上坂すみれ

上坂すみれ

【上坂すみれ インタビュー】
お金だけが全てではないと
思えることがテーマの“電波ソング”

12枚目のシングル「生活こんきゅーダメディネロ」は自身が魔法少女として出演するTVアニメ『ジャヒー様はくじけない!』の第2クールオープニング主題歌であり、ヒャダインこと前山田健一が手がけた“電波ソング”。カップリングには本人が作詞を担当した2曲を収録し、10月末に開催されるライヴに向けて期待も高まる一枚になった。

電波ソングに大切なノリの良さを
失わずに駆け抜けることができた

「生活こんきゅーダメディネロ」はお金がなくても幸せな時間が過ごせるといった、非常に前向きな楽曲ですね。

はい。『ジャヒー様はくじけない!』とリンクしながら、ジャケットやMVとも通じるものになっていて、生活・労働・貧しさという現状がありながら、お金だけが全てではないと思えることがテーマの“電波ソング”です。

作詞作曲は前山田健一(以下、ヒャダイン)さんですが、直接オファーされたのですか?

そうです。『ジャヒー様はくじけない!』は可愛い作品でありながらギャグアニメでもあるので、何年経っても“『ジャヒー様はくじけない!』って面白かったよね!”と言っていただける手助けになるような曲になればいいなと思ってお願いをしました。

ヒャダインさんからの楽曲提供は初めてのことですが、上坂さんとの組み合わせはファン待望のタッグだったと思います。出来上がった曲について、上坂さんとしてはどんな印象ですか?

すごくしっくりきましたね。初めてのタッグというのは緊張しますし、ハードルが高いような感じがしますけど、とても楽しくレコーディングできました。完成したものを聴かせていただくとイメージ以上だったので、なぜ今まで出会わなかったのかと不思議に思うくらいしっくりとくる一曲になりました!

最初にヒャダインさんのことを知ったのは学生時代ですか?

はい。ニコニコ動画に投稿されていた曲を聴いていて、いつもランキングの上位にいるので“すごい方なんだ!”という印象でした。アニソンという部分で認識したのは、アニメ『日常』のオープニングテーマ「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」が最初です。ヒャダインさんに対しては、私と同じ匂いを感じつつも、声優になってからもお会いしそうでいつもニアミスばかりという、近いようでなかなかお会いできない存在で。でも、実際にお話をするとアイドルや歌謡曲のトークで盛り上がれる気さくな方といった印象です。私個人の音楽活動でも、いつかご一緒したいと思っていました。

レコーディング現場でもヒャダインさんとアイドルトークなどもされたのですか?

ヒャダインさんもお酒がお好きなので、“このご時世、家飲みはどうされていますか?”とうかがったらアルゼンチンのワインがいいらしいという話をしてくださって、ワイン好きとして楽しく聞かせてもらいました。

すごく速くてどんどん展開が変わっていく楽曲なので歌うのは大変だったと思いますが、ヒャダインさんのディレクションで印象に残っていることはありますか?

ヒャダインさんのディレクションは、こちらのテンションを上げてくださるんです。“今のは盛り上がりましたね!”とか“いいですね〜!”など、ポジティブなディレクションをしてくださって、電波ソングに大切なノリの良さを最後まで失わずに駆け抜けることができました。

でも、ライヴで歌うのは大変そうな曲ですね。

頑張ります(笑)。レコーディングは体力を使って大変でしたけど、歌っているうちにアドレナリンが出てきてどんどんハイになり、歌いきった時はとても爽快な気持ちでした。

あと、今回はジャケットなどビジュアルがすごいです! 普通にシルバーアクセだと思ったら、プルタブや洗濯ばさみが使われているという。

スマホなどの小さい画面で見ると気づきづらいですけど、よく見るとそうなんです。“生活こんきゅーダメディネロ”というタイトルですから、生活の中で廃棄されるようなものでできています。首に巻いているのは梱包に使うプチプチですし。でも、カッコ良く仕上げていただいたので、とてもアートだなと思います。

MVは上坂さんが魔法少女に変身して怪獣と戦うという特撮モノで、すごく凝っていて観応えがありました。

『ジャヒー様はくじけない!』で私は魔法少女を演じているのですが、それを意識したわけではなくて偶然の一致だったんです。監督さんがプロットを一から考えてくださって、コンテを見た時は本当に驚きました。

魔法少女がお札を食べて巨大化して怪獣と戦うという場面もありましたね。

そうです。お金の力で大きくなるという。あのお札パクパクのシーンは当日急にやったんですけど、ちゃんと使われていて良かったです。

今まで怪獣と戦ったことは?

きんくりん(KING AMUSEMENT CREATIVE公式キャラクター兼宣伝部長)と共演したことはありますけど、きんくりんは怪獣ではなく会社員なので、怪獣と対峙したのは初めてかと。あの怪獣は早稲田大学の“怪獣同盟”という伝統あるサークルさんからご参加いただいたのですが、目が光るなど本当に細かいところまで丁寧に作られていて、現場で見た時は驚きました。合成もすごいですし、お衣装もセットも、どのシーンも観応えがあって華やかで、すごくお気に入りの映像になりました!

いろいろな職業に扮した上坂さんが出てきますが、上坂さんご自身アルバイトの経験はありますか?

実はやったことがなくて。でも、ラーメン屋さんで働いている人を見て“いいな〜”とは思っていたので、その雰囲気が味わえて嬉しかったです。

ラーメン屋さんの姿はTシャツに“麺屋上坂亭”と書かれていて、麺屋上坂亭が実際にあったら、行ってみたいと思いました。

きっと絶妙に美味しいと思いますよ(笑)。たぶん全味あるチェーン店系の味で、PayPayも使えると思います。あのTシャツを始め、エプロン、ラーメンのどんぶりなど、グッズとしても販売される予定です。

それは楽しみです。そのうち上坂さんが味を監修したインスタント麺も出してほしいですね。

私、そんなにラーメンにこだわりがあるわけではないので、味の監修はプロの方にお願いしたほうがいいと思います(笑)。
上坂すみれ
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OKMusic編集部

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