眠れない夜にAKIHIDEが贈る音絵本『
-つきのふね-』。 ある三日月の夜に
、主人公が見つけた本当に大切なもの
とは――。

ライブがあったからこそ、作りたいと思
った作品

――これまで2作の絵本を発表していますが、今回はサウンドトラックCDと共に「音絵本」という形態での作品ということで。この形態で出そうという構想はいつ頃からAKIHIDEさんの頭の中にあったのでしょうか?

AKIHIDE:
そもそもの始まりは、11月に「Premium Night Show 2016 -月の舟-」というライブがあるんですけど、いつも何かしらリリースものを絡めた動きだったり、リリースする予定の曲を演奏したり、わりと作品絡みのツアーが多かった中、今回は特に決めていなかったんです。でもせっかくツアーをやるならお客さんにより楽しんでもらう一つのツールとして、やっぱり作品は必要かなと。アルバムは今年3月に『ふるさと』を出していたので、アルバムを続けてリリースするより何か新しいものができないかなと考えて、絵本を書くのが好きなので、絵本と音源で、絵本に特化したものを作ったら面白いかなと思って制作を始めました。具体的に考えだしたのは、7月のEX THEATER ROPPONGIでのライブの後くらいですかね。だから、ある意味ライブがあったからこそ、作りたいと思った作品ではあります。


――実際に取り掛かり始めたのが7月くらいということですか。

AKIHIDE:
そうですね。ツアータイトルを決めて、絵を描いたら、イメージの共有のためにスタッフに一度送るんです。それで浮かんできたのが表紙の感じで、「つきのふね」というタイトルだけが最初に決まって。そこから導かれるように話を作っていった感じですね。


――なるほど。表紙の絵のみが最初にあって、そこからタイトルが決まり、物語を作り、その後に曲を制作していったという流れですか。

AKIHIDE:
はい。絵本は今作で3作目とはなっているんですけど、1作目『ある日 ココロが欠けました』(2012年2月発売)は僕が中学時代に書いた詞

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Vif

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