ビートルズの映画「イエロー・サブマリン」が初のブルーレイ化

ビートルズの映画「イエロー・サブマリン」が初のブルーレイ化

映画「イエロー・サブマリン」ブルー
レイ化 ザ・ビートルズ初のBD作品

1968年(日本は1969年)に公開されたザ・ビートルズのアニメーション映画『イエロー・サブマリン』がデジタル化され、5月30日(イギリス:5月29日)にDVDとブルーレイで新装発売されることが決定した。

ABCテレビで放映されたビートルズのアニメ・シリーズを40本近く手がけたブロダックス
の提案により誕生した映画『イエロー・サブマリン』。

「エリナー・リグビー」、「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」、「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそすべて)」、「イッツ・オール・トゥー・マッチ」などのビートルズのナンバーが全編にちりばめられた、愛と平和と希望あふれるファンタジー作品で、当時の新しいトレンドだったポップ・アートのスタイルが色濃く反映、実写とアニメを組み合わせる自由なアプローチや斬新な技術などアニメーション史上に残る画期的な作品だ。
今回のデジタル再発にあたり、ハイビジョンの4倍の解像度となる4Kデジタル修復を行った。またオリジナル・アート・ワークの微妙な手描きの風合いを残すため、今回はデジタル・クリーンアップの際に自動ソフトウェアは一切使用されず、1コマごとにすべて手作業で行うなど手の込んだデジタル化作業が行われたという。

またアートワークなどパッケージに関しても、従来の特典映像、絵コンテ集、写真などに加え、新たに本作の熱烈な大ファンでトイ・ストーリー・シリーズなどの監督としても知られるジョン・ラセター(ウォルト・ディズニーおよびピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティヴ・オフィサー)書き下ろしの新作エッセイが盛り込まれた16ページのブックレットが収められている。

ラセターはそのエッセイの中で「一人のアニメ・ファンとして、また映画製作者として、『イエロー・サブマリン』に関わったアーティストたちに、心からの敬意を表する。彼らの偉業によって、今日我々が楽しんでいる多種多様なアニメーション世界への道筋が開かれた」。

なお映像のリマスター発売に合わせ、1999年に発売されたアルバム『イエロー・サブマリン〜ソングトラック〜』も新たにデジパック仕様で登場する。

【リリース情報】
映画「イエロー・サブマリン」
1969年公開 イギリス映画 上映時間 89分
監督 ジョージ・ダニング
制作 アル・ブロダックス
原作 リー・ミノフ
脚本 リー・ミノフ、アル・ブロダックス、ジャック・メネルゾーン、エリック・シーガル
美術監督 ハインツ・エデルマン
アニメーション監督 ロバート・バルサー、ジャック・ストークス
エグゼクティヴ・プロデューサー ジョン・コーツ
音楽プロデューサーおよび監督 ジョージ・マーティン
劇中音楽 ザ・ビートルズ
ザ・ビートルズ『イエロー・サブマリン』DVD&ブルーレイ
2012年5月30日 日本発売(海外:5/28)
品番・価格:DVD、ブルーレイともに未定
デジパック仕様 字幕:英語、日本語ほか

特典コンテンツ(DVD、ブルーレイともに同内容)
音声コメント:ハインツ・エデルマン(美術監督)、ジョン・コーツ(プロデューサー)
ボーナス映像
・ ドキュメンタリー『モッド・オデッセイ』(7分30秒)
・ オリジナル劇場予告編(3分30秒)
絵コンテ集
・シー・オブ・モンスターズ(コマ映像)(4分20秒)
・ バトル・オブ・ザ・モンスターズ(118画像)
・ ペパーランド(64画像)
インタビュー映像
・ ポール・アンジェリス(リンゴ、ブルー・ミーニーの声)(1’39”)
・ ジョン・クライヴ(ジョンの声)(2’03”)
・ デヴィッド・リヴゼイ(キー・アニメーター)(1’11”)
・ ミリセント・マクミラン(ハインツ・エデルマンの助手)(1’12”)
・ ジャック・ストークス(アニメーション監督)(3’42”)
・ エリック・シーガル(共同脚本)(1’38”)
オリジナル・ペンシル・ドローイング(29画)
舞台裏フォト(30画)

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OKMusic編集部

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