将(アリス九號. )×一聖(BugLug)
×SHIN、三者の新しいヴィジュアル系
を切り開こうとする美学

ヴィジュアル系にはまだ無限の可能性がある――。

TBS系『マツコの知らない世界』の「ヴィジュアル系バンドの世界」のなかで“進化系ヴィジュアル系バンド”としてヴィジュアル系にダンスを取り入れたバンドとして紹介され、注目を集めたアリス九號.。そのフロントマンである将が自身の誕生日である7月5日、東京・TSUTAYA O-EASTにおいてゲストボーカルにSHIN、一聖(BugLug)の2人を招いて『アリス九號.ONEMAN LIVE 2012~将生誕祭~ 「 VOCALISTS」』を開催する。将曰く、この3人の共通点は“新しいヴィジュアル系を切り開こうとしている美学”があること。ここでは、この3人のボーカリストに集まってもらい、将とそれぞれの関係性、ライブにかける意気込み、ヴィジュアル系の未来まで語ってもらったスペシャル座談会の模様をお届けしよう。
――まずは将さんが今回ゲストボーカルとして、SHINさん、BugLugの一聖さんにオファーした理由から教えてもらえますか?
将:きっかけとしては、一緒に歌いたい、会いたいというところで、誕生日だからご祝儀でOKしてくれるんじゃないかな、というよこしまな気持ちでオファーしました(笑)。一聖からは、先に対バンを申し込まれていたんですね。でも、それがバンドのスケジュール的に難しいということで丁重にお断りした後だったのに受けてくれて。SHINも連絡したら即答でOKしてくれて。そこは、2人にとても男気を感じました。そもそも今回は自分の生誕祭がどうとかは本当に関係なくて。SHINやBugLugは違うシーンのものを積極的に取り込んでいるという点で大好きなアーティストなので誘わせてもらいました。SHINはこの界隈のボーカリストのなかで、誰よりも早くYouTubeに挑戦して、いろんなジャンルの曲のカバーをしていて。BugLugも最近は違うジャンルのバンドとどんどん対バンしていて。両者とも先輩の焼き直しというよりは、他の国の領土に攻め込んで城を取ってやるというような気合いでやっているなと思うんです。そういう僕なりのものさしで、この人たちと歌ったら面白いことがファンの人たちにプレゼントできるんじゃないかなと。コロナでいろいろ大変ななかだけど、ワクワクできる楽しいことが提供できるんじゃないかと思ってオファーさせていただきました。
将(アリス九號.)
自主でやっていこうと覚悟を決めてシーンの若手バンドとも対バンするようになったら、想像以上にいいバンドがいっぱいいるんだなと感銘を受けました。
――なるほど。これは将さんなりのものさしでいいんですが。以前、SHINさんのYouTubeチャンネルにゲストで出られてたとき、 猫の“ししゃも(ブリティッシュショートヘア)”を飼ってらしゃる将さんが「SHINは柴犬とか飼っていそう。飼って欲しいな」とおっしゃってましたよね。
SHIN:言ってた! だからかな。俺最近、めっちゃ柴犬が好きなんすよ。
――将さんのものさしで見ると、一聖さんはなにを飼っていそうなイメージですか?
将:お互い我を通しながらという関係性でチンチラとか、おしゃれキャットを飼い慣らしていそう。
一聖:ほぉ~(微笑)。
SHIN:僕が柴犬なのは、柴犬っぽいから?
将:SHINはダジャレじゃないですけど芯が強くて、だけど人懐っこくって。誰にでもシッポを振る訳ではないんだけど、1回心を許しちゃった人には義理堅いところがあるから柴犬かな、と。ペットと飼い主って結構似るものなんですよ。一聖はなにか飼ってる?
一聖:飼ったことないんすよ。
将:絶対なんか飼って欲しい。でも、洋服好きだから毛が付いちゃうのが無理か。
一聖:それはキレちゃいますね。
将:そうか。俺は猫だけど、家を出る前にはコロコロ絶対しないとダメだからね。
SHIN
バンドを解散した後、2年間ぐらいニートをやってたんですけど、そのときに将さんはなんの見返りもなく僕にいろいろアドバイスしてくれたんです。
――将さんから見たお二人の人間性がちょっと分かったところで。次はお二人からなんですが。SHINさんと将さんとの関係は?
SHIN:血が繋がってない兄弟です(きっぱり)。というのも、僕はバンドを解散した後、2年間ぐらいニートをやってたんですけど。良いときって人は寄ってくるけど、そうじゃないときに力を貸してくれた人こそ、僕は大事にして生きていこうという考えなので。将さんはそのときに、なんの見返りもなく僕にいろいろアドバイスしてくれたんですよ。僕自身、鬱々として心を閉ざしてたときだったんですけど、それでも将さんは僕をカフェに連れ出して話をしてくれてたんですね。それが僕のなかにはずっと残っているので、そういう方から声がかかったとき、僕は二つ返事で引き受けます。「事務所は後から確認するので大丈夫です」といって。
――SEESAW(SHINとNIGHTMARE咲人が結成したプロジェクト)も将さんの後押しがきっかけとなって。
SHIN:そうなんです。僕は誰にでも親しく接することができる人間ではないんですが、“しょう”さんという名前の人にはなにか縁があるのか。
――ああー。こっちの将さんとゴールデンボンバー鬼龍院翔さんと。
SHIN:はい。お二人とも良くしていただいてます。なぜか(笑顔)。
一聖(BugLug)
最初は会いたくても会えない状態でした。僕は昔からCDを買って聴いていたぐらい好きだったので、いつか会えたらなと思ってて。
――一聖さんと将さんの関係は?
一聖:最初は会いたくても会えない状態でしたね。もろもろ事情があって。僕は昔からCDを買って聴いていたぐらい好きだったので、いつか会えたらなと思ってて。それで、最初はバンド同士のツーマンを2016年に企画したんですけど、俺が事故っちゃって中止になったんですよ。それで2019年、改めて企画したところ快く対応してくれて、やっとツーマンを実現できたんですね。それがすげー嬉しくて。そこから話もするようになって、『バグサミ』というバンド主催のフェスにも出てもらったり。嬉しいことが続いてるなかでの今回のお誘いだったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
将:俺は基本的に人とつるむのが苦手だから、SHINとプライベートで外で会ったりするのは特別なことなんですね。で、一聖はプライベートで会ったりはないんですが、彼には服屋さんを教えてもらったりしてて。そこに行ったりしてますね。勝手に一人で。
一聖:あぁー(笑)。
将:俺ね、ファッションセンスいいヤツが大好きなんですね。バンドやる直前までアパレルにいたので、バンドをやり始めてから、対バンする人たちのファッションセンスのダサさに衝撃を受け、びっくりしたんですよ。
――衝撃を受けるぐらいヒドかったんですか?
将:はい。“向いてないわ。この世界。辞めよう”って思ってた矢先に、BugLugの先輩であるBAROQUEの圭ちゃんがやってたkannivalismのアー写を見て。この人たちはパリコレとかのハイブランドのラインでファッションを源泉にしていると思って感動して、もうちょっとヴィジュアル系やろうと思ったんだけど。
――kannivalismのファッションセンスが将さんをこのシーンに引き止めた、と。
将:そう。そのDNAを継いでるんですよ、一聖は。それで、歌は(DIR EN GREYの)京さんみたいなハイトーンを出すでしょ。“え、こんなおしゃれで素敵なボーカルがいるんだ”って俺は衝撃を受けたんですよ。
――SHINさんはどうだったんですか?
将:SHINは歌がスーパーサイヤ人なところに衝撃を受けましたね。
SHIN:どういう歌い手ですか、それは(笑)。
――SHINさんと一聖さんはつながりはあるんでしたっけ?
一聖:記憶が正しければ、代々木第二のイベント(『a- nation island V-NATION 2015』)のときに一緒になったことはあるけど。
SHIN:僕がソロをやる前、WHITE JUDASで出たときですね。
一聖:それぐらいしかない。でも実は、お互い昔やってたバンドで対バンしたことがあるんですよ。
SHIN:おー! そうだそうだ。めっちゃ懐かしい(笑)。そのあとViViDと BugLugでは……。
一聖:1回もないですね。
SHIN:だから、ちゃんと話すのも今日が初めてぐらいですね。
一聖、SHIN:(お互い顔を見て)よろしくお願いします。
将:なんか嬉しいな~(笑顔)。
――こうやってつながってくれることが?
将:はい。いろんなしがらみが以前はありましたからね。俺たちも以前の事務所時代は外のバンドと絡んでこなかったけど、自主でやっていこうと覚悟を決めて、シーンの若手バンドとも対バンするようになったら、想像以上にいいバンドがいっぱいいるんだなと感銘を受けたんですよ。
将(アリス九號.)
新しいトライをして、違うジャンルのオーディエンスに“いい!”と思ってもらってシーンに反映していかないと、ヴィジュアル系自体が縮小しちゃう。
――具体的なバンド名を挙げてもらうことはできますか?
将:なかでもBugLug、DIAURAアルルカンDEZERTあたりが僕はすごく好きですね。文化の文脈も熱さも兼ね備えていて。
――将さんのものさしで見ても。
将:こんな素敵なバンドいたんだ!?って思うぐらい。でも、SHIN一人ではこういうバンドとつながる機会はないと思うんですよね。
SHIN:そこはすごくソロになってみて感じました。対バンというのは難しい。ソロだと。
将:そうだね。
SHIN:だから、一人でできることってなにかなと思って、YouTubeとか新しいことをやりだしたんですけど。そのなかで、今回は将さんに声をかけてもらったことで一聖さんとも出会えて、ほんと嬉しいんですよ。僕はヴィジュアル系のファンの方からすると、ヴィジュアル系じゃないようなことをやっているからどうなの? って思われてるかもしれないですけど。ルーツはHYDEさんやGACKTさんが好きでやり始めて、将さんをはじめそこの血はずっとあるんですよ。自分のなかに。僕がいくら化粧を落とそうがなにをしようが、血はそこにある。だから、今回呼んでもらったことに対しても、少しでも兄貴に恩返しができるならという感じで。将さんだから。以上。という気持ちなんですよね。
将:ありがたいですね。泣いちゃいそう。だから、本当に俺の生誕祭のこととか関係なくていいんです。SHINもBugLugも流されないで、自分の力で切り開いていく人たちなので。
――アリスもそうだと思います。
将:僕らも先輩たちが切り開いてきたところの上澄みだけで調子よく活動するようなことはしないようにと、ずっと気をつけてきましたね。
――そういうスタンスがなければ、踊ったり、プロブレを演奏したり幅広い音楽性にならないですよね。
将:文化の継承者として、先輩方と違うことをしなきゃって感じなんですよ。
――ヴィジュアル系の未来を切り開くためには。
将:新しいトライをして、違うジャンルのオーディエンスに“いい!”と思ってもらって、先輩から自分たちが受け継いできたシーンにそれを次々と反映していかないとヴィジュアル系自体が、狭まって、縮小しちゃいますから。そういう美学を、自分たちと同じようにもって戦っている人たちなんですよ、この二人は。そんな彼らの良さを、これを読んでるみなさんにはまず感じてもらいたいんです。
一聖(BugLug)
音楽に“100点”ってないと思うので、それなら100点目指して音楽やるよりも自分らしくやっていったほうが一番価値があるなと思って。
――なるほど。BugLugは最初からヴィジュアルシーンからはみ出していこうぜという意識は、あったんですか?
一聖:最初はハメにいかないとダメだなと思ってました。ヴィジュアル系とはなんぞや? というところからいろいろ調べては試していって。そのなかで、その線に沿って歩くよりも道外れて進んだほうが面白くない? って思い始めて。そこからどんどん違った形でやりだして、いまの状態に至った感じです。
――道を外れたほうが面白いと思うようになったきっかけはなんだったんですか?
一聖:なんでしょう? “そもそも正解ってないんじゃね?”って思っちゃったからじゃないですかね。ヴィジュアル系でもR&Bでもヒップホップでもいいんですけど、音楽に“100点”ってないと思うんですね。それなら100点目指して音楽をやるよりも自分らしく音楽やっていったほうが一番価値があるなと思って。それが冒険、挑戦であったとしても、それぐらいやったほうが人生1回しかないんだし、よくね? って思ったからですかね。
SHIN
将さんはプライベートもステージも、本当にこの見た目のまま。ずっと“王子様”なんですよ。たまにキュンとします。
――では、ここからはボーカリストをテーマに話していきたいと思います。各々こういう部分は自分にはないから羨ましいなと思うところがあったら教えて下さい。
将:息混じりの倍音を混ぜて歌うって、R&B通ってないとすごく難しいんですけど、それをがなりながらもできちゃうSHINの声は羨ましいです。ミックスボイスも自然にやってるもんね?
SHIN:ミックス自体、僕分かんないですから。
将:たしか聖歌隊とか入ってたんだよね?
SHIN:いや。小学校の頃に好きな子が合唱部だったから、不純な動機で合唱部にいただけです。
将:正直だなぁ(笑)。一聖もSHINと同じで天賦のものがあるんですよ。ボーカリストってアティチュード、生き様が大事だと思うんですね。一聖はMCでその生き様をエモーショナルに届けて、そのメッセージ性と世界観のまんま曲に入って、それがまんま歌にのっかるんですよ。これね、めちゃめちゃ選ばれた人しかできない才能だと思うんですよ。ツーマンをやって、そこはとても感銘を受けましたね。
――将さんとはアプローチが違いますね。
将:俺は一歩引いたところで、パズルを組み合わせてバンドを完成させる役割になっちゃいましたからね。俺が“さぁいくぞ!”って思って叫ぼうと思ったら、すでにHIROTO(Gt)が前の方に飛び出してて“あれれれれ?”みたいになっちゃうので(笑)。一聖は他のメンバーが業界的な先輩だし、包容力ある人たちで後押ししてくれてるから、ああいうパフォーマンスができるんだと思う。
一聖:ありがごうございます。
――では、SHIN さんはどうですか?
SHIN:将さんはプライベートもステージも、本当にこの見た目のまま。ずっと“王子様”なんですよ。僕は男ですけど“この人は少女漫画のなかの人なのかな?”って思うぐらい、たまにキュンとします。僕は将さんとはまったく逆で、見た目と中身が違うから、作ろうと思っても、将さんのような王子様にはなれないんですよね。一聖さんは今日始めてお話しさせてもらってるんですけど、一目見たときからおしゃれだなと思いました。僕、服にまったく興味がないので。この間なんて、同じタンクトップ3枚買いましたからね。
――一聖さんはどうですか?
一聖:これめっちゃ難しいですね。なんだろう……。僕は正直、そういった発想で人を見たことがないので分かんないです。自分がどうなりたいのか。欲しいものがあるとしたら、それをつかみ取るのは自分次第。と、考えちゃう人なので、この質問は難しいですね。
一聖(BugLug)
ヴィジュアル系のことが好きな血と、自分の血、それが融合されていま混血になった自分があるので、自分らしくいられるのが一番いいんじゃないかな。
――分かりました。ではボーカリストでよかったと思う瞬間とは?
将:俺は人に指図されるのが好きじゃないんですね。ボーカルはそれが一番少ないパートなのでよかったなと思いますね。
一聖:ボーカルをやった瞬間に俺はそれを思いました。自分は中二でバンドを始めたんですけど。高校に入ったらみんな楽器ばっか選んで、俺も最初はギターから音楽に入ったのでギター希望だったんです。でも、ボーカルがいないからジャンケンで決めようってなって、そのジャンケンで負けて俺がボーカルになってしまって。“うわーマジで? 歌えねぇよ”っていいつつも、学校の文化祭でステージに立ったらバカみたいに騒ぎまくって歌ったんですよ。それで“こんな気持ちいいことがあるんだ”と思ったので。そこが、ボーカルでよかったと思った瞬間であると同時に、いまでも自分のなかのボーカルとはなんぞやという原点となってる部分ですね。
SHIN:僕はライブ中に喋れるときですかね。別にMCは得意ではないんですけど、自分の気持ち、思ったことをちゃんと伝えるのがボーカルの役目じゃないですか。そこはいいなと思いますね。素直になれる瞬間だと思います。
一聖:たしかに、素直になれるっていうのは間違いない。まさに、自由な場所。
将:いいな~。俺は他のメンバーのバランスとるのに苦労することが多いから(笑)。他のメンバーが何も考えずにしゃべっちゃったところをなんとかする。そういう時間なので、僕のMCは。
SHIN
この日は兄貴を讃える日なので、僕はやって欲しいといわれたリクエストは全部やります。将さんと観に来てくれる人が喜んでくれれば、オッケーです。
――はははっ。では、『アリス九號.ONEMAN LIVE 2012~将生誕祭~ 「 VOCALISTS」』当日は、このボーカリストたちとどんなステージをやる予定ですか?
将:お二人にピッタリな化学反応を起こせるアリス九號.の曲をそれぞれ一緒に歌っていただこうかなと思ってます。どこまで実現できるかは、当日のお楽しみということで。
SHIN:この日は兄貴を讃える日なので、僕はやって欲しいといわれたリクエストは全部やります(断言)。
一聖:ライブに呼んでもらえただけで嬉しいので、ステージで楽しめたらと思ってます。
――一聖さんが他バンドのライブにボーカリストとして一人で出演するのはこれが初?
一聖:実は、それこそ2年前。アリス九號.のNaoさんのバースデーにサプライズで俺は出たんですよ。しかも大阪で(笑)。Naoさんにはナイショで、ライブ中に急に俺と電話がつながって“おめでとうございます!”、“えっ、どういうこと?”っていうので自分がステージに出るというのはありましたけど。BugLugを始めたころに、一、二度、一人で出演したことがありますけど、それ以来ですね。おそらく。
将(アリス九號.)
今後また新しい発明をしないと。この二人はその潮流の起点となるアーティストだと思うので、彼らのいいところを学ばせてもらえたらと思ってます。
――では、ライブに向けての意気込みを聞かせて下さい。
SHIN:将さんが喜んでくれれば、観に来てくれる人が喜んでくれれば、オッケーです。
一聖:呼んでもらったことに対してすごく感謝してます。なので、盛大にお祝いしたいなと思ってます。ライブが大好きで、ライブに生きがいを感じてるような人間なので、ステージからみんなにいろんな気持ちが届いたらいいなと思ってます。
将:幸せな空気を吸うこともワクチンになると思うので。マナーを守りながら、みんなで笑顔になりましょう。
――これは3人にお伺いしたかったことなんですが、これからのヴィジュアル系シーンに対しての想いを聞かせて下さい。
SHIN:わ、いきなり話が重くなってきたけど。
将:ねっ。ヴィジュアル系って言葉がまだ滅びないこと自体凄いことなんです。X JAPANからヴィジュアル系という言葉が生まれて。2004~2005年には“ネオヴィジュアル”という言葉で、世の中がもう1回ヴィジュアル系というものに目を向けた流れがあったんですね。なので、今後はまた新しい発明をしないとダメだと思ってます。それが、SHINがやっていることなのか、BugLugがやっていることなのか。この二人はその潮流の起点となるアーティストだと思うので。僕たちもリスペクトを持って、今年アリス九號.は結成17年目になるんですけど、このライブを通して、彼らのいいところを学ばせてもらえたらいいなと思ってます。
SHIN:歌を歌うことのなかで、僕なりの表現の仕方で、僕がヴィジュアル系の曲をカバーすることで、知らなかった人が“この曲素敵だね”と思ってくれることがあるのならよかったなと僕は思いますね。
一聖:ヴィジュアル系のことが好きな血と、自分の血、それが融合されていま混血になった自分があるので、なによりも自分らしくいられるのが一番いいんじゃないかな。どのバンド、どの楽器の人も、ヴィジュアル系がどうとか考えなくても、自分らしくいられたらその人の音楽は成立するんじゃないかなと思ってますね。
――最後に、各々の今後の活動についても教えて下さい。
SHIN:FCのほうでアコースティックの弾き語りライブをやったり、7月4日にはSEESAWもやって、今年はソロでライブもやります。
一聖:7月から久しぶりにワンマンツアー『BugLug ONEMAN TOUR 2021「再興~Rock Band is N ot Dead ~」』をやります。8月7日には2年ぶりの主催フェス『バグサミ2021』をやります。ここにはアリス九號.にも出てもらえるので、よろしくお願いします。
将:お願いします。僕らは8月28日に結成17周年記念ライブ『17TH ANNIVERSARY LIVE 「17th THEATER」』を開催します。5月から9月にかけて5人の生誕ライブに合わせて各メンバーがプロデュースした新曲を5カ月連続でZINEという小冊子付きの形態でリリースしてるので、そちらもよかったら聴いて下さい。
取材・文=東條祥恵 撮影=森好弘

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