!」
「嵐 千砂都役、「なこちゃん」「なこなこ」こと岬 なこです! 今日はみなさんを笑顔にするために全力でがんばっていきたいと思います!」
「葉月 恋役、「なぎちゃん」こと青山なぎさです! 今日はもう楽しみにしていたリリイベなので、全力でがんばりたいと思います! 最後まで一緒に盛り上がりましょう!」
他の4人が愛称でコールを入れながらの自己紹介を経て、いささか緊張しながらのトークパートがスタート。まずは衣装の話になり、それぞれのメンバーならではの違いがあるという話題に。ペイトン尚未の衣装は平安名すみれが神社の娘ということから巫女風のアクセントが織り込まれ、Liyuuはオリジナルのニコちゃんマーク入りの靴下や太ももの可愛いデザインのバンド、パーカーにもたくさんリボンが付けられるなど衣装作りが得意な可可らしい可愛いカスタマイズが満載。伊達さゆりは耳近くの羽根飾りや腕に巻かれたターコイズの革バンドなどから、スペイン人の祖母が居てふくろうをペットにしている澁谷かのんらしさが漂い、岬 なこは首元のスカーフやピンクのリストバンドなどスポーティーな出で立ち。そして青山なぎさは腕のフリルやバレエ衣装を思わせるバレエシューズ風の靴下など、葉月 恋のお嬢様らしさを盛り込んだコーディネートに仕上がっていた。
続いてはLiella!や『ラブライブ!スーパースター!!』が初めてという人のために、それぞれが三つのキーワードや自身との共通点を交えて担当メンバーを紹介していくことに。
トップバッターは「ギャラクシー!」のかけ声と共に「全宇宙に名を轟かせるスクールアイドル」を目指す平安名すみれを担当するペイトン尚未。見た目はちょっと派手だが日本史好きというギャップや、自撮りが得意であるという一面に対し自分も見習いたいと語った。そして三つのキーワードは「ショウビジネス」「巫女さん」「ギャラクシー」で、すみれの過去や出自などを紹介した。そして他のメンバーから見た共通点も語ることとなり、青山から「歴史好き」「すごく姿勢正しく本を読んでる」ことを挙げられて照れる一幕も。
二番手はスクールアイドル好きが高じて上海から来日したという唐 可可を担当するLiyuu。可可の推しポイントを聞かれてスクールアイドルが好きで上海から来日する行動力の凄さや、「表情作りが上手」「髪のカラーの入り方が強い」とコスプレイヤーとしても活動をしている彼女らしい視点で魅力をアピールした。三つのキーワードはイラストや自撮りのシーンでよくやっているという「ピース」、お互いの出身地である「上海」、そして行動の根っこである「スクールアイドル大好き」という思いをセレクト。二人の似ているところとしてペイトンから「ファッションセンスが抜群」という点が挙げられ、動画配信企画のコーデ対決の時もセンスが良くて可愛かったと絶賛。
三番手は普通の女の子だけど歌が好きという思いからスクールアイドルにチャレンジする澁谷かのんを担当する伊達さゆり。実家が営んでいる喫茶店を手伝っていたり、そこで飼っているふくろうの「マンマル」を可愛がっていることなどをアピール。三つのキーワードでは買うだけでなくグッズ集めをしているという「ふくろう」、緊張しがちな恥ずかしがり屋だけど「歌」が大好きということで「私はこの子を愛します!」と並々ならぬ思いを宣言。そしてもう一つのキーワードは幼なじみである「ちぃちゃん(嵐 千砂都)」。彼女との仲の良さや絆がアニメでも見所だとアピール。そして二人の似ているところとして、岬 なこからどちらも「歌」が好きで思いの込め方がすごいというところや、恥ずかしがり屋だけどいざという時には真面目に取り組む姿勢などを挙げ、互いにお礼を言い合うなどステージにはまったりとした空気が。
そんな流れで続くのは、ダンスが好きだがひょんなことからスクールアイドルになった嵐 千砂都を担当する岬 なこ。白い髪色・お団子ヘア・短い前髪と可愛い系のインパクト満点なビジュアルや、得意教科は体育という運動神経抜群で天真爛漫な女の子であることをアピール。そして三つのキーワードではブレイクダンスなどもこなすほど「ダンス」が大好きなことや、デビューシングルに収録されているドラマパートでもかのんのことをよく話すくらいに「幼なじみ」の彼女が大好きであること、そして最後はたこ焼き屋でバイトをしていたりお団子ヘアにしたり、かのんと同じくふくろうのマンマルが好きなど「〇(丸)」いものが大好きと、千砂都の魅力を存分にアピールした。そして二人の似ているところは好きな物・得意なモノが同じなところや、行動や仕草が小動物みたいで可愛いところだとLiyuuが語る。特に初めてのメイクの時の様子が「赤ちゃんみたい」だったと言われ、他のメンバーからもいじられまくることに。
そして最後は、母が設立した結ヶ丘女子高等学校をいい学校にしようと日々がんばっている葉月 恋を担当する青山なぎさ。身長163センチの長身で長い黒髪をポニーテールにしているなど、清楚なお嬢様感たっぷりなところをアピール。そんな彼女を表す三つのキーワードとして、見た目や言動のしとやかさや乗馬やフィギュアスケートが趣味という「上品」さと、見た目の特徴である「ポニーテール」を挙げた。特にポニーテールについてはメンバーからも「ポニーテール嫌いな人見たことないよね」「ポニーテールしか勝たん」と大好評。そしてお母さんが作った学校を有名にしようとがんばる「正義感」を挙げた。そんな彼女達の似ているところとして伊達さゆりからは「何といっても見た目が似てる」と言われて、青山もステージ上でキリッとお嬢様っぽく決めてみせる。さらに「変な感じになっちゃう時もあるけど、中身も似ていてめちゃくちゃストイック」「クラシック音楽やバレエが好きとか趣味も似ている」と言われ「そんなことないよー」とおどけて見せたりも。
■ライブ後半戦は勢いあふれるパフォーマンス満載!
「みなさん、盛り上がる準備はできてますかー!? 一緒に楽しみましょう!」
トークコーナーも一段落して、続いてはライブ後半戦へ。ブルーのライティングに染まり、静かなBGMの流れていたステージに灯りがともり、コミカルなリズムと共に入口からステージを覗きこむようなリアクションを見せつつ、勢いよく飛び出してきたLiella!の5人が送るのは、デビューシングルのカップリング曲「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」。「始まりは君の空」と同じく、未来に飛び出すワクワクな気持ちを唄ったナンバーだが、こちらはコミカルポップな一曲。キレのいい動きと息の合ったフォーメーションで楽しさ満開なステージとなり、最後の方で伊達が見せた投げキッスからのキメ顔に対して、曲の後に「さゆりんのキメ顔もう一回見たいな」とメンバーからまさかのアンコールが。それに応えて再びキメてみせた伊達からは「今日は私がやりましたけど、何回かやったらみんなもやるかも知れないからね?」と返してキメ顔担当の押し付け合いのようなやりとりも。
「次の曲、声を出せるよーって方は私達と一緒に唄っていただいて、声を出せないよという方も手拍子や手を振ったりして、一緒に盛り上がっていきましょー!」
そんな岬のMCと共に始まった二曲目は、デビューシングル「始まりは君の空」[みんなで叶える物語盤]のカップリング曲「Dreaming Energy」。激しいギターのビートと、そのリズムに合わせて手を振りながら応えるLiella!のパフォーマンスから始まるこの曲は「夢が与えてくれる力と共に飛び出す元気」を感じさせる一曲に思えた。ビッグバンド風のメロディに乗せて、ファンへの呼びかけも交えながら弾けるような元気を見事に唄いきった。
■夢も国境も越えて集まった5人が辿ってきた道程は、きっと輝きへと繋がっていく
曲を終えて画面に映し出されたのは、今作のために行われたラブライブ!シリーズ初の一般公募オーディションの風景。
小学5年生の頃からラブライブ!シリーズが大好きで「歌でだれかを笑顔にすることができるようになりたい」「初めて自分を変えたいと思って応募しました」と語る伊達さゆり。
最後のチャンスだと思ってチャレンジし「努力をしつづければ何かしらの夢や希望を持てる」と語る青山なぎさ。
そんな二人が最終オーディションを突破し、5人が揃って動き出したLiella!。新型コロナ禍の影響で、上海にいるLiyuuとはリモートでの顔合わせしかできない状況ながらも国内の4人はレッスンを重ねる。
そしてデビューシングルのレコーディングが始まりLiyuuも合流。昨年末から本格活動がスタートし、ついに辿り着いたこの日のリリースイベントへの想いを5人は語る。
そして映像は再びリアルタイムの会場へ。そこに映し出されたのはステージではなく客席側に立つ、制服姿のLiella!の面々。
「今日ここから、みなさんと一緒に歩んでいきたいと思います!」
そんな言葉と共に始まった曲はデビューシングル「始まりは君の空」[私を叶える物語盤]のカップリング曲「私のSymphony」。5人それぞれが客席に立ち、歌に合わせて動きながらラインを描きつつ、ステージへと辿り着いたときめきと喜びを奏で、空に輝く星を掴むようにジャンプする…それはまさに今日ここからがLiella!の旅立つであることを表すかのようだった。
「私達は改めて今日という日を迎えることができました。本当にありがとうございます」
ステージに戻って歌を締めくくった5人から、ここに辿り着くまでの半年間の想いが語られる。
そしていよいよこのイベントもラストナンバーに。ステージの照明は背後からのライトのみになり、静かなピアノソロと共にLiella!のシルエットだけを浮かび上がらせる。そしてステージが暗闇に包まれ、歌い手だけが灯りに照らされながら始まったのは、初公開となる「始まりは君の空」のアコースティックバージョンだ。独唱、デュエット、そして5人のハーモニーと、想いのあふれるようなボーカルが重なり合いながら唄い紡がれる。そしてラストはまばゆいライティングに照らし出された5人がハーモニーを重ね、歌に込められたLiella!の想いをより強く浮かび上がらせていき、今日のステージを締めくくった。
すべてをやり遂げた笑顔を浮かべながら、「緊張した」「ドキドキだった」とイベントを振り返るメンバー達。そして5人それぞれからの応援してくれるファンへのお礼とメッセージを述べた。
最後は5人の声が重なっての「せーの…ありがとうございました! またねー!」のお礼のコールと共にリリースイベントは大団円を迎えた。
これまでのスクールアイドルとはまったく違った個性と魅力の片鱗を見せてくれたLiella!。彼女達が7月から放送開始となるアニメ本編と共にどんな輝きを見せてくれるのか、そんな期待を抱かせてくれるまぶしいスタートダッシュとなった。
取材・文:斉藤直樹

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