ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマンが繰り広げた正真正銘のYESワールド!YES feat ARWライヴ・レポート
ライヴの予定開始時刻を10分ほど回ったところで、場内が暗転、オーケストラ・バージョンの“Perpetual Change”がSEで流れる中、サポート・メンバーのルイ・モリノIII(Drs)と、イアン・ホーナル(Ba)の2人そしてトレヴァー・ラビン(Gt,Vo)、リック・ウェイクマン(Key)が登場する。リックは70年代を思わせるマント姿で、プレイが始まる前から、場内から大きな拍手が鳴り響く。オープニングは「90125(ロンリー・ハート)」収録のインスト曲”Cinema“だ。YESが解散状態だった80年代にクリス・スクワイアとラビンが新バンドとして結成したバンド名が、そのまま曲名となった、その意味では9012YESの音楽性を象徴する曲だ。