AKB48劇場10周年記念公演 前田敦子や
大島優子ら卒業生が祝福に駆けつける

公演では、10年前のこの日に初めて公演が行われた時刻の午後7時に合わせてカウントダウンが行われ、会場の250人のファンとともにその瞬間を祝った。初期メンバーの峯岸みなみさんは「10年たってもステージから見る景色が変わらない。ずっとここにあり続けていることに感動している。」と感激してみせたが、同期の小嶋陽菜さんはカウントダウン前に気持ちを聞かれた時と比べて「びっくりするくらい変わりないんですけど。」と答えて笑いを誘った。

AKB48の10年の節目に際して、来年3月の卒業を表明しているAKB48高橋みなみさんから横山由依さんに総監督の継承式が行われ書面に調印した。総監督のシンボルである拡声器を譲り受け、固い握手を結んで意思を引き継いだ横山由依さんは「本日より総監督となりました。AKB48のライバルはAKB48です。超えなければならないのは、今までのAKB48だと思う。これまでの歴史に負けないよう新しいAKB48を作っていきたい。」と決意を新たにした。

本番中のステージには立たなかったものの、折井あゆみさんや星野みちるさんなど、ほとんどの歴代のメンバーたちも劇場に祝福に訪れ、メンバーたちと一緒にフィナーレで「桜の花びらたち」を歌って公演を締めくくった。

公演の終了後には、板野友美前田敦子、高橋みなみ、大島優子、篠田麻里子、小嶋陽菜、峯岸みなみ、宮澤佐江、渡辺麻友柏木由紀指原莉乃、横山由依が会見を行った。

初代センターを務めていた前田敦子さんは、3年ぶりにステージに立って「やっぱり劇場はいいなって思いますね。あっという間に元の気持ちが戻りました。」と話し、さらにステージに溢れるほどだったメンバーの多さに「あんなに沢山の人数が乗るんだ。」と改めて驚いていた。

大島優子さんは「10年で集まるっていうのは祭り、フェスティバルですね。総選挙じゃなくて、こういうのが祭りだなって思います。」と感想を話したが、「AKB批判ですか?」と高橋みなみさんに突っ込まれ「ごめんなさいね、外側の人間が言うもんじゃないね。」としらじらしく弁解して笑いをとっていた。

板野友美さんはステージを振り返って「今は一人でソロでライブをすることが多いのですが、今日はファンの人が“ともちーん"とコールしてくれたのが暖かくて嬉しかった。この劇場でファンの人とメンバーが一体となっているのが、大きな会場でやっても盛り上がる資本になっていると思う。」と話してた。

写真提供:AKS
©AKS



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 (2015年11月24日)

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