劇団子供鉅人『不発する惑星』作・演出の益山貴司が語る~「令和という新時代に向けた、反抗みたいなものが見えたら」
六畳一間の密室劇から、広大な空間を生かした野外劇まで。あるいは叙情性にあふれたハートフルな会話劇から、にぎやかな生演奏に合わせて不埒な世界を展開する音楽劇まで。様々なスタイルの演劇を、関西人ならではのユーモアとサービス精神てんこ盛りで見せていく「劇団子供鉅人(こどもきょじん)」。次から次へと違うスタイルの演劇に挑戦する「演劇のデパート」状態の彼らだが、次回作『不発する惑星』は「演劇の原点に戻る」と宣言する。オリンピックムードに浮かれる東京で、その波に乗り切れない人々を描いたブラック・コメディになるという新作について、劇団主宰で作・演出の益山貴司に話を聞いた。