先行上映会に登壇した幾原邦彦監督(右)、陽毬役・荒川美穂さん (C)イクニチャウダー/ピングループ

先行上映会に登壇した幾原邦彦監督(右)、陽毬役・荒川美穂さん (C)イクニチャウダー/ピングループ

TVアニメ「輪るピングドラム」ED主題
歌決定&先行上映会レポ!

「少女革命ウテナ」などで知られる幾原邦彦の12年ぶりの監督復活作となるTVアニメ「輪る(まわる)ピングドラム」のED主題歌が、オルタナティブロックバンド・COALTAR OF THE DEEPERSの「DEAR FUTURE」に決定しました!

COALTAR OF THE DEEPERSは、1994年にビクターから『THE VISITORS FROM DEEPSPACE』でデビュー。シューゲイザー、デスメタル、ハードコアパンク、テクノ、エレクトロニカ、ネオアコステック、ボサノバまでをも取り込んだ轟音かつ繊細なギターサウンドは、世界に類をみないオリジナリティーと賞賛され、日本のみならず海外からも高い評価を得ています。今回、ED主題歌に決定した楽曲「DEAR FUTURE」がアニメをどのように彩ってくれるのか、乞うご期待です!

そしてこの度、7月3日(日)アニメイト横浜にて行われた同アニメの1話先行上映会のオフィシャルレポートと写真も到着しています!

--------------------------------------------------------

■「輪るピングドラム」1話先行上映会 オフィシャルレポート

7月3日(日)、アニメイト横浜店にて先行上映会が開催された。世界最速で第1話を上映した後、幾原邦彦監督と陽毬役・荒川美穂さんが登場。Twitterでの番組公式アカウントのつぶやきでもおなじみのキングレコード・池田氏がMC役に、アフレコ現場の様子や、作品にこめた想いなどが語られた。


#アフレコ現場の様子

——高倉兄弟を演じる木村昴さん、木村良平さんの、アフレコ現場での様子はいかがですか?

荒川美穂さん
「実は、お兄ちゃん(高倉冠葉)役の昴さんのほうが、(高倉晶馬役の)良平さんよりもお歳が若いんですよね(笑)。全体的にとても温かい感じでアフレコしてまして、兄弟の仲もわりと良いです」

幾原邦彦監督
「昴くん、ハンサムだよね。僕はなんか目の前にいるだけで、『おお、なんかイイ男が来たな!』って感じがするもんね。男性から見ても、こりゃイイ男だよなって(笑)。良平くんは、ムードメーカーだよね。スタジオの」

荒川美穂さん
「和ませてくださいますね」


#さらなる登場人物たち

——2話以降重要な役回りとなる荻野目苹果が、すでに1話でもチラッと出てきましたね。
幾原邦彦監督
「彼女はね、2話以降はもう1人のヒロインとして大活躍します。声優さんは三宅麻理恵さんていって、荒川さんと同じように新人で、オーディションで選ばれた方なんです。彼女も非常に頑張っていますんで、ぜひぜひ期待してください」

——さらに、多蕗桂樹役に石田彰さん、時籠ゆり役に能登麻美子さん、夏芽真砂子役に堀江由衣さんが登場されます。みなさん、普段あまり演じられないタイプの役柄ですよね。

幾原邦彦監督
「みんなね、いろんな決め台詞があって、『えっ!?』っていうことを言ってくれるんで、たぶんクセになると思いますよ。キャストの方々の間でも結構流行ってるらしいですからね」

荒川美穂さん
「はい、流行ってます!」

幾原邦彦監督
「能登さんの台詞が、結構クるんですよ。まさこの台詞はねぇ……凄い、とだけ言っておきます(笑)」


#もう一度テレビ作品をやる意味

——それでは最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

荒川美穂さん
「すごく細かいところまで、監督はじめ、スタッフの方々がこだわって作っている作品で、何回も繰り返し見ていただくと、そのたびに新たな発見があるんじゃないかと思います。すみずみ見ていただいて、先の展開を推測しながら答え合わせをする楽しみもありますし、個人的には動物……って言っていいのかな? 彼らの動きが好きなので、その辺もぜひ見ていただいて。結構シリアスなシーンでも、ペンギンたちの動きで笑ってしまったりとかっていう場所もあるので(笑)、そういう部分にも注目してもらえたらなと思っています」

幾原邦彦監督
「10年ぶりくらいのテレビ作品なんですね。そういう意味では、僕もちょっと緊張してますね。緊張と共に、ああなんか久しぶりに自分も楽しめるなという風に思えてます。現場をね、楽しんで今やっています。であると同時に、若い人の感性にずいぶん助けられてるなぁという気がしています。そういうことも含めて、いろんなものを取り戻せるような作品にしたいなと思ってますね。単純に自分が取り戻すってことだけじゃなくってね、これまで僕たちがなかなか持てなかったものとか、あるいはいつの間にか落としてしまったものとか、そういうものを取り戻せるような作品としてお届けできればなと思っています」


(C)イクニチャウダー/ピングループ

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着