Cocco主演映画『KOTOKO』エストニア
映画祭で審査員が特別賞を授与

2012年春公開予定のCocco主演映画『KOTOKO』が東ヨーロッパ有数の国際映画祭、タリン・ブラック・ナイト映画祭で「最高映画表現者賞」を受賞した。

塚本晋也監督最新作としてCoccoが主演を務めた本作。エストニアで開催された第15回タリン・ブラック・ナイト映画祭ユーラシア・コンペティション部門で「最高映画表現者賞」を受賞した。
この賞は映画言語を駆使し、かつ映画の概念を超越する本作を、監督、俳優、撮影、美術、音楽を含むあらゆる面から創出したCoccoと塚本晋也に対し、「既成の賞には収まらない」として、審査員が特別に用意したもので、第68回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門の最高賞とシルバーマウス大賞のダブル受賞に続く快挙となった。

歌手としてデビューする前はプロのバレリーナを目指していたという彼女は沖縄芝居役者・真喜志康忠を祖父に持つことでも知られ、演技でもその才能を存分に引き継ぎ、音楽以外でも絵画、小説、絵本と幅広い表現で多くのファンを魅了しているが、今作でも新たな才能を垣間見ることができそうだ。