『2018年ベストトラック』Bearwear・Kazmaセレクト カネコアヤノ、すばらしかなど|12月連載2/4
Kazmaのセレクトコメント:
キラキラしてもいなければ小難しく文学的すぎもしない絶妙なバランスで、混沌とした世の中が今一番求めていた音はこれなんだと思わせてくれるシンガーソングライター、カネコアヤノ。「今日は雨が降るから/洗濯物をいれなくちゃ/未読の漫画を読まなくちゃ/恋しい日々を抱きしめて/花瓶に花を刺さなくちゃ」フォークソングなどの雰囲気を醸し出す昭和っぽい側面と、現代の女子の等身大っぽさのある側面の両方が垣間見え、僕たちの世代からするとかなり新鮮に感じる。このゆるさに憧れてギター手にして気軽に歌い出す女の子のフォロワーが増えればいいのになとも思う。バンドセットになるとex踊ってばかりの国の林宏敏、Gateballersの本村拓磨など豪華メンバーが参加。