Gustav Mahler

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    Gustav Mahlerグスタフ・マーラー

    後期ロマン派の交響曲作曲家。100人級のオーケストラという大きな編成を用い、モチーフを編みこんでいくような作曲法により、長大で色彩的な交響曲を書いた。また、個々の楽章に標題を与えたりもしているが、描写というよりは、象徴的な扱いになっている。また歌曲の作曲にも重きをおいており、叙情的な初期ロマン派的作品を数多く書いたほか、交響曲にも声楽的な要素が見られ、実際に声楽を盛り込んでもいる。
    ユダヤの商家に生まれ、2歳で数百の民謡を覚えるなど、幼い頃から音楽的才能を発揮。6歳からピアノを学び始め、高校卒業後はウィーン音楽院でピアノ、作曲、指揮を修めた。ワーグナーの音楽に強く影響され、ブルックナーの音楽論にも感銘を受けている。
    徐々に経験を重ねていった1888年、ブダペスト王立歌劇場の正指揮者となり、そのオペラの水準を高めたことで存在を認められるようになる。95年頃からは作曲家としても認められるようになり、交響曲第1番、第2番を初演したことで名声を高めた。
    マーラーはオペラ指揮者としての名声が高かったが、意外にも作曲家としては本格的なオペラを書いておらず、初期の未公開作品しか残されていない。

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