NIGHTMAREが新たに完成させたシング
ル『Awakening.』。 彼らが“今”伝
えたいことをまっすぐな言葉で綴った
覚醒の音楽を紐解く。

ちゃんと気持ちがこもっていれば絶対に
伝わる(咲人)

――今回のシングル、ストレートに美しい曲ですね。

咲人:
ありがとうございます。ぶっちゃけると、この曲は“シングルらしいシングル”というのが念頭にあったんですよ。ちゃんとその時期のバンドの意思表明として適切なもの、「今の自分たちはこれだ」と思えるような、気持ちや思いがこもっているものを作りたい、というのがすごくあって。ここ数作のシングルで、俺としては結構疑問に思うところがあったんです。曲を選ぶ時に、できた曲の中から「タイトル曲にするならこれだよね」って選ぶのはわかるんだけど、それは果たして、バンドのその時期を切り取ったものとして適切なんだろうか…という。だから今回は、ちゃんと自分で「これです」と言えるような、ちゃんと自分で愛せるものを作りたいと思ったんです。


――とても明確な目的ですね。

咲人:
そうですね、作り始めた段階から、俺は今回のシングルはこれでいきたいと思っていたし、そう思えるように最初から作っていったから、そこはブレてないです。


――YOMIさんとNi~yaさんは、最初にデモを聴いたときどんな印象を受けましたか?

Ni~ya:
デモの段階って、まだ歌も入っていないわけじゃないですか。でも、その状態で聴いて、絶対これを表題にしたいって思ったんです。問答無用で「これだ!」と。もうこれ一択でしかなかったから、2曲目と3曲目はお任せします、という感じでしたね。

咲人:
Ni~yaがそう言ってくれるとすごくホッとするんですよね。俺もタイトルがこの曲だったら、あとは何でも良くて。とにかくこの曲が大事だったんです。

Ni~ya:
もしこれ以外の曲が選ばれていたら、俺は抗議してましたね!

YOMI:
(笑)。最近はシングルのA面になる曲を選ぶときに、みんなの意見が分かれていたんですけど、今回は全員一致でした。5人とも「これがいいんじゃないか」って言ったのは久々じゃないかな。

アーティスト

Vif

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